1980年代の洋楽に関する記事


ローリング・ストーンズ/The Rolling Stones - Start Me Up - 1981年

ローリング・ストーンズ/The Rolling Stones - Start Me Up - 1981年

アイデアを思いついてからリリースまで5年かかった作品。 1962年のデビューから半世紀以上の歴史を築き上げ、現在も現役のロック・バンド。ブルース/R&Bをベースにパンクやレゲエ、ディスコなど時代の音楽トレンドを上手く取り入れつつ、数多くのヒット作を出してきた、言わずと知れたレジェンドです。81年当時のメンバーはミック・ジャガー(Vo)、キース・リチャーズ(G)、ロン・ウッド(G)、チャーリー・ワッツ(Ds)、ビル・ワイマン(B)。


ベリンダ・カーライル/Belinda Carlisle - Leave A Light On - 1989年

ベリンダ・カーライル/Belinda Carlisle - Leave A Light On - 1989年

世界各国でチャートインしたヒット作。 ベリンダ・カーライルは女性バンドとして初の全米1位に輝いたガールズ・ロックバンド、The Go-Go'sのリード・ヴォーカル。1985年のバンド解散後はソロ・デビューし、ポップな音楽性で多くのヒット作を放ちました。


エックス・ティー・シー/XTC - Mayor Of Simpleton - 1989年

エックス・ティー・シー/XTC - Mayor Of Simpleton - 1989年

アメリカ進出を狙った意欲作。 XTCはアンディ・パートリッジ(Vo,G)を中心とするロック・バンド。1977年デビュー。ビートルズなどの影響を受けた、ポップなのにどことなくひねくれた、イギリスらしいロック・サウンドで人気を集め、ブラーに代表される90年代のブリットポップにも大きな影響を与えました。また、日本ではカルト的な人気を誇り、多くのミュージシャンが彼らの影響を公言しています。


ケイト・ブッシュ/Kate Bush - Babooshka - 1980年

ケイト・ブッシュ/Kate Bush - Babooshka - 1980年

イギリスを代表する女性アーティストの神秘的なヒット作。 ケイト・ブッシュはイギリス出身のシンガー・ソングライター。ピンク・フロイドのギタリスト、デヴィッド・ギルモアに才能を見出されて1977年に弱冠19歳でデビューし、独自の感性によるアーティスティックな楽曲とハイトーンな歌声で、デビュー曲「嵐が丘」が全英1位になるなど早くから注目を集めた天才肌です。現在も寡作ながら活動を続けています。


スコーピオンズ/Scorpions - Still Loving You(LIVE) - 1984年

スコーピオンズ/Scorpions - Still Loving You(LIVE) - 1984年

ジャーマン・メタルの雄による名作パワー・バラード。 スコーピオンズはルドルフ・シェンカー(G)が1965年に結成したバンド。実弟のマイケル・シェンカー、ウリ・ジョン・ロート、マティアス・ヤプスと3代にわたるリード・ギターとのツイン・ギターで哀愁を帯びたハード・ロックを鳴らし、母国・ドイツから世界各国に人気を拡大。80年代にはアメリカでも成功し、”泣き”のジャーマン・メタルを世界に知らしめました。


フィル・コリンズ&マリリン・マーティン - Separate Lives - 1985年

フィル・コリンズ&マリリン・マーティン - Separate Lives - 1985年

バレリーナの亡命を描いた映画への提供曲が全米1位に。 フィル・コリンズはイギリスのシンガー・ソングライター。1970年にプログレッシブ・ロック・バンド、ジェネシスにドラマーとして加入し、後に2代目ボーカリストとしてヒット曲を連発。並行して81年にソロ活動を始め、フィリップ・ベイリーとのデュエット「Easy Lover」など、こちらもヒット作を連発し、ドラマーとしても多くのミュージシャンと共演するなど「世界一忙しい男」と呼ばれました。


クイーン/Queen - Cool Cat - 1982年

クイーン/Queen - Cool Cat - 1982年

クイーンは1971年にデビューしたイギリスのロック・バンド。フレディ・マーキュリー(Vo,Key)、ブライアン・メイ(G)、ジョン・ディーコン(B)、ロジャー・テイラー(Ds)の4人それぞれが作曲し、ハード・ロック、クラシック、R&B、ディスコなど幅広い要素を含んだ楽曲と、フレディの抜群の歌唱力で人気を集めました。2018年公開の映画『ボヘミアン・ラプソディ』が大ヒットし、再び注目を集めています。


