昭和に散ったバブル系死語の世界 ~花金~

昭和に散ったバブル系死語の世界 ~花金~

懐かしくてちょっと痛々しい…昭和に咲き誇り、今や死に絶えた言葉を紹介する「死語の世界」。今回ご紹介する死語は「花金」。金曜日になるとざわつくサラリーマンの方、その言葉、実は通じないみたいですよ?


花金

死語解説:花金[名詞・略語]

花金(ハナキン)、華金とも。「花の金曜日」の略称のこと。
金曜日は、翌日が休みということもあって、目一杯ハメを外して遊べることが由来。
つまりは月金でがんばったサラリーマンが仕事から解放される喜びの言葉である。
ちなみに、アメリカでも似たような言葉があり、「thank God it’s Friday」略して「TGIF」と呼ばれているそうだ。仕事終わりが幸せなのはどこの国でも共通のようだ。

時代背景

「今日は花金だね。なにして遊ぶの?」
毎週金曜日には、こんな浮ついた会話がかわされたものだ。
遊ぶのが目的であった目的が遊びではない。
時は、華やかなりしバブル時代。
かの松下幸之助が始めたとされる週休二日制が浸透し、サラリーマンの土日休みが多くなってきた時代のことだ。
バブルの好景気も相まって、仕事から解放されたサラリーマンが花盛りのごとく遊び倒す様子からこの言葉は生まれたと言われている。
「ディスコ」に「イタ飯」に「プールバー」と花金に浮かされたサラリーマンが騒ぎ倒していたわけだが、そもそも松下幸之助が週休二日制を始めたのは、学びの時間を作るためだというのだから花金も皮肉である。
とはいえ、仕事から解放されるということは、サラリーマンにとっては得も言われぬ喜びというのも事実。花金という言葉はそれを実に見事に言い表しているといえる。だから、商売の神様よ、どうか見逃してほしい。

バブルを象徴するかのような花金も時の流れとともに死語と化した。
飲み会に来ない若者に「花金なのに遊ばないの?」なんて言っても通じないし、そもそもパワハラ、いやいや、アルハラになりかねないのでご用心だ。

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