ファッション系死語の世界 ~チョッキ~

ファッション系死語の世界 ~チョッキ~

懐かしくてちょっと痛々しい…昭和に咲き誇り、今や死に絶えた言葉を紹介する「死語の世界」。今回ご紹介する死語は「チョッキ」。ベストと同じなんだけど、どこか古臭く聞こえてしまう悲しい死語。


チョッキ

死語解説:チョッキ[名詞]

胴着の一種で、袖がない衣服のこと。
現代ではベスト・ジレなどとも呼ばれる。意味としては日本語的にはどれもほぼ同じ。
ちなみにベストは英語、ジレはフランス語、そしてチョッキは…日本語である。

時代背景

チョッキとは袖なしの衣服のことで、主にインナーシャツとアウタージャケットの間に着る中衣のことを表すことが多い。その起源は古く、いわゆる中世貴族の衣服がそのはじまりと言われているが、最初のころは袖なしに限らず中衣のことだった。
いまのように袖なしの形状のものが登場したのは18世紀ごろと言われている。フランスではジレ、イギリスではウエストコート、アメリカではベストと呼ばれるようになったらしい。ちなみに、イギリスでベストというと、袖なしの下着、つまりランニングのことを指すらしい。

▼昭和に散ったファッション系死語の世界 ~ランニング~
https://goldenyokocho.jp/articles/3083

では、チョッキについてだが、実はこれ、日本だけの呼び方。
由来としては日本語の「直着」から来ているだとか、フランス語の「jaque」から来ているだとか、はたまたポルトガル語の「jaqueta」から来ているだとか諸説ある。
だが、明治時代にはもうチョッキという言葉は定着していたんだとか。ベストという言葉が時代を席巻しはじめたのは1960年代くらいではないかと言われているが、多くの昭和人はきっとチョッキって言っていたはず!そう信じたい。

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