【クルマニアックイズ】437本目

ドライブの友として愛用者が多いカーラジオ。世界初のカーラジオは1930年にアメリカで誕生しました。では、日本で初めてカーラジオを開発し、自動車メーカーの純正品として採用したのは、次のうちどのブランドでしょうか？

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• A ソニー
• B デンソー
• C クラリオン

C：クラリオン

■解説

世界初のカーラジオはアメリカのガルビン社が1930年に開発した「モトローラ5T71」と言われ、現在の通信機器メーカー・モトローラ社のルーツとなっています。日本では1948年（昭和23年）にクラリオンが国産初のカーラジオを発売し、1951年（昭和26年）には「日野ルノー」に純正ラジオが設定され「ル・パリジャン」の名前で販売されました。
その後、1955年（昭和30年）に発売された初代トヨペット・クラウン・デラックス（RSD型）も真空管式カーラジオが純正装着されていたことで知られますが、こちらは当時の神戸工業（現在のデンソーテン）が納入していました。現在もトヨタと関係の深いデンソーテンですが、この時の初代クラウン用オートラジオが自動車産業への参入の第一歩だったそうです。
一方クラリオンは、1959年（昭和34年）に日産の純正部品指定を受け、カーオーディオの分野に本格参入。1981年（昭和56年）に発売されたカーステレオ「City Connection」は一大ブームとなりました。ちなみに「クラリオンガール」のキャンペーンがスタートしたのは1975年（昭和50年）で、初代イメージガールはアグネス・ラムでした。
クラリオンはその後日立製作所の子会社を経て、現在はフランスの自動車部品メーカー・フォルシアグループの傘下で「フォルシアクラリオン・エレクトロニクス」という社名になっています。