【クルマニアックイズ】463本目

トヨタを代表するクラシックスポーツカーの2000GTと、ハイブリッドカーの代名詞とも言えるプリウス。この2車の意外な共通点とは何でしょうか？

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A：ルーフの形状

■解説

1967年（昭和42年）当時のトヨタとヤマハの技術の粋を集めて作られた、トヨタを代表するスポーツカーの名車・2000GT。そして30年後の1997年（平成9年）に「21世紀に間に合いました。」のキャッチコピーとともに誕生した、ハイブリッドカーの代名詞とも言えるプリウス。この2車の共通点として、空気抵抗の軽減をめざした究極のエアロボディをまとっている、ということがあります。外観上の特徴としては、2000GTと2代目（NHW20型）以降のプリウスの両車とも、「パゴダルーフ」と呼ばれる中央部がくぼみ、両サイドが少し盛り上がったM字型のルーフを持っている点が共通しています。
パゴダルーフとはもともと建築用語のひとつで、寺院などの大きな屋根のひさしの、両端にいくにつれ反りあがっていく形状のことを指します。ここから転じて、乗員の頭上の空間を確保しながら、空気抵抗の軽減や低重心化のため、中央部分をくぼませたルーフをパゴダルーフと呼ぶようになりました。
パゴダルーフを採用した車種では、古くは1963年（昭和38年）に登場したメルセデス・ベンツの2シーターである2代目SL（W113型）のハードトップなどが知られ、最近ではコンパクトハイブリッドカーのアクアなどにも見られます。