セドリック | 日産 - を気楽に乗り回すのが新しいやり方、 ON THE セドリック!【旧車】

セドリック | 日産 - を気楽に乗り回すのが新しいやり方、 ON THE セドリック!【旧車】

最終型の130セドリックでは、タイトルにも採用した「高級車を気楽に乗り回すのが新しいやり方 ON THE CEDRIC」というキャッチコピーが掲げられ、社用車や公用車などのイメージが強い高級セダンをパーソナルカーとして楽しんでしまおう、という策を打ち出しました。


ヨーロッパ調のデザインを日本風にアレンジした高級車

セドリック

・モデル名 :セドリックスペシャル6(130型系・後期型)
・メーカー名:日産
・年式   :1971
・撮影場所 :クラシックカーフェスティバルinところざわ 2017
・撮影者  :ミノ

ピニンファリーナデザインを大胆にアレンジしたMC版

セドリック

初代セドリックのアメリカンセダン風デザインから一転、イタリアの有名カロッツェリア・ピニンファリーナのデザインでデビューした2代目130型セドリックの前期型は、あまりに時代の最先端過ぎたのか、いまいち国内では受け入れられきっていない印象だった。
同じ時期(ちょっと先だが)に、同様にピニンのデザインで登場した410型ブルーバードもそうだったが、当時の日本ではヨーロピアンデザインはまだ市民権を得ていなかったのだろう、ブルーバードと同様、前期型は販売に苦戦してしまっていたようだ。

発売(1965年)から2年もしないうちにマイナーチェンジが行われ、まずはテール回りのデザインすこしアレンジされた。
さらに68年のMCではピニンファリーナの特徴であった「フローイングライン」と呼ばれる後ろ下がりのボディラインが改められ、翌69年にはライトやグリルといったフロントまわり、要するに顔が水平基調のフラットなデザインに変更され、もはや別のクルマといった様相になったんだ。

おそらく、同一世代でこれほど頻繁にマイナーチェンジが繰り返され、前期と後期でガラリと変わってしまった車種もないんじゃないだろうか。
形式番号が130型から変わっていなかったは、もしかしたら最後のよりどころだったのかもしれない。

最終型の130セドリックでは、タイトルにも採用した「高級車を気楽に乗り回すのが新しいやり方 ON THE CEDRIC」というキャッチコピーが掲げられ、社用車や公用車などのイメージが強い高級セダンをパーソナルカーとして楽しんでしまおう、という苦肉の策が打ち出された。
セダン=黒、というイメージを打ち破る「白いセダン」をアピールするなどさまざまなプロモーションが行われたが、まさにそれは130型の苦しい事情を表しているかのようだった。

ちょうど66年に日産とプリンスが合併するなど、混乱と再編のさなかにあったであろう2代目130型セドリック。
次の230型にモデルチェンジした1971年以降はグロリアと兄弟車となり、ライバルのトヨタ・クラウンに打ち勝つまでに発展する(もっとも、史上最大の失敗作と言われたクジラクラウンが相手ではあったが)。
試行錯誤を繰り返し、知恵をしぼった130型の度重なるマイナーチェンジで得た知見やノウハウが、その後のセド・グロ兄弟の栄光の礎になったともいえそうだ。

セドリック

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