【クルマニアックイズ】515目

1970年代のスーパーカーブームの代表的な車種といえば、何と言ってもランボルギーニ・カウンタック。ところで、ランボルギーニの車名に付く「LP」とはどういう意味でしょうか？

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• A ドライサンプ式エンジン
• B ジアコーサ型レイアウト
• C 縦置きミッドシップ

C：縦置きミッドシップ

■解説

スーパーカーブームの代表的な車種を挙げる際、ランボルギーニ・カウンタックは外せない存在です。1970年代のブームで人気の的だったのは、1974年に登場した「カウンタックLP400」で、市販モデルで車名に「LP」が付いた初めての車種です。その後もLP500やLP5000QVなどが発表され、またカウンタック以降の車種でもムルシエラゴなど「LP」と付くものがいくつかリリースされました。ちなみに、1967年に登場した「ミウラP400」では、Pのみとなっていました。
この「LP」はイタリア語で「longitudinal posteriore（ロンギチューディナル・ポステリオーレ）」の略。「縦・後方」という意味で、つまり「縦置きリアミッドシップ」を示しています。カウンタックは巨大なV12型エンジンを運転席後方、後軸との間に縦方向に据え、前側に車室に張り出す形でトランスミッションを置き、ドライブシャフトをさらに後ろに折り返し、駆動力を後輪に伝える形を採っています。
カウンタックより前の登場である「ミウラ」は「P400」となっており、「リアミッドシップ」を示しています。これはミウラがV12型エンジンを横置きするレイアウトを採っていたからです。ミウラは美しいスタイリングと巨大なエンジンを採用しつつも、ミッドシップレイアウトを両立させた画期的なモデルでしたが、横置きであるがためにトランスミッションの取り回しが複雑になったり、アクセルオン／オフによる挙動の変化が大きかったりするなどの、ネガティブな点もあったことから、これらを解消するために「LP化」が図られたと言われています。