ランボルギーニ・カウンタック5000QV | ランボルギーニ 今もなおスーパーカーの王者に君臨

ランボルギーニ・カウンタック5000QV | ランボルギーニ 今もなおスーパーカーの王者に君臨


■スーパーカーブーム世代の永遠の憧れ
・モデル名 :カウンタック
・世代/形式:第3世代/5000QV(クアトロバルボーレ)
・メーカー名:ランボルギーニ(イタリア)
・販売時期 :1985年~1988年
・撮影者  :会長

1985年に登場したランボルギーニ・カウンタック5000QV

1970年代中盤から始まったスーパーカーブームも、1980年代に入ってその人気も収まりつつあるなか、1985年に登場したのが、ランボルギーニ・カウンタック5000QV(クワトロバルボーレ)でした。

カウンタック5000QVは、1984年に登場したフェラーリの旗艦モデル・テスタロッサに対抗するべく世に送り込んだモデルでした。搭載エンジンは先代モデルのLP500SからV型12気筒エンジンを踏襲しつつも、ストロークを75mmに伸ばすことでボア×ストロークを85.5×75.0mmに拡大、排気量を4754ccから5167ccにまでアップさせて、4バルブ(DOHC)化させたパワーユニットです。

キャブレターを従来のサイドドラフトタイプから、ダウンドラフトタイプのウェーバーキャブに換装したことで、最高出力は一気に80psアップ。455ps/7000rpmと、フェラーリ・テスタロッサを75psも上回る数値を叩き出し、クチプロレスよろしくスペックでフェラーリに対するライバル心をムキ出しにしていたのです。

ボディサイズは全長こそ初代モデルのLP500から変更されることはなかったものの、オーバーフェンダーを装着したため全幅は2000mmまで拡大。全高は1070mm、ホイールベースは2500mmとカウンタックシリーズ中でも長い部類に入りました。

車名の5000は排気量が5167cc、クワトロバルボーレは1気筒あたり4バルブという意味であり、当初はターボチャージャーの追加も検討されたのですが、タービンやインタークーラーを収納するスペースがないということで見送られました。

ボディのオリジナルデザインはマルチェロ・ガンディーニによるもので、斬新なウェッジシェイプのフォルムと、跳ね上げ式のシザーズドア、タイヤハウス近くに収納されるリトラクタブル式4灯式ヘッドランプを採用。複雑に組み込まれたマルチチューブラータイプのフレームに、フロントフード、エンジンリッドをケブラー製として、車両重量は1490kgに収めています。

サスペンションは前後ダブルウィッシュボーンで、タイヤサイズは、フロント225/50VR15、リア345/50VR15と、15インチながらもとても太いタイヤを履かせていたのが後ろ姿を見ると確認できます。
1988年には、ランボルギーニ創立25周年モデルのカウンタック・25thアニバーサリーが発売され、このモデルがカウンタックの最終モデルとなったのです。

クイズ☆エンスーとらのあな

スーパーカー少年だったという少佐。
スーパーカーはとにかくスペックが命。実際に速いかどうかよりも、馬力、最高速度を競い合ったものです。ただし、そのスペックはメーカー公称値だったために、本当かな? なんて子ども心に思ってしまいましたね。

【問題】

ランボルギーニ・カウンタック5000QVでは、排気量が5167ccの水冷V型12気筒DOHCエンジンになりましたが、これと同じエンジンを採用していたランボルギーニのクルマは次のうちどれかな?

・ランボルギーニ・LM002
・ランボルギーニ・Silhouette
・ランボルギーニ・Diablo
回答は「倶楽部ミーティング」の下にありますよ♪

倶楽部ミーティング

少佐:オーバーフェンダーやリアウイングのない、シンプルでナローなシルエットのLP400も好きだけど、やっぱりコテコテなガンダムチックなカウンタック・クワトロバルボーレはスーパーカーの王様だよ。

ポン:この手の話って、スーパーカーブーム世代を幼少期に過ごした人と、そうでない人の熱量の差が半端ないですよね∑(゚Д゚; )

少佐:まあね~、今のスーパーカーってのは少年の憧れというよりは、富裕層のステイタスのシンボルみたいになっているからね。
当時はお金出せば買えるっていう次元じゃなかったからm9(。・д・。)ビシッ

ポン:ほほぅ。お金を出しても手の届かない神聖なものだった80年代のアイドルと、現在のお金を出せば会いにいけるアイドルとの違いって感じ?

少佐:うーん、強引だけど近いといえば近い(;´∀`)
昔のアイドルはトイレに行かないという都市伝説まであったくらい、神聖で雲の上の存在だったからねm9(。・д・。)

ポン:ある意味、情報が少なかった時代だけにさまざまな怪情報が飛び交っていたんでしょうね。

少佐:スーパーカーも同じでね、スーパーカーが隣町に来たって言えば、子どもたちの民族大移動が起こったり、もう口裂け女と同じレベルww
そうそう、カウンタックって言えば、ガルウイングドアっていうけど、みんな間違えているんだよね。

ポン:ガルっていうと、カモメかしら?

少佐:そうだね。ドアを全開にした姿が、カモメが羽を伸ばした形に似ているところからきている。デロリアンやベンツのSLS、AZ-1なんかが代表的。
それに対してカウンタックのドアは、ハサミの動きからとったシザーズドア。
あと、カウンタックって呼ぶのも日本独自なんだよ。

ポン:カウンタッチェ?

少佐:おいおい、カウンは変えたくないのね?
スペルはCountachなので、イタ語やフラ語ではクンタッシュやクンタッチと読むのだ。

ポン:グータッチ?

少佐:それは巨人の原前監督ね。わざとボケてるだろww
スーパーカーに対しての熱量の差を感じる……

ポン:少佐、やっぱり赤いとテンション高いわね!
いつもより口数多いわよw

【回答】

・ランボルギーニ・LM002

LM002は、軍用車両として開発した四輪駆動のチータを民間用にモデファイしたLM001の後継モデルでしたね。ちなみにチータはリアにエンジンを搭載していたが、試作品のみで1台しか存在していません。

LM002のエンジンは当初LP500Sのものを使っていましたが、のちにクワトロバルボーレのエンジンを450psまでディチューンして搭載。車両重量2700kgものヘビーマシンを最高時速201km/hまで引っ張ったと言われています。

ランボルギーニ・Silhouetteは、V型8気筒DOHCの2995ccエンジンで、ランボルギーニ・DiabloはV型12気筒DOHCの5707ccで、インジェクションになっていますね。

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