N360S | ホンダ - 「Nコロ」の愛称で親しまれた、ホンダ初の量産乗用車【旧車】

N360S | ホンダ - 「Nコロ」の愛称で親しまれた、ホンダ初の量産乗用車【旧車】

スバル360のメガヒットによって活気づいたサブロク軽自動車(360cc規格)の市場だが、次々と発表される他社の軽自動車たちはスバルのライバルというにはほど遠く、その単独首位は独走といっていい状況でした。そこに対抗馬として現れたのが、昭和42年(1967年)にホンダが発表した、N360です。


ホンダらしさが詰まったサブロク軽は、次々バージョンアップしていった

N360S

・モデル名 :N360S(N1型)
・メーカー名:ホンダ
・年式   :1968
・撮影場所 :サクラオートヒストリーフォーラム2018
・撮影者  :会長

ホンダが作った軽自動車が、スバル360の牙城をついに崩した

N360S

スバル360のメガヒットによって活気づいたサブロク軽自動車(360cc規格)の市場だが、次々と発表される他社の軽自動車たちはスバルのライバルというにはほど遠く、その単独首位は独走といっていい状況だった。
言い換えればスバル360はそれほど圧倒的に支持されていたということだが、その牙城に果敢に挑む対抗馬が現れた。それが、昭和42年(1967年)にホンダが発表した、N360だ。

FF方式(前輪駆動)により小さいボディながらも広い必内空間を確保し、当時の軽自動車としては他を寄せ付けない高出力なエンジンを投入。イギリスのオースチン・ミニを思わせるような愛らしいボディに、さまざまなカラーを用意しそれを低い価格設定で販売する・・・とまあ、これがヒットしないワケはなかった。

ホンダがどうしてそんな高性能な新型軽自動車を廉価に発売できたかといえば、それは手持ちのバイクのエンジンやパーツ、ノウハウを最大限に生かしてN360を開発・生産したからだと言われている。
横置きFFレイアウトの空冷4スト2気筒エンジンは、これまたバイクのヒット車であるドリームCB450のものを流用して開発された。
それを物語るのが、通常タイミングチェーンはシリンダーブロックの一端に配置されるところ、2気筒エンジンのバイクのようにカムシャフトとクランクシャフトの中央になっていることだ。
また4速マニュアルのトランスミッションは、初期型ではバイクの構造に近い直列配置になっているよ。

もっとも、バイク用のエンジンのチューニングでは高回転時の出力が重視で低速トルクが細く乗りにくくなってしまうため、キャブレターを変更して低速域からも扱いやすい特性に変更されてたりもしているんだ。

N360S

Nコロといえば本当に当時若い世代に大人気で、さまざまなオプションパーツや社外パーツでチューニングやドレスアップをするのが大流行した。
アルファロメオを思わせるような、四つ葉のクローバーのステッカーで有名な「レーシングメイト」を覚えている人も多いだろう。レーシングメイトといえば、N360のパーツが大人気だった。
本格的なエンジンチューンのパーツから、ミラーやランプ類、グリルといった外装、車内の小物までさまざまなアイテムが満載されたカタログは、見ているだけでも夢が膨らんで楽しかったね。

そのレーシングメイト、実は伝説のレーシングドライバー・故・式場壮吉氏や自動車評論家の故・徳大寺有恒(当時は杉江博愛)氏らが立ち上げたブランドだ。
RMの四つ葉のクローバーとVANジャケットとのダブルネームは、当時の憧れのファッションアイテムだったね。

N360S

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