昭和 死語の世界 ~ドロン~

昭和 死語の世界 ~ドロン~

懐かしくてちょっと痛々しい…昭和に咲き誇り、今や死に絶えた言葉を紹介する「死語の世界」。 今回ご紹介する死語は「ドロン」。飲み会の帰り際、今でも使ったりしていませんか?


ドロン

部下を呑みに誘ったら「それって業務ですか?」なんて質問されるオヤジがいるとかいないとか…。

(TдT)まあ、多少誇張はされているのかもしれないが、今の若者は仕事よりもプライベート優先で、業務時間外の誘いには乗らないという子も多いのだとか。

中には歓迎会にすらこない、なんてケースもあるのだから驚かされる。
昔はいかに上司に気に入られるかが出世の鍵だったというのにねぇ。
まあ、そもそも出世に対する意欲も低いらしいけど・・・。

とはいえ、やはり昭和の飲み会は今よりハードだった気もするね。
そんなときにうまくその場から消え去るものもいるわけで、そんな様子を表した言葉がコレだ!

死語解説:ドロン[名詞]

姿をくらますことを表す擬音、またはその様子を表す名詞。
元は歌舞伎などで幽霊が姿を消す際の効果音が由来とされており、転じて会合の席や、トラブルから逃げ隠れる様子を表すようになった。でも、ゴル横的にはドロンは忍者。忍者が煙幕を使って逃げる様は、まさに飲み会から逃げる姿に酷似していると思うんだが。

時代背景

「ドロン」の由来は、歌舞伎の派生言葉なので実は江戸時代からある言葉。だが、我々が知る意味の言葉として流行したのは1980年代ころのこと。
当時の大学生たちが使いはじめたことが流行の理由なのだとか。
最も、当時は「講義をサボる=ドロンする」という感じで使われたらしい。

歌舞伎が由来とはいうものの、どちらかというと懐かしさを覚えるのは、忍者のポーズとともに発せられる「お先にドロンします」。これだけ見ると忍者のほうが由来っぽいのだが…
流行したと言われる80年代を思い返してみると、なぜ忍者のイメージなのかというヒントがあった。それは、パーフェクトボディなケイン・コスギさんのお父さん、ショー・コスギさんの忍者映画がハリウッドでの大ヒット。
また、「影の軍団」という映画も話題になっていた。
忍者作品が注目されたことで、ドロンという言葉も忍者のイメージになったのかもしれないとゴル横は思う。
ただ、ショー・コスギさん演じるハセガワはハリウッド仕込なこともあり、忍ぶとは程遠い仕上がりだった…。あんなに目立ってしまっては忍者の存在意義を疑ってしまう(笑)。

さて、当時は高度経済成長期ということもあり、サラリーマンも飲み会続きだった時代だったことだろう。飲み会に疲れた当時の若手、今やオヤジ世代がドロンしたくなるのも無理はない。

さてさて、時は流れて、今はリモートでも飲み会ができる時代。会社の若手を誘って宅飲みリモート飲み会を楽しむオヤジも多いことだろう。
定着しつつある宅飲みリモート飲み会だが、ドロンするタイミングを見極めるのが難しい問題が一部で聞かれるところでもある。
ドロンしたいときは、回線トラブルを装ってドロンする技もあるらしい。

若手からドロンしたそうな雰囲気を感じたら、そろそろお開きしてあげるのもニューノーマルなのかもしれない。
ゴル横では、宅飲みを充実させるための記事もあるので、ぜひ宅飲みを楽しんでほしい。

▼#うちで酔っ払おう 宅飲み最強のつまみを探してみた
https://goldenyokocho.jp/articles/2880
▼#うちで酔っ払おう 調味料&レンチンで宅飲み最強のつまみを探してみた
https://goldenyokocho.jp/articles/2888

※本記事は、イラスト・文を再編集して公開しています

関連する投稿


昭和 死語の世界 ~シャバい~

昭和 死語の世界 ~シャバい~

懐かしくてちょっと痛々しい…昭和に咲き誇り、今や死に絶えた言葉を紹介する「死語の世界」。 今回ご紹介する死語は「シャバい」。シャバいと言われる側と言う側…あなたはどっち?


昭和 死語の世界 ~アフターファイブ~

昭和 死語の世界 ~アフターファイブ~

懐かしくてちょっと痛々しい…昭和に咲き誇り、今や死に絶えた言葉を紹介する「死語の世界」。 今回ご紹介する死語は「アフターファイブ」。………定時が5時ってどんなホワイト企業ですか?


昭和 死語の世界 ~アッシー君~

昭和 死語の世界 ~アッシー君~

懐かしくてちょっと痛々しい…昭和に咲き誇り、今や死に絶えた言葉を紹介する「死語の世界」。 今回ご紹介する死語は「アッシー君」。バブルの女性たちの悲しき公共交通機関…。


昭和 死語の世界 ~チャンネル回す~

昭和 死語の世界 ~チャンネル回す~

懐かしくてちょっと痛々しい…昭和に咲き誇り、今や死に絶えた言葉を紹介する「死語の世界」。 今回ご紹介する死語は「チャンネル回す」。ガチャガチャとチャンネル、回してましたよね?


昭和 死語の世界 ~巻き戻し~

昭和 死語の世界 ~巻き戻し~

懐かしくてちょっと痛々しい…昭和に咲き誇り、今や死に絶えた言葉を紹介する「死語の世界」。 今回ご紹介する死語は「巻き戻し」。えっ!?死語なの?と思ったあなた、これ、死語です。


最新の投稿


ギャランFTO | 三菱 - 理想のプロポーション、黄金比を持つスポーツクーペ【旧車】

ギャランFTO | 三菱 - 理想のプロポーション、黄金比を持つスポーツクーペ【旧車】

GTOの弟分としてデビューした、コンパクトで低く構えたスタイルなのだけど、どことなく幅広くてどっしりとしたイメージを持つ、ギャランクーペFTOです。


【クルマニアックイズ】92本目

【クルマニアックイズ】92本目

あなたの車愛を試すガチンコ三択クイズ!今すぐチャレンジ!


キム・カーンズ/Kim Carnes - Bette Davis Eyes - 1981年

キム・カーンズ/Kim Carnes - Bette Davis Eyes - 1981年

邦題は『ベティ・デイビスの瞳』。この曲は9週連続で全米1位となる大ヒットとなりました。ハスキーボイスが官能的ですね。


UFOロボ グレンダイザー - フランスで大ヒット!クール・ジャパンの先兵とは俺のことさ!

UFOロボ グレンダイザー - フランスで大ヒット!クール・ジャパンの先兵とは俺のことさ!

マジンガーシリーズの第三弾、『UFOロボ グレンダイザー』です。あえて「UFOロボ」と枕詞がつくところがミソで、これは当時のUFOブームに乗っかろうという制作側の意図から出たものでした。


アース・ウインド&ファイア/Earth, Wind & Fire - Fantasy - 1977年

アース・ウインド&ファイア/Earth, Wind & Fire - Fantasy - 1977年

1970年にアメリカでデビューし、現在も現役で活動を続けるレジェンド・バンド。モーリス・ホワイトとフィリップ・ベイリーのツイン・ヴォーカル、重厚なホーン・セクション、モーリスの弟・ヴァーダイン(B)を中心とするリズム隊の強靭なグルーヴで70年代を中心にヒット曲を量産しました。結成当初からファンキーなR&Bを得意としていましたが、当時世界的に大流行したディスコを取り入れ、さらに人気を拡大しました。