お風呂に入るだけじゃない、アート&リラックスの銭湯~目黒区・みどり湯さん~<後編>

お風呂に入るだけじゃない、アート&リラックスの銭湯~目黒区・みどり湯さん~<後編>

かつて自由が丘とはほぼ無縁の人生を送っていた自由業者の男が、ご縁をいただき『みどり湯』さんの歴史を書かせていただいた前回。 今回は、みどり湯さんの“今とこれから”をご紹介する<後編>です。


入浴前&後にアートを楽しむ

『みどり湯』さんの隣に建つ白い建物、こちらが『gallery yururi』。

『みどり湯』さんの隣に建つ白い建物、こちらが『gallery yururi』。

自由が丘地区に現存する唯一の銭湯、『みどり湯』さん。
<前編>でその歴史をご紹介させていただきましたが、現在は三代目ご主人・山田昇さんの愛娘・清水智子さんが代表を務めています。
以前は美容関係の仕事をしていたという智子さんは、広い視野の持ち主。
ご自分の仕事を「こころとからだがリラックスできる空間を提供する文化的活動」と考え、その活動の中に『みどり湯』があるのだそうです。

そして、さらなる出会いの場所、アートとカルチャーの発信地、感性を刺激する空間として『みどり湯』の隣につくったのが『gallery yururi』。

お風呂へ行く前、そして入浴後にも気軽に立ち寄れてアートを楽しめるギャラリー。
それが『みどり湯』+『yururi』なのです。

2階には茶室もあり、こちらでレンタルや茶道体験ができるようになっています。

2階には茶室もあり、こちらでレンタルや茶道体験ができるようになっています。

『gallery yururi』は2016年6月にオープン。
これまで、アートの作品展はもちろん、演劇、落語、トークイベント、洋服屋さん、フリーマーケット、盆栽展、茶会、茶バー、抹茶Café、大人の読書会、積読本(ツンドクボン=手元にあるけど読んでない本たちのこと)を開く会、etc…が開催されました。

アート、アパレル、イベント、エンターテインメントやコミュニティスペースとしても使用され、皆さんに親しまれています。

そんな中で、銭湯関連の展示やイベントも。

ざっと振り返ると…
●昭和の銭湯写真展(2016年)
●牛乳石鹼3Dアート展(2017年)
●としぞーハンコの世界(2017、2018年)
●LOVESEXY風呂(2018年)
●みんなの銭湯'sストーリー展「YOU & 湯 ~あなたと銭湯~」(2018年)
●大学芋茶会(2019年)
●ちいさな銭湯展 ~ハンコと、タイルと、ミニチュアと~(2020年)

などなど。

●昭和の銭湯写真展(2016年)

●昭和の銭湯写真展(2016年)
~銭湯の歴史と自由が丘の街並みの移り変わりを垣間見れる写真展~
<前編>でご紹介した、『みどり湯』さんの歴史を辿る写真などを中心に構成された資料展。

●牛乳石鹼3Dアート展(2017年)

●牛乳石鹼3Dアート展(2017年)
牛乳石鹼さんプレゼンツ・大きな3Dアートをメインに、美大生のアート作品や『みどり湯』さんの倉庫から出てきたという“お宝”なども展示。
メソポ田宮も牛さんと戯れました(^▽^;)

●としぞーハンコの世界(2017、2018年)

●としぞーハンコの世界(2017、2018年)
日本でたった一人の「銭湯ハンコ作家」で全国にファンも多い、廣瀬十四三(としぞー)さんの個展。2年連続で開催しました。

●LOVESEXY風呂(2018年)

●LOVESEXY風呂(2018年)
日本を代表するイラストレーター・ラジカル鈴木さんが愛してやまない、銭湯とミュージシャン・プリンスを融合させた個展。
『みどり湯』脱衣所&ロビーで作品展示、『yururi』でトークイベントを開催しました。

●みんなの銭湯'sストーリー展「YOU&湯 ~あなたと銭湯~」(2018年)

●みんなの銭湯'sストーリー展「YOU&湯 ~あなたと銭湯~」(2018年)
2017年に昭和女子大生が結成しスタートした、“デザインで銭湯を考える”プロジェクトチーム『SENTO FOREVER』。
彼女たちは、もともと銭湯に関わっていたわけではなく「何か展示会をやりたい!」と会場を探していたところ、yururiを偶然見つける→銭湯をテーマに展示をしたのが始まりでした。

写真の「湯みくじ」は会場で引かせてもらったもの。
最高の大々吉でした(*♨▽♨*)

風呂好きが沸いた「湯沸かし市」の仕掛け人、“SENTO FOREVER”って?

https://tokyosento.com/column/29011/

取材・文:藤田華子 撮影:スーパー銭湯さしすせそ (撮影:柴田) 2019年8月、酷暑の東京。 会場がオープンする10:10より早くから、神田の裏路地には30人を超える行列が。お目当ては、全国から選りすぐりの銭湯、サウナ …

2021/3/2(火)~4/19(月)、 東急ハンズ横浜店にて開催中の銭湯クリエイターズマーケット「湯沸かし市」を『SENTO FOREVER』さんがキュレーションし、大活躍中!

https://yuwakashiichi.studio.site/

「湯沸かし市」は、銭湯グッズを集めたクリエイターズマーケットです。 銭湯、サウナ、湯に関するグッズはもちろん、日常使いしたいおしゃれ雑貨やアクセサリーも勢ぞろい! 桶いっぱいに買い物しよう!

