「ズボン」とか言ってない?ファッションアイテム今昔物語!

「ズボン」とか言ってない?ファッションアイテム今昔物語!

懐かしくも切ない「死語」の世界を紐解き、再度その存在にスポットライトを当てようというこのコーナー。 今回はさまざまな流行の中でも、特に時代を感じることができるファッションから。例えばバブル期に流行っていたようなゴリゴリの肩パッドやボディコンなんかの服装もそうだけど、服装と同時に同じアイテムでも呼び名が変わっているのをご存じだろうか?


ファッションは服装も呼び名も変わるんです!

その表現、時代遅れかも……

今回ご紹介する死語は、なんとひとつではない! ファッション関連の用語の中で、生まれては消えていった悲しい言葉を一挙に紹介しようと思う。世のオヤジたちよ、服装だけでなく、呼び方もアップデートしなければ若い子にバカにされちゃうぞ?(*ノω・*)

例えば、代表的なところでいえば「ジーパン」がある。かつてはジーパンと言ってもなんの差支えもなかったし、今でも呼ぶ人はかすかだがまだ存在している。しかし、最新の呼び名は「デニム」である。

………デニムって素材の名前じゃねーか!(# ゚Д゚)

とか考えてはいけない。これがオシャレなのだ。同様に「ズボン」もNG。現在は「パンツ」というのが正解なのだ! 

特に気をつけてほしいのが「レギンス」というものについてだ。これがなにかわかるオヤジはいるだろうか? オヤジにわかりやすく言えば、要は「股引」、または厚手の「パンスト」みたいなものであるw

……だが、これを若い子に、特に女性に言おうものなら袋叩きになるので気をつけろ!

でもこれは股引

今回登場した死語一覧

グラサン[名詞]
サングラスの略称・愛称。サングラスをちょっとカッコつけて呼んでみた言葉。
時代背景は不明だが、なんでも逆にしたがるこの発想は「チンカチンカのひゃっこいルービー」に似たセンスを感じる……ので、そのあたりの言葉だと思うことにする。

とっくり[名詞]
とっくりセーターとも。いわゆるタートルネックのことで、首元まで覆うような見た目が徳利に見えることから呼ばれだした。
ただ、徳利っぽく見えるのは首部分を折らずに伸ばした状態であり、そうなると男子としては「ひとつウエノおとこ」と呼びたくなる……。

チョッキ[名詞]
チョッキはチョッキである。なにも間違っていない。だが、ファッション業界では呼び方がベスト、またはジレとなってしまっているのだ。「なんでだよ!」と言われてもどうしようもない。恨むなら山本寛斎あたりを恨んでくれ!あ、これも古いか……?

その「死語」使ってみよう

【例文1】

会長:あれ、山葵ちゃん、そのパンスト、ずいぶん分厚いんだねぇ( *゚ω゚))

山葵:え………(;-_-)))
これはレギンスって言うんですし、そもそもそれセクハラです(# ゚Д゚)

会長:ご、ごめん…(´・ω・`)

教授:えっ!? それ股引じゃないの!!!!?

ミノ:えっ!? 俺はスパッツだと思った!www

山葵:………怒りますよ?(#^ω^)

死語と化した時代背景

ココまで説明してきたが、オヤジたちの『ジーパンはジーパンだし、チョッキはチョッキだし、セカンドバッグはセカンドバッグだろがッ!(# ゚Д゚)』という声が聞こえてきそうである。

確かにファッションアイテムのように比較的不変なものが、時代とともに呼び方を変える、というのは今ひとつ納得いかないという気持ちもよくわかる。だが、これはファッション業界の宿命とも言えるものなのである。

というのも、世のオヤジたちはファッションの20年周期というものを知っているだろうか。例えば2010年の流行は1990年代に流行っていたものの焼き直し、といった具合に、周期的に流行が回帰する現象のことだ。

事実2010年にはプロデューサー巻きなんてものも再燃していたよね。そんなわけで案外ファッションってやつはぐるぐると流行りが巡っているってこと。そこで困るのが呼び名。流行が一巡してすでに使われなくなった言葉を使うのはダサいし、新鮮さがないってことで、新しい言葉が生まれる、ということなのだ。

だから、呼び名さえ気をつけていれば、もしかしたら往年のファッションでモテモテ、ということもあるかもしれないぞ?…( ̄― ̄)ニヤリ

最近はもう一周してまた古いと言われている

ミノ:確かに流行が巡っているって実感はあるなぁ…。
ちょっと前は平野ノラのせいかもしれないけど、バブリーブームだったし。

ポン:当時のセカンドバッグもクラッチバッグって名前を変えて人気出てたしね

教授:それで服装がガルフィーだったら完璧ただのヤンキーだよなぁ(;´∀`)

ミノ:ガルフィーとか懐かしいwww

IT:巡るってことだと、音楽もッスよね!
最近、ユーロビートが流行ったり、オザケンが復活して渋谷系がもてはやされた時期もあったし。

会長:でもなんだか当時流行ったものを若い子がやってるのを見ると複雑な気分になるよ…。
なんというか当時の痛々しい自分を見せられているようで…(-_-;)

ポン:まっ!
流行りっていうのは得てして痛々しいものだしね(;´∀`)

知らなくても困らない!今回出てきた関連用語

チンカチンカの・ひゃっこい・ルービー [慣]

カチンカチンに冷えたビールを注文したいときに発する言葉。ご存じ、なぎら健壱の言葉……と、思いきや発祥は古賀シュウなるものまね芸人による、なぎら健壱のものまねネタから。まさかの逆輸入で本人が使うという、とても珍しいフレーズだ。

ひとつウエノ・おとこ [形]+[名]

タートルネックの首を伸ばし、顎まで隠した男性が上◯◯◯ニックに行くと、顎が出るというCM、及び広告の表現である。転じて一皮むけて成長した男のことをいう。一皮とかに深い意味を求めては絶対にいけない、絶対にだ!

ガルフィー [固名]

言わずと知れたヤンキー御用達ブランド!ヤンキー人気は高いが、そのデザインはなんともかわいらしいワンちゃん……。流行った経緯を知りたいが、一切の謎に包まれている。

ちなみに販売元はヤンキーファッションを中心に販売している岐阜の会社らしい。さあ、みんなでガルフィーを着て、クロックスを履いて、ダッシュボードにフワフワがついた軽で深夜のドンキに行こう!
余談だが、有名な「チャリで来た」の画像の三人は、ガルフィーを買いにチャリで来たらしい。

[ガルフィー] 中綿入りブルゾン メンズ

ファッション用語以外にも『えっ!?これ呼び方変わってたの?』となってしまう言葉がいくつもある。それについても今後ご紹介しようと思うので、お楽しみに。

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