【クルマニアックイズ】522本目

かつてキャブオーバー型のワンボックスを総称して「ボンゴ型」という呼び方がなされていたほど、ワンボックスカーの代表的な車種として見られていた「マツダ・ボンゴ」。現在、マツダ・ボンゴは他社からのOEM車となっていますが、その供給元の車種は次のうちどれ？

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残念！最後のチャンス

• A ダイハツ・グランマックス
• B トヨタ・ハイエース
• C 三菱・デリカバン

A：ダイハツ・グランマックス

■解説

1966年（昭和41年）に登場した初代マツダ・ボンゴは、リアエンジン・リアドライブのキャブオーバー型ワンボックスカーで、フォルクスワーゲン・タイプⅡと同じレイアウトを採用しています。オールアルミ製の水冷4気筒エンジンは「白いエンジン」とも呼ばれ、同時期のファミリアに搭載されたものを、商用車向けにチューニングしたものです。
初代モデルは当時大ベストセラーと言える人気ぶりで、ワンボックスカーの代名詞と言ってよい存在でした。当時まだワンボックスカーという呼び方は一般的ではなかったため、このボディタイプを指して「ボンゴ型」と呼ばれたほど。
3代目が発売された際、ロングボディモデルは「ボンゴ・ブローニィ」となり、ボンゴはマツダディーラーのオートラマ店（当時フォードブランド車を取り扱っていた）向けの「スペクトロン」やユーノス店向けの「ユーノスカーゴ」も姉妹車として登場しました。
3代目以降は日産や三菱などへボンゴのOEM供給も行っていましたが、2020年に発売された5代目は、マツダが商用車の自社開発から撤退したことにより、ダイハツからグランマックスのOEM供給を受ける形に移行。インドネシアで生産され、日本仕様車として輸入されています。なお、4代目トヨタ・タウンエースとも兄弟車となっています。ちなみに、3代目となる現行のボンゴ・ブローニィは、トヨタの5代目ハイエースバンのOEM車です。