生中継名場面集

足立区の銭湯専門フリーマガジン『銭湯といえば足立』vol.63(2017年10月発行)
綾瀬・金子湯さんでの生中継を記事にさせていただきました。
(金子湯さんは残念ながら2018年に廃業されました)
今年でなんと51周年を迎えた、TBSラジオ『毒蝮三太夫のミュージックプレゼント』。
現在は『土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送』(9:00〜13:00)内で月1回・最終土曜日のみの放送。新型コロナ感染拡大防止のため、TBSラジオのスタジオや毒蝮さんの事務所(まむしプロダクション)などからお客さんを集めない形での“無観客中継”をしています。
銭湯での中継の時よく現場へ行かせてもらい、至福の時間を楽しんでいたワタシとしては、先の見えないこの現状がもどかしくてなりません。
たくさん撮らせていただいた写真でこれまでを振り返りながら、まずはその名場面をご紹介しましょう。

荒川区・ニュー恵美須のキュートで元気な女将さんと(2018年)
衰え知らずのマシンガントーク&愛のこもった「ジジイ、ババア」の毒舌で、集まった皆さんを歓喜の渦に巻き込むマムちゃん。
時には、口だけではなく手も出します。しかも強烈なチョップを。
毒蝮さんは大のプロレスファンなので、ガッチリ系の男性を見ると血が騒ぐのでしょう。
現役プロレスラーさんや元・お相撲さんに放った瞬間を目撃したこともあります。

墨田区・寺島浴場さんで(2017年)
若旦那さんの分厚い胸板をバシン!
受けた若旦那さん、恍惚の表情
また、会場に妊婦さんがいらっしゃることも。
お目当ては“マムちゃん名物・安産祈願”。
毒蝮さんがおなかをなでると、元気で丈夫な赤ちゃんが生まれると言うのです。

“安産祈願”をするマムちゃん。
こちらの妊婦さん、実は漫談家・風呂わく三さんの奥様!
この次のアクションの写真もありますが、それは載せません(^◇^;)
(2016年 足立区・大平湯さん)
後日、無事に赤ちゃんが生まれたことを報告しに再び中継会場へ来て、マムちゃんにお礼を言うお母さん&お子さんの姿もたびたびお見かけします。
中継終了後も“お楽しみタイム”
生中継が終了したあとは、もうひとつのお楽しみがあります。
それは、毒蝮さんを囲んでの交流の時間。
地域にまつわる話、介護の話、時事問題、戦争体験談、「オレオレ詐欺に気をつけて」など、その内容は多岐に渡ります。
時には観覧の方の相談に乗ることも。

中継後、リラックスした空気の中で語らいのひととき。
(2020年 江戸川区・一心湯さん)

お茶目な表情のマムちゃん。
(2020年 豊島区・妙法湯さん)
さらに当日、会場へ芸人さんなどが遊びに来ていたら、運がよければ“ミニ演芸ショー”が観られることもあります。

『銭湯もりあげた〜い』代表でもあるピン芸人・風呂わく三さんが漫談を!
TBSラジオキャスターさんは毒蝮さんの肩もみをしながら。
わく三さんの後ろにいるのは松の湯のご主人さん。
(2016年 足立区・松の湯さん)

青空一風・旋風さんは漫才+パフォーマンス!
(2016年 足立区・大平湯さん)
お店からの中継時と比べると銭湯の脱衣所は広く、お客さんがゆったり座っていられる場合が多いので“アフタータイム”も充実するようです。
毒蝮さんのスケジュールが許す限り、記念撮影にも応じてくださいます。
そして、帰りには記念品が。
千社札風の特製シールなどがもらえます。

橘左近先生の書による「毒蝮三太夫」非売品シール
銭湯さんにはサイン色紙を。(一般の方はもらえません)
「銭湯は裏切らない」は、「毒蝮三太夫」の名付け親でもある立川談志師匠が色紙によく書かれていたのだそうです。

銭湯さんのロビーやフロントに飾ってあることが多い毒蝮さんのサイン色紙。
イラスト、プリクラシール、廣瀬十四三さん作・似顔絵ハンコなどのデコレーションなどもあり、1枚1枚が違います。
(上2枚@江東区・白山湯さん 下@荒川区・ニュー恵美須さん)
この中継会場で初めて会う人、この会場でしか会わない人、そして久しぶりに会う人etc…。人とのつながりも楽しめるのです。

コラムニストの石原壮一郎さんと数年ぶりにバッタリ再会!
この日をきっかけに、石原さんとは銭湯めぐりをときどきご一緒するようになりました。
(2017年 国立市・鳩の湯さん)
石原さんは、ただいま『介護ポストセブン』というサイトで毒蝮さんのインタビュー記事を連載されています。

毒蝮三太夫、風変わりだった父との思い出「俺の毒舌はおやじ譲り」【連載 第30回】 (1/1)| 介護ポストセブン
https://kaigo.news-postseven.com/86323類を見ない独自の存在である「毒蝮三太夫」は、それぞれに超個性的だった両親によって作られた。前回の母親に続いて今回は父親のお話。「今思うと、あれはありがたかった」と感謝していることがあるという。最新刊『たぬきババアとゴリおやじ 俺とおやじとおふくろの昭和物語』が好調の毒蝮さんが、父親から受けた深い愛を語る。( (1/1)