日本の公園といえばタコ!タコの山が設置されたタコ公園コレクション!

日本の公園といえばタコ!タコの山が設置されたタコ公園コレクション!

今も昔も子どもの遊び場といえば公園。その公園にある不思議な滑り台を覚えているだろうか。そう、タコのような形をした通称「タコ山」などと呼ばれるあれである。今回はタコ山が設置されたタコ公園を、庶民文化研究所収蔵の写真とともに振り返っていこう。


日本発!謎の遊具、タコ山ってなんだ?

今も昔も子どもの遊び場として賑わっている公園。安全基準だなんだで昔あった遊具がけっこう消えてしまっているのが寂しいところだが、今なお存在する遊具だって当然ある。その中でも、ひときわ特徴的なのがタコ山だ。
このタコ山がある公園は通称・タコ公園などと呼ばれ、地元住民に愛されている。

沖縄にあるタコ山

沖縄にあるタコ山

ご覧のようにタコの頭があって、足が滑り台になっている大きな遊具だ。
主たる遊び方は滑り台だが、内部に迷路のような構造があり、かくれんぼなんかにもモッテコイで今でも人気の遊具だ。庶民文化研究所 町田忍所長の調べによれば全国に200台ほどあるという。
では、この不思議な形状の遊具タコ山はいったいいつ誕生したのだろうか?

タコ山第一号は諸説あり

タコ山公園の第一号は、現在でも諸説ある状態だ。
東京都足立区の公園に1965年にできたものが第一号とする説と、東京都品川区の公園に1968年にできたものが第一号とする説がある。
だが、どちらも東京の公園であり、制作した会社は遊園地の遊具などを作っていた前田屋外美術株式会社というところが作ったという話は一致している。
最初はタコの頭はなく、足部分だけの複雑で奇妙な滑り台が原案だったという。
それを区の担当者が頭をつけてタコにしたというのが誕生秘話としてよく語られている話だ。
ちなみに、第一号を謳う足立区と品川区の公園のうち、品川区の公園はDoCoMoのポケベルのCMで広末涼子がいたあの公園だ。
………これは起源争いについては芸能人パワーで品川区に軍配が上がりそうである。それくらいデビュー時の広末は魅力的だった…。

いずれにせよ、タコ公園は1960年代後半に日本でできたものであることは間違いなさそうだ。

カラーバリエーションまであるタコ山

それでは、ここからは庶民文化研究所収蔵のタコ山の写真コレクションをご紹介していこう。
基本的な形状は一緒だが、カラーバリエーションがあったり、ちょっと形が違ったりと、様々なタコ山が存在している。

こちらは青色に塗装されたタコ山。
タコなのに青色とはこれいかに…という感じもするが、なんともレトロな雰囲気のある写真である。
写っているキックボードもなつかしい。まさかローラースルーゴーゴー?

北千住にあるタコ山

北千住にあるタコ山

こちらはアニメ的な目まで描かれ、カラフルな色合いに塗装されたタコ山。
町田さんによれば北千住にあるのタコ公園であるとのこと。
姿かたちは同じだが、子どもに受けそうなデザインを模索している感じがよい。

品川区の神明児童遊園にあるタコ

品川区の神明児童遊園にあるタコ

さらにこちらはちょっともうタコ“山”とは言えない形状の遊具。
これもタコ山といっていいのかはわからないが、とにかく愛嬌がある。遊び方は…不明だ。
実はこちらは第一号を謳う品川区の神明児童遊園にあるタコ。通常のタコ山以外にもこんな遊び心のあるタコも存在しているとは、さすがはタコ山第一号の公園である。

全国に200以上もタコ山だけに、その姿や色も場所によって随分違うようだ。
傾斜などが安全基準を満たしていないと撤去されているタコ山もあるそうだが、このまま子どもたちにとっての楽しい遊具として存在していてほしいものである。

ゴールデン横丁の仲間たち | 町田 忍(まちだ しのぶ)

https://goldenyokocho.jp/articles/677

ありとあらゆる庶民文化に精通し、膨大なコレクションとエピソードをお持ちの「庶民文化研究所」所長、町田忍さん。 昭和レトロそのもののような町田さんの研究所にお邪魔し、膨大なコレクションから懐かしいアイテムをピックアップ。懐かしいエピソードや知られざる裏話、さらに華麗なる交友録までお届けします。

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