【クルマニアックイズ】183本目

スペース効率を上げるため、軽自動車やコンパクトカーでは比較的多くの車種で採用されているフロントベンチシート。セダンやワゴンタイプではあまり採用例は多くありません。かつてのセドリック/グロリアワゴンやクラウンワゴン（エステート）はその例としてよく知られており、根強い人気があります。次のうち、あまりベンチシートのイメージがないものの、設定があった車種はどれ？

３つの中から選択してください

残念！もう一度選ぶ

残念！最後のチャンス

• A トヨタ・スプリンターカリブ
• B トヨタ・ビスタアルデオ
• C トヨタ・セプターワゴン

B：トヨタ・ビスタアルデオ

■解説

1982年（昭和57年）にトヨタ初のFF横置きレイアウト車として登場した2代目カムリの姉妹車としてスタートしたトヨタ・ビスタ。「ビスタ店」という新しい販売チャネルが設置されるほど、トヨタが力を入れていた車種です。1998年（平成10年）に登場したビスタの5代目には、ビスタアルデオという歴代ビスタ唯一のワゴンモデルが作られました。そのビスタアルデオにオプション設定されたのが、「マルチパーパスベンチシート」と呼ばれるフロントベンチシートです。コンパクトな5ナンバーサイズながら6人乗車でき、しかもカーゴルームに荷物を充分に積むことができるためとても便利なのですが、5代目ビスタはカムリとの姉妹関係を解消し国内専用の独立モデルとなったこともあり、若干地味目。ベンチシート車は「代用アメリカ車」としてカスタムベースとなることもよくありますが、そういった需要もなくあまり注目を集めることもないまま、2003年（平成15年）終売になりました。ビスタはモデルチェンジすることなく、翌年には販売店の「ビスタ店」も終了。新しい販売網の「ネッツ店」に統合されました。