セドリックスペシャル6(後期型) | 日産 - ピニンファリーナのデザインをベースに進化した【旧車】

セドリックスペシャル6(後期型) | 日産 - ピニンファリーナのデザインをベースに進化した【旧車】

デザイン的に堂々とした体躯に見えますが、実際には意外とコンパクトで歴代セドリックの中では唯一この2代目だけが3ナンバー仕様が設けられませんでした。


高級セダンらしさあふれるピニンファリーナのデザインに日本らしさをトッピング

セドリック

・モデル名 :セドリックスペシャル6(2代目後期型・130型系)
・メーカー名:日産
・年式   :1970
・撮影場所 :青梅宿懐古自動車同窓会2017
・撮影者  :ミノ

初代のアメリカンスタイルからピニンの欧州調へ華麗な変化

セドリック

長く伸びやかなボディラインにテールフィン状のリアスタイル、初期型には縦目ヘッドライトなど、古き佳きアメリカンスタイルをうまく取り入れていた初代セドリック。
鮮烈な印象だっただけに時代の推移とともにあっという間に前時代的(要するに古臭い)になってしまったのか、2代目セドリックではあのイタリアのピニンファリーナの協力を要請し、欧州調高級車路線に大きく舵を取った。

フロントからリアに向けて下がっていくフローイングラインはピニンの得意とするところで、2代目セドリック前期型はイタリアの高級車ブランドであるランチアにも相通じるデザインだ。
(スーパーカーブーム世代にはランチアというと「ストラトス」のイメージが強いかもしれないけど、もともとかなりハイラインの高級ブランドで、実に美しいセダンの歴々をラインアップしているよ)

日本では残念ながら尻下がりデザインのセダンはあまり人気が出ない傾向があって、パッと思いつくところでも後のレパード・Jフェリーとかかなり残念なことになってしまっている(非常にいいデザインだと思うのだけど・・・)。

2代目セドリックもご多聞に漏れず、ピニンファリーナのデザインをベースに日本風のアレンジが毎年のように加えられていき、1968年のビッグマイナーチェンジではだいぶ印象が変わったデザインになった。
まあ、イタリア料理だろうがシシリーだろうが日本人の好みにアレンジしてしまい、これまた本家とはまた違った良いものにしてしまうのは日本のお家芸だから、それもまたアリだろう。

この個体は、そのビッグマイナー後のいわゆる「後期型」だね。
これはこれで、堂々としたクラシカルな高級車という感じがして、またイイんだけどね。
デザイン的に堂々とした体躯に見えるんだけど、実際には意外とコンパクトで歴代セドリックの中では唯一この2代目だけが3ナンバー仕様が設けられなかったんだ。
言い換えれば、むやみにでかく幅広くしなくても高級感は出せるということだね。

セドリック
セドリック

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