カローラレビン1600GT(2代目後期・TE55型) | トヨタ - 規制に翻弄されたレビン【旧車】

カローラレビン1600GT(2代目後期・TE55型) | トヨタ - 規制に翻弄されたレビン【旧車】

2代目レビンは昭和50年排出ガス規制をクリアすることができず、デビューの翌年にわずか256台をもって製造中止となってしまった。そして2年の月日が流れ去り、昭和52年(1977年)1月、レビンがモデルチェンジしたという体で、トレノとともに復活。それが、2代目後期型・TE55型カローラレビンだ。


度重なる排ガス規制の憂き目を見た、もはや希少種ともいえる2代目レビン

カローラレビン1600GT(2代目後期・TE55型)

・モデル名 :カローラレビン1600GT(2代目・TE55型)
・メーカー名:トヨタ
・年式   :1979
・撮影場所 :2017トヨタ博物館クラシックカーフェスティバル in 神宮外苑
・撮影者  :ミノ

いったん生産中止となったものの、規制対応し復活した2代目

カローラレビン1600GT(2代目後期・TE55型)

昭和49年(1974年)にレビンとしては初のモデルチェンジでデビューした2代目前期型のTE37型。
カローラシリーズとしては3代目前期にあたり、カローラレビンはTE37型、スプリンタートレノはTE47型となる。
レビンは2ドアハードトップとなり、見た目もトレノと別の車種という感じがはっきりした。

搭載されていたエンジンは名機といわれた、2T-Gと2T-GR。だがキャブレター式のこれらのエンジンは昭和50年排出ガス規制をクリアすることができず、2代目レビンはデビューの翌年にわずか256台をもって製造中止となってしまった。

そして2年の月日が流れ去り、街でベージュのコート・・・じゃなかった2代目レビンをふたたび見かけるようになる。
昭和52年(1977年)1月、レビンがモデルチェンジしたという体で、トレノとともに復活。
エンジンはキャブレター式からEFI(電子制御式燃料噴射)装置に換装した2T-GEU型を積んだ。
それが、2代目後期型・TE55型カローラレビンだ。

カローラレビン1600GT(2代目後期・TE55型)

厳密にいうと、昭和51年排ガス規制に酸化触媒で対応したのがTE51型で、さらに三元触媒とO2センサーで昭和53年規制をクリアしたのがこのTE55型だ。
スプリンタートレノとふたたびボディを共用したのだが、これはカローラリフトバックとも同じだ。この時から、トレノはTE65型となるが、見た目はほとんど同じと言っていい。

このような度重なる排出ガス規制の強化による荒波に翻弄された背景をもつため、2代目カローラレビンは悲運のクルマと言われている。
規制のせいで製造中止の憂き目にあい、2年も経ってから製造再会される車種などなかなかない。
もともとの台数が少ないこともあり、さすがに現存する車両はだいぶ少なくなってしまっているようだ。
もしイベントなどで見かけたら、その波乱の人生(車生?)に思いを馳せ、温かく見守ってあげたい。

カローラレビン1600GT(2代目後期・TE55型)

関連する投稿


ホープスターSU型 | ホープ自動車 - 軽オート三輪の市場を切り拓いたパイオニア【旧車】

ホープスターSU型 | ホープ自動車 - 軽オート三輪の市場を切り拓いたパイオニア【旧車】

ホープの開発した新しいトランスポーター、軽オート三輪。昭和27年の発売に先駆け、ホープ自動車に改組。文字通り希望の星として、「ホープスター」と名付けられました。初期型のSUは旧来のオートバイゆずりのバーハンドル、後期型のSYは丸型ハンドルです。


レパードXS-Ⅱ V6(2代目・F31型系) | 日産 - 打倒・ソアラを意識した高級クーペ【旧車】

レパードXS-Ⅱ V6(2代目・F31型系) | 日産 - 打倒・ソアラを意識した高級クーペ【旧車】

初代の流れを受けた2代目レパードは、R31型スカイラインと基本コンポーネントを用いてより高級感やパーソナル感を強調する路線で誕生。ラインナップは2ドアクーペのみとなり、完全にトヨタ・ソアラを仮想敵として設定しているかのように見えました。


ジェミニ(初代・PF型系) | いすゞ - 世界中に兄弟がいる、元祖グローバルカー【旧車】

ジェミニ(初代・PF型系) | いすゞ - 世界中に兄弟がいる、元祖グローバルカー【旧車】

近年、世界中に適用させやすいベース車を開発し、それをさまざまなブランドで販売する車が現れるようになりました。いち早くこれを取り入れたうちの1台が、GM(アメリカのゼネラルモータース)の「Tカー(タイプTプラットフォーム)」ですが、そのTカーの日本版が、初代いすゞ・ジェミニです。


スプリンター1600GTリフトバック(4代目・TE71型) | トヨタ - トヨタが誇るハイメカニズム【旧車】

スプリンター1600GTリフトバック(4代目・TE71型) | トヨタ - トヨタが誇るハイメカニズム【旧車】

昭和54年(1979年)に4代目スプリンターが登場。「トヨタ・ツインカム」を排ガス規制に対応させつつ磨き上げた、世界に誇るDOHCのハイメカニズムの結晶ともいうべき2T-GEUエンジンを搭載しています。ハイウェイクルーザーとしてその高い性能を遺憾なく発揮しました。


【クルマニアックイズ】214本目

【クルマニアックイズ】214本目

あなたの車愛を試すガチンコ三択クイズ!今すぐチャレンジ!


最新の投稿


ホープスターSU型 | ホープ自動車 - 軽オート三輪の市場を切り拓いたパイオニア【旧車】

ホープスターSU型 | ホープ自動車 - 軽オート三輪の市場を切り拓いたパイオニア【旧車】

ホープの開発した新しいトランスポーター、軽オート三輪。昭和27年の発売に先駆け、ホープ自動車に改組。文字通り希望の星として、「ホープスター」と名付けられました。初期型のSUは旧来のオートバイゆずりのバーハンドル、後期型のSYは丸型ハンドルです。


【死語クイズ】堅実な様を表す死語ってなーんだ?

【死語クイズ】堅実な様を表す死語ってなーんだ?

昭和に散った「死語」を再び照らす「死語の世界」。かつて誰もが口にしたフレーズをどれだけ理解しているか問うクイズを出題。正解してもしなくても、人生にまったく影響しないがぜひこの死語を思い出していただきたい。 今回の死語クイズは、堅実さを表す言葉!今回のクイズは2問出題!


レパードXS-Ⅱ V6(2代目・F31型系) | 日産 - 打倒・ソアラを意識した高級クーペ【旧車】

レパードXS-Ⅱ V6(2代目・F31型系) | 日産 - 打倒・ソアラを意識した高級クーペ【旧車】

初代の流れを受けた2代目レパードは、R31型スカイラインと基本コンポーネントを用いてより高級感やパーソナル感を強調する路線で誕生。ラインナップは2ドアクーペのみとなり、完全にトヨタ・ソアラを仮想敵として設定しているかのように見えました。


ボンネットバス その2

ボンネットバス その2

昭和を感じる生活用品や、家電、建物など、庶民文化研究所所長 町田忍画伯が描くイラストコレクション「昭和レトロ画帖」。今回のコレクションは2度目の登場!庶民の足として親しまれたボンネットバスをご紹介!


【クルマニアックイズ】218本目

【クルマニアックイズ】218本目

あなたの車愛を試すガチンコ三択クイズ!今すぐチャレンジ!