ヒューマン・リーグ/The Human League - Mirror Man - 1982年

ヒューマン・リーグ/The Human League - Mirror Man - 1982年

テクノ・ポップを代表するグループの出世作。 ヒューマン・リーグはソングライターでもあるフィル・オーキー(Vo)を中心に結成され、1979年にデビューしたイギリスのグループ。シンセサイザーとリズムマシーンを駆使したシンセ・ポップ・サウンドで人気を集めました。80年代前半から半ばにかけてイギリスのミュージシャンがアメリカのチャートを席巻した第2次ブリティッシュ・インヴェイジョンの先駆け的存在です。


トーク・トーク/Talk Talk - Life's What You Make It(LIVE) - 1986年

トーク・トーク/Talk Talk - Life's What You Make It(LIVE) - 1986年

「デュラン・デュランのパクリ」からポストロックの元祖へ。 トーク・トークは1981年に結成し、91年に解散したイギリスのグループ。デビュー当初はデュラン・デュランらに通ずるシンセ・ポップをやっていましたが、キャリアを深めるにつれアンビエントやクラウト・ロックなどの要素を織り込んだ、ミニマルなサウンドを追求するように。ポストロックの草分けとして後進のミュージシャンたちに大きな影響を与えました。


デュラン・デュラン/Duran Duran - Girls On Film(グラビアの美少女) - 1981年

デュラン・デュラン/Duran Duran - Girls On Film(グラビアの美少女) - 1981年

MTVの申し子イケメン・バンドの出世作。 デュラン・デュランは1981年にデビューしたイギリスのバンド。サイモン・ル・ボン(Vo)、ジョン・テイラー(B)、ニック・ローズ(Key)など、メンバーの華やかなルックスとバブリーなビデオでMTVブームの火付け役となりました。元祖ビジュアル系と言われつつも実はファンキーなロックを鳴らす実力派で、メンバーの交代/脱退/復帰を経つつ、現在もしぶとくチャートを賑わせています。


エービーシー/ABC - All Of My Heart(我が心のすべてを)- 1982年

エービーシー/ABC - All Of My Heart(我が心のすべてを)- 1982年

ストリングスがゴージャスなニューロマ・ヒット作。 ABCはマーティン・フライ(Vo)を中心に1980年にイギリスで結成されたグループ。ブライアン・フェリーを連想させるフライのダンディなキャラクターと歌で人気を集め、派手な化粧とキラキラの衣装でキメたユニセックスなファッション&シンセ・ポップ・サウンドで一世を風靡したニューロマンティック・ブームの一角を占めました。


トト/TOTO - I'll Be Over You(LIVE) - 1986年

トト/TOTO - I'll Be Over You(LIVE) - 1986年

ギターのルカサーがボーカルもつとめたヒット曲。 TOTOはジェフ(Ds)、スティーヴ(Key,Vo)、マイク(B)のポーカロ三兄弟やスティーヴ・ルカサー(G,Vo)、デヴィッド・ペイチ(P)らによるアメリカのロック・バンド。1978年にデビューし、ロックにR&Bの要素をうまく融合させたAORサウンドで人気を集め、自作のヒットやマイケル・ジャクソン『スリラー』の裏方をつとめるなど一世を風靡しました。


ダイアナ・ロス/Diana Ross - Upside Down - 1980年

ダイアナ・ロス/Diana Ross - Upside Down - 1980年

ダイアナ・ロスはアメリカで最も成功した黒人女性歌手の一人。1961年にザ・スプリームスとしてモータウンからデビューし、リード・ヴォーカルとして計12作の全米No.1ヒットを生み出しました。70年のソロ転向後も「マホガニーのテーマ」やライオネル・リッチーとのデュエット「エンドレス・ラブ」など多くのヒット作を出し、ジャズシンガー、ビリー・ホリデイの伝記映画「Lady Sings the Blues」で主演を務めるなど女優としても活躍しました。


