懐かしき害虫駆除グッズいろいろ(一部閲覧注意です。)

懐かしき害虫駆除グッズいろいろ(一部閲覧注意です。)

今回は、庶民文化研究所収蔵の数々の殺虫グッズを町田忍所長が紹介する。生活を快適にするうえで欠かせない害虫との戦い。害虫との戦いを勝ち抜くために、先人たちはさまざま害虫駆除グッズを編み出してきた。そこには歴史あり、懐かしさありの昭和レトロな世界があった。


人類史とはつまり害虫との戦いなのかもしれない

害虫駆除の方法が物理攻撃にしても、おまじない的なものにしても、化学的なものにしても、人類にとって虫が害なすならば、駆除あるのみだ。

もちろん、昭和の時代もしかり、そして現在もしかり、である。
今回はそんな苛烈を極める害虫駆除のアイテムとして生まれた殺虫グッズの歴史や、懐かしみを庶民文化研究の第一人者にして庶民文化研究所の町田忍所長に振り返ってもらった。

シンプルにして最強!?ハエたたき

昔懐かしいハエたたき

昔懐かしいハエたたき

まず紹介したいのは物理攻撃の代表格「ハエたたき」。
単純に棒で害虫を叩き潰すという原始的な手法ながら、その効果の高さ、シンプルさからいまなお販売が続くロングセラーだ。
近年はレベルアップして叩き攻撃に電流攻撃を付随する「ハエたたき」も登場している。

「ハエたたき」が当たれば効果抜群だが、害虫と直接対峙して退治するため、害虫への恐怖心との戦いでもあるのだ。

呼称こそ「ハエたたき」だが、物理攻撃の対象となる害虫はハエだけではない。
恐怖心と戦いながら母ちゃんが「ハエたたき」を片手に奮闘する姿はいまも目に焼き付いている………。

ハエ退治のもう一つの王道!ハエ取り紙

ハエ取り紙

ハエ取り紙

とんと見かけなくなったが、コバエや蚊など、飛び回る系の害虫対策としてよく見たのがハエ取り紙だ。
家庭にもあったが、飲食店でよく見かけた。
製造大手は「カモ井加工紙株式会社」。「リボンハイトリ」という商品が有名だ。
効果はてきめんなのだが、びっしり付いてしまった見た目はなかなかエグい…。

粘着テープで一網打尽!憎いアイツの最終兵器

苦手な方はこの先、ご注意ください。
大嫌いなアイツの話が出てきます。

本日もゴル横をご覧いただき、ありがとうございました。
この先、アイツの話をします。

名前を言うのもはばかられる黒いアイツです。
どこからともなく現れるアイツです。
苦手な方はこの先、ご注意ください。

…。

…。

…。

…。

…。

はじめますよ。大丈夫な方だけ残ってますね?
行きますよ。


再開しますよ。

はい。
ここからはどこからともなく現れる黒光りしたアイツの対策グッズです。
庶民文化研究所にはたくさんのアイツの対策グッズが収蔵されている。
(お見せしたいが、ゴル横編集部は画像掲載を自粛しました。楽しみにしていた方には申し訳ないです。)

粘着シート入りの容器にヤツを誘い込み捕獲する、という至って単純な仕組みではあるが、かの有名なアース製薬の「ごきぶりホイホイ」が誕生したのは昭和48年のこと。

「ごきぶりホイホイ」以前はというと、プラスチック製の捕獲器で、ヤツを誘っていた。
容器の中でゴソゴソ動き回っているというものだったらしい。…それは恐ろしい…。

町田所長いわく、開発担当者は、自宅でアイツを飼っていたそうだ。
同居の家族はさぞ大変だったろう。

また、発売初期のパッケージにはヤツのリアル写真が使われているそうだ。
だが、あまりの気持ち悪さに後ほどイラストになったという。

発売された「ごきぶりホイホイ」はそれはそれはすごい人気で、開発が追いつかなかったほどだったらしい。
となれば当然、他の企業からも類似商品が出てくるわけだが、ごきぶり捕獲器の市場としては、いまだにアース製薬がほぼほぼ一人勝ちなんだとか。やはりパイオニアは違う!

G対策の最強兵器?エアロゾールタイプ

エアロゾールタイプのいわゆる殺虫スプレー

エアロゾールタイプのいわゆる殺虫スプレー

最も一般的な害虫対策グッズとして定着したのがエアロゾールタイプだろう。
いわゆる殺虫スプレーだ。

町田所長によると、こうした噴霧型の殺虫剤が登場しはじめるのは昭和30年代から。
殺虫スプレーの初期は手押しポンプのような形状をしていた。
また薬剤のみでも販売されていて、充填できたようだ。

いまでは、憎きGはもちろん、コバエに効くタイプなど、対象となる害虫ごとに細かくラインアップされている殺虫スプレー。
絶大な攻撃威力もさることながら、噴霧技術の進歩は凄まじい。
射程距離の延長で安全なところからアイツらを狙えるがいい。
火縄銃が戦で使われるようになったくらいのエポックメイキングな出来事なのではないだろうか。

ゴールデン横丁の仲間たち | 町田 忍(まちだ しのぶ)

https://goldenyokocho.jp/articles/677

ありとあらゆる庶民文化に精通し、膨大なコレクションとエピソードをお持ちの「庶民文化研究所」所長、町田忍さん。 昭和レトロそのもののような町田さんの研究所にお邪魔し、膨大なコレクションから懐かしいアイテムをピックアップ。懐かしいエピソードや知られざる裏話、さらに華麗なる交友録までお届けします。

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