【クルマニアックイズ】440本目

1982年（昭和57年）にミラージュとランサーの中間の車種として登場し、三菱のミドルクラスセダンでありながら、非常に重要な車名を付与された写真の車種は次のうちどれでしょうか？

３つの中から選択してください

残念！もう一度選ぶ

残念！最後のチャンス

• A コルディア
• B トレディア
• C カリスマ

B：トレディア

■解説

1981年（昭和56年）の東京モーターショーでお目見えし、翌82年に3ドアハッチバッククーペのコルディアとともにデビューしたトレディアは、ミラージュをべースにミラージュとギャラン/エテルナの間のクラスを担うミドルクラスモデルです。ミドルクラスと言っても、当時のFFセダンの売れ筋であったカローラやサニーよりひと回り大きく、ターボモデルやパートタイム4WDを採用したモデルも用意されました。
当時は三菱グループの役員車といった趣の強かったデボネアという特殊な例を除き、中堅クラス以上のセダンはスポーティ路線のギャラン/エテルナ以外になく、トレディアはスタンダードなタイプとして重要な位置を担うこととなりました。それを実感させるのが、「トレディア」という車名です。トレは3、ディアはダイヤモンドを意味するイタリア語に由来。スリーダイヤ、つまり三菱という車名を背負ったセダンなのです。三菱にはディアマンテ（そのまんまダイヤモンドの意味）やプラウディア（プラウド＋ディアマンテ＝誇り高いダイヤ）のように、フラッグシップモデルの名前に、ダイヤモンドを入れることにこだわりを持っているようですので、トレディアもミドルクラスながらフラッグシップとしての期待を背負っていたのかも知れません。