
銭湯データ
名称:廿世紀浴場(二十世紀浴場)
場所:東京都台東区日本堤
※現在廃業
最後の洋風建築銭湯「廿世紀浴場(二十世紀浴場)」
二十世紀浴場という銭湯。正確には廿世紀浴場と書くらしい。
宮造りが主流の東京にあって、洋風建築を採用したオシャレでモダンな銭湯として人気を博した。
建築は昭和4年。
内部もモダンな建築様式に合わせて、なんともオシャレなつくりだったという。
その特徴的な姿からアールデコ銭湯などとも呼ばれている。
残念ながらいまは廃業、取り壊しとなってしまったが、その佇まいは多くの人の記憶に残っており、様々な銭湯本に必ずといっていいほど取り上げられる有名銭湯である。
ちなみに、銭湯文化研究家の町田忍さんはこの廿世紀浴場(二十世紀浴場)で使われていたカランを保管している。
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ホーロー看板に、オート三輪、ブリキのおもちゃなどなど、昭和の思い出がギュギュッと詰まった本が2021年6月18日発売予定。庶民文化研究家・町田忍さんが撮り溜め、書き溜め、集め続けた昭和遺産の数々をおうちで楽しもう!

今回は町田画伯が描く、在りし日の銭湯の絵をご紹介!町田画伯ならではの筆致で描かれる銭湯は、本物以上にレトロな趣があり、とてもイイ!また、こんなにさまざまな建築様式があるのかと、ハッとさせられるところもあるので、ぜひ楽しんでもらいたい。

ありとあらゆる庶民文化に精通し、膨大なコレクションとエピソードをお持ちの「庶民文化研究所」所長、町田忍さん。 昭和レトロそのもののような町田さんの研究所にお邪魔し、膨大なコレクションから懐かしいアイテムをピックアップ。懐かしいエピソードや知られざる裏話、さらに華麗なる交友録までお届けします。