アイスのコーンについてるアレ。「コーンスリーブ」

アイスのコーンについてるアレ。「コーンスリーブ」

夏はもちろん、冬でもなんだか食べたくなる魅惑のおかし、アイスクリーム。お出かけ先で両親に買ってもらって大喜び!なんて思い出が誰にでもあるはず。今回はそんなアイスクリームの思い出がよみがえる「コーンスリーブ」について、庶民文化研究所所長・町田忍さんに教えてもらった。


アイスのコーンの包装紙、なんていうか知ってる?

おいしいおいしいアイスをのっけるコーン。
アイス本体はもちろんおいしいけど、このコーンが好きって人も多いのではないだろうか。
お店のアイスクリームを買うと、コーンの部分に包装紙が巻かれているけど、アレの名前を知っているだろうか。
実はアレにもちゃんと名前があり、その名も「コーンスリーブ」というらしい。
コーンは当然、アイスを入れるあのコーン、スリーブとは袋を意味する言葉だ。
ちなみに、あのコーンにも色々種類があり、オーソドックスなワッフルコーンや、ウエハースコーン、プレッツェルコーンなど様々である。
決して、とうもろこしのコーンではないので間違えないように!

さて、そんなコーンスリーブだが、包装紙ということもあり、メーカーごと、あるいはイベントや季節ごとにけっこうデザインが変わっている。
今回は庶民文化研究所所長である町田さんが集めた様々なコーンスリーブを写真でご紹介していこう。

外国のアイスクリームといえばサーティーワンでしょ?

サーティーワンアイスクリームの名前で親しまれている、アメリカ発祥のアイスクリームメーカー、バスキンロビンス。日本には不二家の子会社として昭和48(1973)年に進出している。サーティーワンというのは日本での呼称で、海外では通じないらしい。
ちなみに、なぜサーティーワンかというと、31種類毎日違う味を楽しめるから、という理由なのだそうだが、実際には32種類を常備しているところが多く、中には31種類以下のお店も多いそうだ………。

サーティーワンのコーンスリーブ

そんなサーティーワンのコーンスリーブがこちら。
こちらはこれからはじまるハロウィンの時期のデザインになっている。

そろそろハロウィンが近づいているので、今買えば、これと似たようなスリーブがついてくるかもしれない。

クリスマスのコーンスリーブ

こっちはさらに先のイベント、クリスマスのコーンスリーブ。
クリスマスだけ見ても、緑に赤のクリスマスカラーはもちろん、雪の結晶が描かれた青いデザインのものと多種多様である。
ちなみに、真ん中のものがオーソドックスなサーティーワンのコーンスリーブ。
普通のバージョンでは色使いがかわいくてワクワクするデザインだ。

日本のソフトといえば、みんな大好きニッセイ

サーティーワンアイスクリームに負けない日本を代表するソフトクリームの総合メーカーが日世だ。
企業名を知らない人はいても、ニックン&セイチャンというオーバーオールを着た少年少女のキャラクターを目にしたことがある人は多いはずだ。
この企業、実は昭和26(1951)年に日本にはじめてソフトクリームを紹介したパイオニアであり、コーンの製造やソフトクリームサーバーの製造販売を手掛けるなど、アイスクリーム業界全体を支えるすごい企業なのだ。
そんな、ソフトクリームのパイオニアのコーンスリーブがこれだ。

日世のコーンスリーブ

ご覧の通り、基本的にはニックン&セイチャンがデザインされたコーンスリーブになっている。
中には男の子だけ、女の子だけというバージョンも存在しているようだ。
また、ニックン&セイチャンのデザインも時代によって変わっている。
ちなみに、二人は5歳でアメリカメリーランド州の出身、ソフトクリームの布教活動のため来日したらしい……。

実際にニックン&セイチャンが布教したわけではないけれど、アイスクリームやソフトクリームはもはや日本の夏には欠かせない食べ物だ。
行楽地でも必ずといっていいほど売られているもので、楽しい思い出と結びつきやすい食べ物でもある。

アイスは溶けたり食べたりしてしまえば消えてしまうが思い出とコーンスリーブはなくならない。
町田さんが収集したコーンスリーブを見て、在りし日の思い出を振り返ってみてほしい。

ゴールデン横丁の仲間たち | 町田 忍(まちだ しのぶ)

https://goldenyokocho.jp/articles/677

ありとあらゆる庶民文化に精通し、膨大なコレクションとエピソードをお持ちの「庶民文化研究所」所長、町田忍さん。 昭和レトロそのもののような町田さんの研究所にお邪魔し、膨大なコレクションから懐かしいアイテムをピックアップ。懐かしいエピソードや知られざる裏話、さらに華麗なる交友録までお届けします。

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