ジャネット・ジャクソン/Janet Jackson - Miss You Much - 1989年

ジャネット・ジャクソン/Janet Jackson - Miss You Much - 1989年

4週連続全米1位の大ヒット作。 ジャネット・ジャクソンはアメリカのR&Bシンガー、ソングライターでジャクソン一家の末娘。1982年に16歳でデビューしましたが、86年に家族から離れて“自立”し、ジャム&ルイスをプロデューサーに迎えた『コントロール』で大ブレイク。その後も多くの作品でジャム&ルイスとコンビを組み、ダンス・ポップと融合した現代的なR&Bを確立して、1億枚以上を売り上げました。なお、兄マイケルとは仲良しだったのだとか。


スティクス/Styx - The Best Of Times - 1981年

スティクス/Styx - The Best Of Times - 1981年

コンセプト・アルバムから生まれたヒット曲。 スティクスはデニス・デ・ヤング(Vo/Key)、トミー・ショウ(G/Vo)らを中心メンバーに活動したアメリカ・シカゴのロック・バンド。ピアノ/シンセサイザーと重厚なコーラスを前面に出したサウンドと、親しみやすいポップなメロディで70年代末から80年代初頭に多くのヒット作を出しました。


クール・アンド・ザ・ギャング/Kool & The Gang - Fresh - 1984年

クール・アンド・ザ・ギャング/Kool & The Gang - Fresh - 1984年

80'sらしいキラキラ感が楽しいヒット作。 クール・アンド・ザ・ギャングはロバートとロナルドのベル兄弟を中心に64年に結成され、69年にデビュー。現在も活躍を続けるアメリカの老舗バンド。当初はリード・ヴォーカルが不在で「Jungle Boogie」「Hollywood Swinging」など歌メロのないファンク・ナンバーをヒットさせました。79年のジェームス・"JT"・テイラー(Vo)加入後はメロウなR&B路線に転換し、多くのヒット曲を産みました。


ジョー・ジャクソン/Joe Jackson - Breaking Us In Two - 1983年

ジョー・ジャクソン/Joe Jackson - Breaking Us In Two - 1983年

ラテンのリズムと華麗なピアノ演奏が新鮮なヒット曲。 ジョー・ジャクソンは1979年にデビューしたイギリス出身のシンガー・ソングライター。ジャズ、ラテン、ニュー・ウェーブ、レゲエなど多彩な音楽性を取り入れた作品で知られ、「音楽スポンジ」の異名があったほどなのだとか。一時期はクラシック作品を手掛けるほど、ポップ・シーンから距離を置きましたが、現在はロックに回帰しています。


ヴィサージ/Visage - Fade To Grey - 1980年

ヴィサージ/Visage - Fade To Grey - 1980年

ニュー・ロマンティックの草分けバンドの代表作。 ヴィサージはロンドンでナイトクラブを経営していたスティーヴ・ストレンジを中心に、セックス・ピストルズ界隈の人々が結成したグループ。耽美なメロディのシンセ・ポップであるニュー・ロマンティックはストレンジのクラブが発祥で、ニューロマの草分け的バンドです。


プリンス/Prince - When Doves Cry(ビートに抱かれて)- 1984年

プリンス/Prince - When Doves Cry(ビートに抱かれて)- 1984年

1984年の年間No1になった大ヒット作。 プリンスは1978年にデビューし、ロック的な四角いビートとシンセサイザーを駆使した「ミネアポリス・ファンク」と呼ばれる独自の音楽性、ファンキーなヴォーカル、抜群の演奏力でたちまち音楽界の頂点に。80年代以降にヒットを連発し、作品の総売り上げが1億2000万枚を越える、圧倒的な人気を誇りました。


ロキシー・ミュージック/Roxy Music - Avalon - 1982年

ロキシー・ミュージック/Roxy Music - Avalon - 1982年

ロマンチックな美意識を前面に出し、バンドの有終の美を飾った作品。 ロキシー・ミュージックは1972年にデビューしたイギリスのバンド。初期はブライアン・イーノ(Key)が在籍し、前衛的でアート志向のグラム・ロックを展開しましたが、イーノ脱退後はブライアン・フェリー(Vo)がバンドを主導。徐々にヨーロッパ人らしい独特な美意識を反映させた、緻密でエレガントな作風に転換し、83年の解散まで高い人気を誇りました。今年2019年にロックの殿堂入り。