ビジネス系死語の世界 ~ワープロ~

ビジネス系死語の世界 ~ワープロ~

懐かしくてちょっと痛々しい…昭和に咲き誇り、今や死に絶えた言葉を紹介する「死語の世界」。今回はパソコンの普及とともに消えていった切ない機械、ワープロについてご紹介。今じゃトホホなツールだが、実はその誕生には意外と深い理由があったようだ。


ワープロ

死語解説:ワープロ[名詞]

正式名称はワードプロセッサー。コンピューターの一つで文章の作成・編集・印刷が出来る機械。世界初のワープロは昭和39年に、日本初のワープロは昭和52年に発売された。パソコンの普及により、文章を打つためだけの機能しか持たないワープロは徐々に廃れていった。

時代背景

今ではパソコンやスマートフォンでさも当たり前のように文字を打って文章を作っているわけだが、こうした機械の上で文字を打つことがまだ珍しかった時代があった。そんな時代に持て囃された機械がワープロだ。
考えてみれば文字を打つだけでネットもできない、プリントはFAXなどと同じく懐かしの感熱紙という、なんともトホホな機械であり、廃れてしまうのもしょうがないと思ってしまうのだが、この機械が日本で持て囃されたのにはそれなりの理由があるのだ。
それは、日本語という言語の特異性だ。
ひらがなはもちろん、カタカナに漢字、そして数字と複数の文字を複合的に使う言語は世界中を見ても日本語くらいのものだろう。
日本語をコンピューター上で変換するというのは、とても大変なことなのだ。
だから日本初のワープロと世界初のワープロには10年以上のタイムラグがある。
機能だけ見ればトホホな機械だが、実は日本の技術者の血のにじむような努力の結晶なのである。
いま、パソコンやスマートフォンで文字を入力できるのも、このトホホな機械があったからこそ。文字しか打てないとバカにせず、先人の功績を見つめ直してほしいものである。

ちなみに、世界初のワープロが早々に登場していたが、欧米諸国にはタイプライターというものがあり、ワープロへの移行はすっ飛ばされ、パソコンに移行しているようだ。
ある意味ガラパゴスな機械。それがワープロなのだ。

知らなくても困らない!「ワープロ」の関連死語

・感熱紙
ワープロのプリントで使った、室温や湿度で印字がだんだんと消えてしまうトホホなプリント用紙。

・リボンカセット
ワープロをまだ現役で使っている御仁もおいでだが、そのプリントに欠かせないのがリボンカセット。なかなか入手困難な代物になりつつある。

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