スバル360 | スバル - もはや昭和レトロのアイコンというべき存在【旧車】

スバル360 | スバル - もはや昭和レトロのアイコンというべき存在【旧車】

昭和33年(1958年)といえば、まだ日本では、一般家庭が自家用車を持つなんて夢のまた夢といった時代でした。そんな中、通産省が提示した国民車構想を具現化することをめざし、個人が手軽な価格で購入できるクルマとして発売されたのがこのスバル360です。


「スバル」ブランドの起源となった、日本の歴史に残る軽自動車

スバル360

・モデル名 :スバル360(K212型)
・メーカー名:富士重工
・年式   :1968
・撮影場所 :サクラオートヒストリーフォーラム2018
・撮影者  :会長

昭和レトロを語るとき、絶対に外せないのがこのスバル

スバル360

昭和33年(1958年)、まだ日本ではクルマといえばほとんどがトラックやバスなどの商用車や公用車などで、一般家庭が自家用車を持つなんて夢のまた夢といった時代。
通産省が提示した国民車構想を具現化することをめざし、個人が手軽な価格で購入できてファミリーユースができるクルマをなんとか形にし、発売されたのがこのスバル360だ。

もはや実現は困難とさえ思われたその国民車構想に、戦前の飛行機づくりをルーツに持つスバルはその高い技術力と志をもって果敢に挑戦。並み居るライバルたちに先駆け、このスバル360を開発し、日本の自動車史、いや日本の近代史に大きな一歩を刻んだのだった。

そして富士重工の創業100周年を記念し、2017年に社名が「SUBARU」に改められたのは記憶にあたらしいところ。スバル360は、まさにスバルそのものといっていいだろう。

スバル360
スバル360

「スバル」の名が冠されたクルマは、実は1954年の「スバル1500」(P-1)が最初だ。だが、これは発売には至らなかったので、事実上この「スバル360」が最初となる。

富士重工最初の市販車でもあるスバル360は、超コンパクトなサイズながらもリアエンジン・リアドライブのレイアウトを採ることで、国産軽自動車として初の「大人が4人乗れる居住性」を実現したのが最大の特徴だ。
実用性が高いうえに価格も抑えられていたので、まさに「マイカー時代」を作り出したといってよいほどの大ヒットとなった。
約12年間で、40万代近くが製造されたのだ。
また、そのかわいらしいスタイルもあって、現在でも「てんとう虫」の愛称で親しまれ続けていて、今でも街中で見かけることがあるほどだ。

そして何より、昭和レトロを語るとき、このスバル360を思い出さない人はほぼいないだろうというぐらい、懐かしい時代の代名詞ともなっている。
これはもう、日本の歴史に残る名車・・・いや、スバル360の登場は「歴史上のできごと」と言っても過言ではないだろう。
いつかきっと、日本史のテストに出題される日がくるかも知れないね。

スバル360

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