プルタブ?なにそれおいしいの?な時代もありました

いまや自販機といえば缶ジュースの時代だが、昔は瓶ジュースが幅を利かせていた時代もありました。
そんな瓶ジュースを押しのけ、缶ジュースが登場したのは1954(昭和29)年のこと。
どうやらチョコレートで有名な明治製菓が発売したらしい。
しかしもちろん、今の缶と同じというわけもない。
このころの缶は、器具と一緒に販売されていた。
ジュース缶に器具で穴を開けて飲むタイプだった。
穴開けタイプの缶だったの覚えているだろうか?

このとおりジュース缶にプルタブがないのである(まん中)。
しかも穴を2つ開けなければ中身を飲むことはできない仕組みだ。
空気穴と飲み口、2箇所が必要だ。
そしてもうひとつ大きく違うのが、このあとに登場するプルタブの形状だ。上記の写真にもあるが、昔のプルタブは今のようにジュース缶に残るようなものではなく、切り取り式だった。
なので自販機の周辺にはプルタブが散らばる、なんてこともあったようななかったような…。

ちなみに現在のプルタブはステイオンタブ式というらしい。…そのまんまですね。
そしてもうひとつ注目してほしいのがジュース缶の溶接技術だ。

昔のジュース缶はこーんな感じでつなぎ目がモロに出ているのだ。
穴開け時代に底に飲み口があったと記憶している人もいると思うが、それはちょっと違う。
溶接の関係でこんな感じで前と後ろでデザインが逆になっているのだ。
赤い矢印のように回してみると・・・

なんにせよ、現代は随分技術が進歩しているようである。
ペプシに、ファンタ…懐かしの歴代缶デザイン
いつの間にか変わっていて、なかなか気が付かないのが缶ジュースのデザイン。
いや、変わったときは変わったって認識はするんだけど、微妙な違いだから、改めて並べてみるとビックリすることが多々あるわけで…。
そんなわけで町田さんのジュース缶のコレクションの中から、ペプシとファンタのさまざまな缶を撮影してきたので、懐かしさにのたうち回っていただきたいw
■ペプシ

ズラリとならんだダイエットペプシたち。
昔はカタカナ表記だった点がなんとも感慨深い。
今でこそ青い缶のイメージになっているが、昔はどちらかというと確かに白がベースになっていたように思う。
ちなみにペプシは清涼飲料業界初のカロリーオフ飲料を発売したブランドだ。
今では猫も杓子もカロリーオフ、車だって低燃費の時代である。
ようやくペプシに時代が追いついたということか…w
■ファンタ

右側の6つのデザインはオヤジたちに馴染み深いのではないだろうか?
1970年代からはじまり、80年代まで続く長寿のデザインだ。
「ゴールデンアップルあるなし論争」の元にもなったゴールデングレープの缶もある。
その昔、着色料問題があったので、グレープやオレンジなどが一時期消えていたことがあるらしい。その時期に発売されたものだから誤解が広まったのではなかろうか…。
まあ、アップルならあんまり着色料は必要ないもんねw
町田:ある程度、用意しておいたけど、どれがいい?

ミポI:(゜Д゜)ポカーン
ポン:相変わらずすごい収蔵量ですこと…。
町田:海外のジュース缶もあるよw

ミノ:うわー、全部オレンジのファンタなのにプルタブ部分に個性が………w
IT:左端とか絶対南米系だろ?wそれかスペインかイタリアだなw
町田:そのオレンジ色のヤツはベルギーだねw
IT:ラテンっぽいのになぁ・・・(´・ω・`)
ポン:しかしこれだけのジュース缶が並ぶとなかなか壮観ね~(;´∀`)

IT:確かにwww
ていうかなんか顔に見えてきますよね、プルタブが空いた缶ってw
ミノ:最近の缶はプルタブ外すとウドちゃんみたいだけど、昔のヤツはムンクの「叫び」みたいだなw
ポン:wwwwwこっち見んな!!!w
そういえば、昔のプルタブは取り外し式だったなぁ…と改めて懐かしさを感じた今回のジュース缶特集。プルタブが意外と鋭くて指やら唇を切ったこともあったような…デザインは当然として、缶の作り自体まで変わってくるというのは興味深いものだ。
今度、町田さんのところに行ったら、コカ・コーラやドクターペッパーなんかも歴代デザインを見せていただきたいものだw