夏の夜に響き渡る悲鳴…?縁日のお化け屋敷・見世物小屋

夏の夜に響き渡る悲鳴…?縁日のお化け屋敷・見世物小屋

今回は、夏の夜の風物詩「縁日」を、庶民文化研究所収蔵の写真で振り返る。今回は縁日の中でもひと際大掛かりな出し物である、お化け屋敷や見世物小屋を写真でプレイバック!


夏の思い出は縁日とともに…

今では開催されることが少なくなっているようだが、昭和世代の夏休みと言えば「縁日」「夏祭り」は欠かせない。大規模な「夏祭り」はもちろん、町内のこじんまりした「縁日」なども、楽しい思い出だろう。
子供用の浴衣に身を包み、ずらりと並ぶ屋台にワクワクし、帰りにはお面を頭につけて、父親の背中で居眠りする…そんな思い出が昭和世代なら誰にでもあるはずだ。

屋台

「縁日」「夏祭り」と言えば、ずらりと並ぶ様々な屋台だが、果たしてあなたはなんの屋台を思い浮かべるだろうか?

金魚すくい?
ヨーヨーすくい?
あるいはくじ引き?
それとも、たこ焼きや焼きそばなどの食べ物だろうか?

どれも素敵なものだが、今回ご紹介するのは「縁日」の中でもひと際大掛かりな出し物である、「お化け屋敷」や「見世物小屋」を中心にご紹介しようと思う。

威勢のいい口上が懐かしい…お化け屋敷に見世物小屋

見世物小屋

おどろおどろしい看板に、おそろしげな人形、拡声器から聞こえる悲鳴と、客を誘い込む闊達な口上…今ではお化け屋敷といえば遊園地に設置された立派なアミューズメントが先に出てくるだろうが、やはり昭和世代にとってのお化け屋敷と言えば、こっちではないだろうか?
同じように『怪異!ヘビ女』みたいな謎の言葉で子供心を引きつけてきた見世物小屋もあった。
見世物小屋と聞くとマイナスなイメージを持つ人もいるかもしれない。確かに大昔はちょっと紹介するのがはばかられるような興行が行われていたこともあるようだが、我々の目に触れる見世物小屋はもうずいぶんと前から芸人さんが芸を披露する健全なものである。あと、秘宝館的な珍妙なものだったりね(笑)。

見世物小屋

ところで、町田さんによると「縁日」「夏祭り」の様子も昔と今ではけっこう変わっているらしい。
例えば昔の「縁日」の主なターゲットは子供だったのに対して、現在では少子高齢化の影響からか大人がメインターゲットになっているそうな。
そのため、テーブルや椅子を並べた居酒屋風の屋台などが近年では見られるという。

また、お化け屋敷や見世物小屋などの他にも、「縁日」で威勢のいい声を張り上げていたいわゆる香具師という人たちは現代ではほとんど見られないとも。
寅さんでおなじみの啖呵売だが、時代とともに減っているのだろう。

とはいえ、今も数は少ないが、かつて見たようなお化け屋敷や見世物小屋は立派に興行を行っているらしい。例えば東京は新宿、花園神社の酉の市では今も見世物小屋が見られるとか。こうなったら一度取材に出かけてみたいものである。

ゴールデン横丁の仲間たち | 町田 忍(まちだ しのぶ)

https://goldenyokocho.jp/articles/677

ありとあらゆる庶民文化に精通し、膨大なコレクションとエピソードをお持ちの「庶民文化研究所」所長、町田忍さん。 昭和レトロそのもののような町田さんの研究所にお邪魔し、膨大なコレクションから懐かしいアイテムをピックアップ。懐かしいエピソードや知られざる裏話、さらに華麗なる交友録までお届けします。

関連する投稿


おまけだけど主役!少年を虜にした食玩

おまけだけど主役!少年を虜にした食玩

仮面ライダーチップスやプロ野球カードなどに代表されるように、おまけのおもちゃや景品というものは少年の心を掴んで離さないもの。昭和の少年ならば、誰もが胸踊らせたであろう食玩について、庶民文化研究所町田忍所長に収蔵品を紹介していただこう。


昭和の銭湯建築 飛騨神岡・高泉浴場

昭和の銭湯建築 飛騨神岡・高泉浴場

昭和を感じる生活用品や、家電、建物など、庶民文化研究所所長 町田忍画伯が描くイラストコレクション「昭和レトロ画帖」。今回は銭湯シリーズ。かつて飛騨神岡にあった、昭和初期建築の高泉浴場をご紹介しよう。


懸賞応募シールは夢のかけら

懸賞応募シールは夢のかけら

毎年春になるともらえる白いお皿を中心に、飲料、食品など各社が展開しているプレゼントキャンペーン。そのキャンペーンの応募方法といえば、“シールを集めて応募”だろう。庶民文化研究所所長、町田忍さんはそんな懸賞応募シールも収蔵しています。


シボレーインパラ 1959

シボレーインパラ 1959

昭和を感じる生活用品や、家電、建物など、庶民文化研究所所長 町田忍画伯が描くイラストコレクション「昭和レトロ画帖」。今回は古き良きアメ車の雰囲気を色濃く感じるシボレー・インパラをご紹介。


日本橋 麒麟像

日本橋 麒麟像

昭和を感じる生活用品や、家電、建物など、庶民文化研究所所長 町田忍画伯が描くイラストコレクション「昭和レトロ画帖」。今回は日本の中心、日本橋の象徴となっている麒麟像をご紹介。


最新の投稿


スカイライン | 日産 - ソレ・タコ・デュアルはL型チューンの代名詞

スカイライン | 日産 - ソレ・タコ・デュアルはL型チューンの代名詞

ハコスカといえばチューニング派の旧車ファンには垂涎の的だけれども、ハコスカのL型エンジンの定番チューンといえば「ソレ・タコ・デュアル」。 ソレックスの3連キャブレター、タコ足エグゾースト、デュアル出しマフラーという吸排気系のトータルチューンを指した言葉だね。


サンバー | スバル - 360cc時代でエンジンは空冷

サンバー | スバル - 360cc時代でエンジンは空冷

現在でも人気の高い軽ワンボックスのサンバー、これは2代目だね。 360cc時代でエンジンは空冷だ。


【クルマニアックイズ】287本目

【クルマニアックイズ】287本目

あなたの車愛を試すガチンコ三択クイズ!今すぐチャレンジ!


【クルマニアックイズ】286本目

【クルマニアックイズ】286本目

あなたの車愛を試すガチンコ三択クイズ!今すぐチャレンジ!


全国カーイベント情報

全国カーイベント情報

全国各地で開催される旧車イベントやクラシックカーフェスティバルなど、クルマ関連の各種イベントをご紹介します。