
死語解説:ゆるしてちょんまげ[動詞]
「ゆるしてちょうだい」の語尾をちょんまげに変えた言葉。
「ちょ」がわずかに掛かっている。
茶目っ気たっぷりに謝るときなどに使う。が、使う相手やタイミングを誤ると絶対に許してもらえないどころか怒りを買う。最初に使ったのはとんねるずの木梨憲武という説もあり。
時代背景
死語の形態は数あれど、中でもオーソドックスな死語の形態のひとつがダジャレや掛詞である。この「ゆるしてちょんまげ」もやはり、その言葉の一種だ。
この言葉が使われ始めたのは定かではない。
一説にはかの有名なとんねるずの木梨憲武が生みの親という話もあるが、喜劇役者の間で、「~してちょんまげ」というネタが流行っていた、なんていう話もある。
いずれにせよ、かなりオーソドックスなダジャレであるため、その歴史はなかなか長そうだ。
利用シーンはもちろん謝罪の場だが、あくまで気心のしれた相手に対して、大したことのないちょっとした謝罪の際に用いる。
タイミングと相手を間違えなければ場を和ます力がある魔法の言葉と言えるが、ひとたび使い方を誤れば、火に油を注ぐだけである。
特に若い世代にはまったく響かないので、いくら社内といえど職場での使用は避けたほうがよいだろう。
こんな用途の限られる死語を紹介してしまい、申し訳ない。
ゆるしてちょんまげ?