銭湯界の風雲児・長沼三兄弟

これが『銭湯戦士セイント☆セントー』!(実際は飛行能力ありません…今のところ)
皆さんは、東京の銭湯界で注目の存在である「長沼三兄弟」をご存知でしょうか。
日々の努力とアイデアで連日お客さんを楽しませ続けている3軒の銭湯、『薬師湯』さん(向島)、『萩の湯』さん(鶯谷)、『寿湯』さん(稲荷町)。
こちらの店主が代々、銭湯を経営している「長沼さん」家の
『薬師湯』=長男・秀三さん
『萩の湯』=次男・雄三さん
『寿湯』=三男・亮三さん
なのです。

「長沼三兄弟」とメソポ田宮
写真左から、長男・秀三さん、メソポ田宮、次男・雄三さん、三男・亮三さん
(『セイント☆セントー夏まつり2019』の抽選会で)
毎日変わる薬湯、浴室に貼ってある月刊壁新聞やユニークなイベント、新作映画のPRタイアップ企画などなど、三銭湯それぞれが常に話題を提供し続けています。
♨墨田区向島の『薬師湯』さん

とうきょうスカイツリー駅から徒歩1分26秒!(薬師湯ホームページより)
向かいにはドーンと東京スカイツリーがそびえ立ってます。

『薬師湯』さんの壁新聞『薬師ゆ 瓦版』
ちぃ女将(秀三さんの愛娘ちゃん)とメソポ田宮が(◎▽◎)

『薬師湯』さんの日替わり湯スケジュール表(2020年8月分)。
他ではなかなかお目にかかれない、ユニークなお湯が並んでいます。
♨台東区根岸の『萩の湯』さん

『萩の湯』さんはこのビルの1〜4階。
2階にはお食事処もある休憩所、3階=男湯、4階=女湯です。

『萩の湯』さんの壁新聞『萩の湯だより』
♨台東区東上野の『寿湯』さん

最寄駅は東京メトロ銀座線の稲荷町駅(徒歩2分)。JR上野駅からも徒歩10分弱で着きます。

『寿湯』さんの壁新聞『寿湯だより』
その3軒の銭湯の、浴室だけでしか読むことができない漫画『銭湯戦士セイント☆セントー』を、ワタクシ・メソポ田宮が描かせていただいております。
2018年2月から月イチ連載として始まって、この9月で30回目を迎えます。
なぜ、この3軒で連載が始まったのか。
ここでも、運命的なタイミングで、いいご縁をいただきました。

2017年12月3日、薬師湯さんのツイート『グリーンマーケット すみだ』
@墨田区役所前うるおい広場
(この時、三男・りょーぞうさんは会場内のどこかに行ってました)
長沼三兄弟さんの銭湯へは以前よりたびたび入りに行っていたのですが、店主はお仕事中なのでなかなかゆっくりとお話はできません。
そんな中、2017年の暮れに墨田区役所前の広場で開催された『グリーンマーケット すみだ』というイベントへ。
“薬師湯・萩の湯・寿湯がお風呂から飛び出したっ!!三兄弟銭湯合同出店『長沼三郎商店♨』”も参加するとの情報をキャッチ。
当日、行ってみたのでした。
『長沼三郎商店♨』には、三銭湯のフロントで販売しているオリジナルのタオルやTシャツをはじめ、地方の特産品、入浴剤などがにぎやかに並んでいました。
その時、店頭にいた長男・秀三さん&奥さん、次男・雄三さんといつもとは違う空気の中、和やかにお話をしていたら、雄三さんが「今度、浴室の中で連載漫画をやりたいと思ってるんですが、誰か漫画を描ける方を...」とおっしゃったので、すかさず「ワタシ、やりたいです〜」と手を挙げさせていただいたのでした。
この状況、そしてこのタイミングだったからこその巡り合わせでは、と思いました。
幻の、実写版『セイント☆セントー』

三銭湯さんに提出した『セイント☆セントー』漫画案。煙突型バズーカ砲(の、ようなもの)を背負っております。
世界初かもしれない“浴室限定漫画”。月に1回の連載で、1話あたり2ページを更新。
さて、どういう内容にしようか…
長沼三兄弟さんからの要望は「次回が気になる終わり方にしてほしい」。(昔、公園に来ていた紙芝居屋さんもこの手法でしたね)
続きが気になって、更新されたらまたお風呂へ入りに来るような展開。。。
当初、ワタシは『お湯わいてるぞう』を主人公にしたほのぼのシュールな作品を描こうかなと思っていました。
しかし、ストーリーが「次回が気になる終わり方」に毎回ならないのでは、という不安が…。
そんな中、この数年前に友人の特撮好きシンガーソングライター・北脇貴士さんが「特撮映像を撮りたい!」と言い出したのを受けて考案し、何もせぬまま保留になっていたヒーローのことを思い出しました。
それが、『銭湯戦士セイント☆セントー』でした。

パイロット版(?)『セイント☆セントー』。
(2015年、足立区綾瀬の銭湯『玉の湯』さん店頭にて)
キッチン用ゴム手袋をはじめ、すべてが安い…。
シューズはプロレスラー・天龍源一郎選手の直筆サイン入りレプリカシューズで、これだけはちょっと高価(メソポ田宮の私物)。
実写版『セイント☆セントー』は、試作品ながらネット放送やイベント、メディア取材の際などにちょいちょい登場させていました。(ショボショボの完成度なのに、恥ずかしげもなく…)
その頃のメソポ田宮のインタビュー記事にも、実写版『セイント☆セントー』が載っております。
(アップされたのは2015年10月。『銭湯もりあげた〜い』発足の翌年です)

ウワサの葛飾人(3人目) 体液系イラストレーター「メソポ田宮文明」先生
https://katsushika.uwasa-no.com/2015/10/23/mesopo/●体液系イラストレーターはハレンチ色の鈍いヤツ? 夕刊フジをはじめ、様々なメディアで活躍されている「体液系イラストレーター」 「メソポ田宮文明」先生。 (以下、…
銭湯をこよなく愛する男がヒーローに変身(変装)し、銭湯の良さを伝えるため日夜奮闘する
ズッコケドタバタギャグ漫画(昭和ですね...)を描こう!と心に決めました。