セリカ1600GT(初代・TA22型) | トヨタ - トヨタ初のスペシャリティカーは若者の憧れ【旧車】

セリカ1600GT(初代・TA22型) | トヨタ - トヨタ初のスペシャリティカーは若者の憧れ【旧車】

「ダルマ」とか「ダルマセリカ」の愛称で呼ばれる、初代セリカのハードトップ。 その由来は、ダルマのようにふくよかなボディラインからのイメージとか、スラントノーズのフロントで存在感を発揮するメッキバンパーが、両端がクイっと上がってダルマのヒゲのように見えるからだともいわれています。


「ダルマ」の愛称で親しまれた、今なお人気の初代セリカ

セリカ1600GT(初代・TA22型)

・モデル名 :セリカ1600GT(初代・TA22型)
・メーカー名:トヨタ
・年式   :1971
・撮影場所 :第8回 石和温泉郷クラシックカーフェスティバル2018
・撮影者  :ミノ

ダルマの中でも最も人気が高い、初期型「ワンテール」モデル

セリカ1600GT(初代・TA22型)

「ダルマ」とか「ダルマセリカ」の愛称で呼ばれる、初代セリカのハードトップ。
その由来は、ダルマのようにふくよかなボディラインからのイメージとか、スラントノーズのフロントで存在感を発揮するメッキバンパーが、両端がクイっと上がってダルマのヒゲのように見えるからだともいわれる。
車名の「セリカ」は、スペイン語で「天空」や「神々しい」などを表す「celica」から。主にラテン系の女性の名前に用いられることもあるね。
お尻にボリューム感があるラインからも、それは何となく納得がいくところだ。
もっとも、それが「ダルマ」になってしまうというのも・・・。おっと、誰か来たようだ。

リアスタイルといえば、初代ダルマセリカで現在、旧車市場でもっとも人気があるのは通称「ワンテール」と呼ばれるモデルだ。
1972年の7月までの、ウインカーとテールランプが1つになった形状で、ブレーキを踏みながらウインカーをONにするとウインカーによる点滅が優先されるタイプだ。
これはテールランプまわりがすっきりする上に、よりクラシカルな感じがしていかにも旧車という印象が強くなる。
それに、アメリカのスペシャリティクーペをモチーフにしているセリカとしては、同時代のアメ車によくあったワンテール仕様だとよりルーツに忠実ということにもなる。

セリカ1600GT(初代・TA22型)

そもそもスペシャリティカーというのは、既存の車種のコンポーネントをうまく活用して2ドアハードトップやクーペに仕立て、よりフレッシュでスポーティかつ適度に豪華な雰囲気を与えたクルマのことをいう。
フォード・マスタングなどのアメリカンスポーツクーペで導入されたコンセプトで、トランザムやカマロなども追随し大人気となった。

スペシャリティカーはセダンなどの兄弟車として開発してしまうことが多いので、そうすると販売価格を抑えることもでき、ターゲットとなる若い世代などにも手が届きやすくなる。
または、価格を抑えたことによる余裕を高性能なエンジンや装備に回したり、豊富なオプションを用意するなどして付加価値の高い製品とすることができる。
それが初代セリカで話題になった、「フルチョイスシステム」と呼ばれるセミオーダーに近いオプション設定が可能になった理由のひとつだ。

ちなみに初代セリカは主要コンポーネンツをカリーナと同じくしている。
最上位モデルである「GT」には先のフルチョイスシステムは適用されず1588ccの2T-G型DOHCエンジンと5速MTの組み合わせのみであった。
内外装の色も選択に制限があったが、これは最上位であるがゆえのスポーツイメージを優先したがための設定だったものと推測される。GTのみ、フロントグリルがスポーティなハニカムメッシュ形状とされるのもその表れだろう。

セリカ1600GT(初代・TA22型)

関連する投稿


ホープスターSU型 | ホープ自動車 - 軽オート三輪の市場を切り拓いたパイオニア【旧車】

ホープスターSU型 | ホープ自動車 - 軽オート三輪の市場を切り拓いたパイオニア【旧車】

ホープの開発した新しいトランスポーター、軽オート三輪。昭和27年の発売に先駆け、ホープ自動車に改組。文字通り希望の星として、「ホープスター」と名付けられました。初期型のSUは旧来のオートバイゆずりのバーハンドル、後期型のSYは丸型ハンドルです。


