セリカ1600ST(TA22型) | トヨタ - 元祖、パーソナルなスペシャリティ【旧車】

セリカ1600ST(TA22型) | トヨタ - 元祖、パーソナルなスペシャリティ【旧車】

クルマを持つことが夢のひとつだった時代に、自分好みにカスタマイズできるスペシャリティカーは本当に夢のようでした。写真の現車は「1600ST」なのですが、白いリアトレイが見えています。フルチョイスシステムでは、なんと白い皮シートに白いトリムなども選ぶことができました。


内外装を好みにカスタマイズできる「フルチョイスシステム」が話題になった

セリカ1600ST(TA22型)

・モデル名 :セリカ1600ST(TA22型)
・メーカー名:トヨタ
・年式   :1973
・撮影場所 :お台場旧車天国2017
・撮影者  :会長

セリカは若者のあこがれのクルマの代表格であり続けた

セリカ1600ST(TA22型)

クルマを持つことが夢のひとつだった時代に、自分好みにカスタマイズできるスペシャリティカーなんて本当に夢のようだった。
ましてやそれが、美しいボディに快活な運動性能を誇るクーペだなんて。
長らく若者の憧れのクルマであり続けたセリカの初代は、年月を経た現在でもその魅力が褪せることがない。

美しいスタイルやパーソナルなスペシャリティクーペというコンセプトは、よく言われるように当時のマスタングだとかカマロといったアメリカンスポーツカーが元ネタだろう。
それらのクルマは当時高嶺の花のさらにその上のような存在だった。そんなクルマのイメージをうまく取り入れ、頑張れば手に届くような夢を見せてくれた。それが、セリカの最も大きな功績かも知れない。

初代セリカを語るとき、外せないのが「フルチョイス・システム」と呼ばれるそのカスタムメニューの豊富さだろう。
これもまた先のマスタングが元ネタだろうと言われる理由のひとつでもあるのだが、エンジンのスペックから始まって、内外装や装備、足回りなどさまざまな項目をいくつもの選択肢の中から自分の望むものを選び、「自分仕様」のセリカを作ることができるのだ。
しかもそれが、ディーラーに置かれたコンピュータからメーカーに発注するという、今では当たり前かもしれないが当時最先端の画期的なやり方だったのだ。

セリカ1600ST(TA22型)

初代セリカといえば、今でも「GT」や「GTV」の人気が高い。
旧車イベントなどに行くと、それらはやはり花形車種で多くの人だかりができている。
GT、GTVはやはり最高グレードだけのことはあって、ハイスペックな仕様にスパルタンな装いとなっていかにもスポーツカー然としている。黒基調の内相は、実にスポーティで格好良い。

ただ実は、先の「フルチョイス・システム」はハイスペック版であるGTは対象外だったのだ。
スポーツ性を重視したGTには、フルチョイスシステムで選べる明るい内装などはイメージ外だったのだろうか。GTのカリスマ性を維持する上で、それは必要な措置だったのかもしれない。

逆に、GT以外は好きなように「自分のセリカ」を作ることができた。
写真の現車は「1600ST」なのだが、白いリアトレイが見えている。フルチョイスシステムでは、なんと白い皮シートに白いトリムなども選ぶことができたのだ。
ちなみに、初代セリカのグレード構成は、上からGT>ST>LT>ETとなっている。
STは4気筒OHVにキャブレターを2連装した、105psの出力を誇る「2T-B」エンジンが搭載されている。

セリカ1600ST(TA22型)

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