【クルマニアックイズ】61本目

小さいクルマのほうが運転しやすく、燃費もよくなるなどメリットが多い反面、当然のように室内や荷室は狭くなり居住性は低下します。この相反する２つをうまく実現したことを「面積」でアピールし、『5平米カー』と呼ばれた1970年代後半の小型車は次のうちどれでしょう？

３つの中から選択してください

残念！もう一度選ぶ

残念！最後のチャンス

• A 三菱・ミラージュ
• B ダイハツ・シャレード
• C スズキ・カルタス

B：ダイハツ・シャレード

■解説

1977年（昭和52年）にデビューした初代「ダイハツ・シャレード」は、4ドアセダンの「コンソルテ」の後継車という位置づけだったようだ。といってもシャレードはそのころ欧州車がこぞって採用を始めたFFの2ボックススタイルの小型車で、「小さいのに広い」ことがセールスポイントだった。
実際、外から見た印象よりかなり室内空間は広く、かつ横置きFFゆえにセンタートンネルが低く荷室も十分確保されていて意外なほどの快適さを誇った。乗り込んでみないとボディがコンパクトなのに車内の広いということがピンと来ないのであれば、数字で示してしまおうという考えだったのか、「5平米カー」というキャッチコピーが用いられたようだ。これが見事にハマり、初代シャレードは一気に人気車種の仲間入りを果たしたのだった。
ちなみに5平米というのは約3畳に相当するのだが、初代シャレードのボディサイズは全長3,460mm×全幅1,510mm、つまり路面投影面積が約5.2平米ということになる。室内の広さではなくボディサイズ指していたのだが、そこはあまり突っ込まないことにしよう。