レパードXS-Ⅱ V6(2代目・F31型系) | 日産 - 打倒・ソアラを意識した高級クーペ【旧車】

レパードXS-Ⅱ V6(2代目・F31型系) | 日産 - 打倒・ソアラを意識した高級クーペ【旧車】

初代の流れを受けた2代目レパードは、R31型スカイラインと基本コンポーネントを用いてより高級感やパーソナル感を強調する路線で誕生。ラインナップは2ドアクーペのみとなり、完全にトヨタ・ソアラを仮想敵として設定しているかのように見えました。


ジェミニ(初代・PF型系) | いすゞ - 世界中に兄弟がいる、元祖グローバルカー【旧車】

ジェミニ(初代・PF型系) | いすゞ - 世界中に兄弟がいる、元祖グローバルカー【旧車】

近年、世界中に適用させやすいベース車を開発し、それをさまざまなブランドで販売する車が現れるようになりました。いち早くこれを取り入れたうちの1台が、GM(アメリカのゼネラルモータース)の「Tカー(タイプTプラットフォーム)」ですが、そのTカーの日本版が、初代いすゞ・ジェミニです。


スプリンター1600GTリフトバック(4代目・TE71型) | トヨタ - トヨタが誇るハイメカニズム【旧車】

スプリンター1600GTリフトバック(4代目・TE71型) | トヨタ - トヨタが誇るハイメカニズム【旧車】

昭和54年(1979年)に4代目スプリンターが登場。「トヨタ・ツインカム」を排ガス規制に対応させつつ磨き上げた、世界に誇るDOHCのハイメカニズムの結晶ともいうべき2T-GEUエンジンを搭載しています。ハイウェイクルーザーとしてその高い性能を遺憾なく発揮しました。


【クルマニアックイズ】214本目

【クルマニアックイズ】214本目

あなたの車愛を試すガチンコ三択クイズ!今すぐチャレンジ!


最新の投稿


ホープスターSU型 | ホープ自動車 - 軽オート三輪の市場を切り拓いたパイオニア【旧車】

ホープスターSU型 | ホープ自動車 - 軽オート三輪の市場を切り拓いたパイオニア【旧車】

ホープの開発した新しいトランスポーター、軽オート三輪。昭和27年の発売に先駆け、ホープ自動車に改組。文字通り希望の星として、「ホープスター」と名付けられました。初期型のSUは旧来のオートバイゆずりのバーハンドル、後期型のSYは丸型ハンドルです。


【死語クイズ】堅実な様を表す死語ってなーんだ?

【死語クイズ】堅実な様を表す死語ってなーんだ?

昭和に散った「死語」を再び照らす「死語の世界」。かつて誰もが口にしたフレーズをどれだけ理解しているか問うクイズを出題。正解してもしなくても、人生にまったく影響しないがぜひこの死語を思い出していただきたい。 今回の死語クイズは、堅実さを表す言葉!今回のクイズは2問出題!


レパードXS-Ⅱ V6(2代目・F31型系) | 日産 - 打倒・ソアラを意識した高級クーペ【旧車】

レパードXS-Ⅱ V6(2代目・F31型系) | 日産 - 打倒・ソアラを意識した高級クーペ【旧車】

初代の流れを受けた2代目レパードは、R31型スカイラインと基本コンポーネントを用いてより高級感やパーソナル感を強調する路線で誕生。ラインナップは2ドアクーペのみとなり、完全にトヨタ・ソアラを仮想敵として設定しているかのように見えました。


ボンネットバス その2

ボンネットバス その2

昭和を感じる生活用品や、家電、建物など、庶民文化研究所所長 町田忍画伯が描くイラストコレクション「昭和レトロ画帖」。今回のコレクションは2度目の登場!庶民の足として親しまれたボンネットバスをご紹介!


【クルマニアックイズ】218本目

【クルマニアックイズ】218本目

あなたの車愛を試すガチンコ三択クイズ!今すぐチャレンジ!