ピアッツァ ターボXE | いすゞ - まるでショーカーそのままのスタイル【旧車】

ピアッツァ ターボXE | いすゞ - まるでショーカーそのままのスタイル【旧車】

名車の誉れ高く、今なおファンも多いいすゞの名車・117クーペの後継車として、同じくジウジアーロが手掛けた初代ピアッツァです。


名車117クーペの後継として、同じくジウジアーロがデザインしたスペシャルクーペ

ピアッツァ ターボXE

・モデル名 :ピアッツァ 2000ターボXE
・メーカー名:いすゞ
・年式   :1984
・撮影場所 :横浜ヒストリックカーデイ2018
・撮影者  :会長

日本一美しいクーペとも称されたスタイルはいまも鮮やか

ピアッツァ ターボXE

名車の誉れ高く、今なおファンも多いいすゞの名車・117クーペの後継車として、同じくジウジアーロが手掛けた初代ピアッツァ。
1979年のジュネーブ・ショーに「アッソ・デ・フィオーリ(クラブのエースの意)」として発表されたショーモデルを限りなく生産型に落とし込んだ、まさにショーカー然とした美しいクーペだ。

もちろん法規の問題や生産上の都合などもあってそのままの形ではないが、フロントウィンドウの角度を除きかなり忠実に再現されていると言われている。
もっとも、当時の日本の法規ではフェンダーミラーにせざるを得なかったため、そこはかのジウジアーロもかなり残念がっていた(というより、激怒したらしい)という。
後のマイナーチェンジでドアミラーが実現され、それを見て納得の表情を示したという話も聞くが、これだけのデザインを作り上げた本人からしたらそれも当然だろう。

ピアッツァのドライブトレーンは、同時代のジェミニや旧型の117クーペのものを流用することで価格も抑えられ、発表からわずか2年での発売にこぎつけたという。
だがそれは、スタイルは先進的でも中身は旧態ということでもある。
たとえばXEは車重が1190kgほどなのだが、これを150psのエンジンで引っ張ろうとすると結構厳しい。キビキビ走るという感じではないのが正直なところだろう。
それに、あまり官能的なフィールのエンジンではなかったのも残念なところだ。

こんなすごいスタイルのクルマが、速くてファン・トゥ・ドライブなフィールを持っていたら・・・例えば気持ちのいい音を聴かせてくれるエンジンだったら・・・。
もちろんピアッツァが名車であることには変わりないのだけど、もっともっとスゴイことになっていたんじゃないだろうかと妄想してしまう。

今になってもそんなことを考えさせてしまう、そんなところがこのピアッツァというスペシャリティカーの持つ魔力なのかもしれない。
もしかしたら伝説になるために、ジウジアーロといすゞがそこまで考えていたなんて・・・ことはないだろうか。

ピアッツァ ターボXE
ピアッツァ ターボXE

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