●大学芋茶会(2019年)

●大学芋茶会(2019年)
室町時代の文献に残っているという「淋汗茶会(りんかんちゃかい)=軽くお風呂に入浴した後、茶をたしなむ」という風習を、みどり湯入浴→茶室で抹茶をたしなみながら大学芋バージョンでアレンジしてやってみよう、という企画。
『銭湯OLやすこ』=『日本・大学芋愛協会』会長でもある、奥野靖子さんとの出会いから生まれたコラボ企画。
メソポ田宮も参加させていただきましたが、優雅なひと時でした✨

日本・大学芋愛協会 公式サイト

https://nihon-daigakuimo-kyoukai.jimdofree.com/

日本・大学芋愛協会は「より多くの人が大学いもで幸せに」をスローガンとし活動をする協会です。またこよなく大学芋をこよなく愛する者達による団体です。(通称:大学芋協会)

●ちいさな銭湯展 ~ハンコと、タイルと、ミニチュアと~(2020年)

●ちいさな銭湯展 ~ハンコと、タイルと、ミニチュアと~(2020年)
「銭湯ハンコ」としぞーさん、「タイルでアート」こだんみほさん、「ミニチュア」おおたさよりさんの、銭湯大好き3人によるコラボ展。
『yururi』での展示を皮切りに、大阪→愛知→京都の銭湯さんでも開催。
巡回展示の継続が決まったそうです。

町田忍さんに会える“聖地”

そして、ゴル横の“御大”町田忍さんも

●銭湯と牛乳の秘密の関係 ~町田忍コレクション展~(2017年)
●卵が先か鶏が先か エッグアート展(2018年)
●銭湯と霊柩車の不思議な謎を解く!(2018年)
●町田忍のジオラマで見る、昭和・江戸銭湯展(2019年)
●ビールとビートル 町田忍のカーアート展 (2021年)

と、こちらで過去5回、しかもすべて異なるテーマでユニークな展示をされています。

●銭湯と牛乳の秘密の関係 ~町田忍コレクション展~(2017年)

●銭湯と牛乳の秘密の関係 ~町田忍コレクション展~(2017年)
町田さんのコレクションの中からチョイスされた、レアな牛乳瓶と蓋の数々でギャラリーが埋め尽くされました。

●卵が先か鶏が先か エッグアート展(2018年)

●卵が先か鶏が先か エッグアート展(2018年)
アーティストでもある奥様・厚子さんと、ご夫妻での二人展。
キリスト教の春の祭日「イースター」に合わせ、約30年に渡りつくり続けてきたエッグアートが約800点。圧巻でした。

●銭湯と霊柩車の不思議な謎を解く!(2018年)

●銭湯と霊柩車の不思議な謎を解く!(2018年)
銭湯と霊柩車の共通点…それは宮造り建築。キーワードは「極楽」。
ディープな世界を教えていただきました。

●町田忍のジオラマで見る、昭和・江戸銭湯展(2019年)

●町田忍のジオラマで見る、昭和・江戸銭湯展(2019年)
「湯船」の語源になったといわれる屋形船銭湯や、江戸混浴銭湯、大田区・明神湯、大阪・源ヶ橋温泉など、町田さん+ジオラマ作家・山本高樹さんの共同製作で、江戸から昭和の各時代の銭湯を忠実に再現したジオラマを展示。

ゴル横にも記事がありました。

銭湯文化がジオラマに凝縮!「町田忍のジオラマで見る、昭和・江戸銭湯展」訪問記

https://goldenyokocho.jp/articles/2475

庶民文化の大家であり、日本銭湯文化協会理事でも町田忍さん。今回は町田忍さんのイベント「町田忍のジオラマで見る、昭和・江戸銭湯展」訪問記をお届け。テーマは「銭湯」! ジオラマ作家の山本高樹さんとタッグを組んで制作された超絶リアルな銭湯ジオラマを自由が丘の銭湯「みどり湯」さん併設のギャラリー「gallery yururi」で展示するということなので、訪問してきました!銭湯文化がギュッと凝縮されたジオラマをどうぞ!

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