ヤンキー系死語特集 ~シャバい~

ヤンキー系死語特集 ~シャバい~

懐かしくてちょっと痛々しい…昭和に咲き誇り、今や死に絶えた言葉を紹介する「死語の世界」。 今回ご紹介する死語は「シャバい」。シャバいと言われる側と言う側…あなたはどっち?


シャバい

死語解説:シャバ・い[形容詞]

ヤンキー用語で「情けない」「かっこ悪い」を表す形容詞。
ヤンキー=不良=アウトローの目線でいわゆる一般市民=パンピーを形容して使われたり、不良同士で相手を煽るために使用されたりする。1985年に公開され、大ヒットした映画「ビー・バップ・ハイスクール」内で印象的に使われたことで、一気に広まった。…と思われる。中でもシリーズ第二作「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎哀歌」に登場する白井光浩が演じる“城東のテル”の影響は大きい。…と思われる。

時代背景

かつてヤンチャしていたオヤジには、言い慣れた言葉。おとなしかったオヤジにすれば恐怖の対象。そんな言葉が「シャバい」である。いまじゃあんまりクローズアップされなくなったけど、昔は男はヤンキーに憧れたもので、マンガや映画やドラマなんかも、とにかくヤンキーネタが多かった。「シャバい」が一般に普及したのも、そんなヤンキーネタのマンガ・映画「ビー・バップ・ハイスクール」の流行に依るところが大きかろう。

当時まだ無名だった、俳優の仲村トオルの出世作(もともと役名の「仲間トオル」からつけられた芸名。相方は清水宏次朗だった)で、撮影では実際バリバリ現役の不良少年たちをキャスティングしていたというかなりブットんだ映画だった。
中でも映画で”城東のテル”が言う「シャバいシャバい」はカッコよく、世のヤンキーはもちろん、一般の学生、いわゆるパンピーたちも憧れたものだった。
この城東のテルからは他にもさまざまな名言が飛び出しており、シャバいをはじめ、その喋り方を真似するものが跡を絶たなかった。

たとえば有名なシーンがある。
服屋で城東の悪口を言っていたシャバ僧を急襲し、そこからの乱闘シーンはインパクト抜群だ。

「城東はぁああ~数が多いだけのぉおお~チンピラの集まりだってぇえ~ほぉざいたなぁああ!?あぁ~~~ん!?」

この最後の「あぁ~~~ん!?」がいいんだよ、とにかく。

言葉だけじゃなくて、ボンタンとか短ランとか長ランとか、ヤンキー独自のファッションもあのころの思い出の一つだ。悪い男っていうのはどうしてあんなに魅力的だったんだろうねぇ。

※本記事は、イラスト・文を再編集して公開しています

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