町田忍の銭湯ペンキ絵修復に密着!~三河島・雲翠泉~

町田忍の銭湯ペンキ絵修復に密着!~三河島・雲翠泉~

日本銭湯文化協会理事にして、自らも銭湯のペンキ絵を描く町田忍さん。そんな町田さんのペンキ絵修復作業に密着するチャンスが!三河島にある「雲翠泉(うんすいせん)」という歴史を感じる銭湯で、銭湯絵師・町田忍の仕事ぶりをレポートします!お楽しみに!


町田さんとスノードーム作家・伊達さんの貴重な入浴ショット

あるときは庶民文化研究家、またあるときは日本銭湯文化協会理事…しかしてその実体は…銭湯絵師・町田忍!!!

……というわけで、今回は町田さんの銭湯絵師としての仕事現場に密着させてもらいました。
そもそも銭湯研究の第一人者であり、さらには自身が大学で油画を専攻していたということもあって、実は町田さん、銭湯のペンキ絵も手掛けていらっしゃったりするんです。これまでにも北千住のタカラ湯さんで北陸新幹線のペンキ絵なんかも描いた経験があるとか。
今回は三河島にある、歴史ある銭湯「雲翠泉」さんからペンキ絵の修復作業を依頼されたのだとか。見学してもいいかと訪ねたところ、快くOKしていただきレポートする運びとなったのだ。
今回は働く男・町田忍の顔も見れるので、ぜひぜひお楽しみあれ。

そもそも雲翠泉さんってどんな銭湯?

雲翠泉外観

雲翠泉さんは、東京は荒川区の三河島駅から徒歩5分ほどの位置にある銭湯だ。この三河島の駅周辺というのが、またなんともイナタイ街なんだけど、雲翠泉さんはそれにピッタリくる昔ながらの銭湯だ。
ご覧のように、宮造りと高い煙突がイカしているよね!

雲翠泉さん正面
高い格天井と番台
男湯脱衣場

こんな感じで、まさに昔ながらの銭湯って感じなんだけど、最も特長的なのはその浴場の形。
脱衣場や外観は東京の銭湯の特徴を色濃く出しているんだけど、なんと浴場は浴槽が真ん中にある関西型になっているのだ!

関西式の浴槽

東京のように奥に大浴場があるタイプしか見たことがなかったゴル横取材班。
めちゃめちゃ解放感があって、関西型もいいもんだと感じた。

和洋折衷ならぬ東西折衷という、なんとも不思議な特徴を持った雲翠泉さん。
東京三河島「雲翠泉」までひとっ風呂浴びに行ってみることをおすすめする!

雲翠泉のペンキ絵を町田忍が修復!

さてさて、今回の主題、ペンキ絵の修復に話を戻そう。
銭湯のペンキ絵制作だけでなく、ペンキ絵修復の依頼も引き受けているそう。ゴル横取材班がお邪魔させてもらったのは女湯のペンキ絵の修復。
男湯のほうは前日に修復済みだったらしい。ちきしょー、そっちも見たかったなぁ…。

雲翠泉女湯のペンキ絵と修復作業中の町田さん
真剣に修復作業に励む町田さん

約束の時間に訪れると、こんな感じで絶賛修復作業中。
北海道の駒ケ岳を描いたペンキ絵のようだ。

確かにこうしてみるとところどころペンキが剥がれ落ちたりして傷んでいるのが見てとれる。そういう傷んだ箇所にペンキで上塗りして、修復していくことになるのだとか。
言葉にすると単純だけど、当然ただ塗りつぶせばいいものではない。

元の絵の色合いや雰囲気を極力損ねることなく、同じようなタッチでペンキ絵を修復しなければならないのだから、めちゃくちゃ繊細な作業だ。
町田さん曰く、「描き直しちゃったほうが早い」とのこと(^_^;)

あのでかいペンキ絵をわずか二人で直さなきゃいけないんだから、そりゃあ、大変だよね。
あ、ちなみに気づいている人もいるかもしれないけど、町田さんの助手を務めるのは、スノードーム作家の伊達ヒデユキさん。(以下参照)

町田忍の交遊録│スノードームコレクター・伊達ヒデユキさん 1

https://goldenyokocho.jp/articles/2092

今回は庶民文化研究所の町田忍所長の交友関係を探る「まちだ交遊録」のコーナー!登場するのはスノードームコレクターであり、自身でオリジナルスノードームを制作する伊達ヒデユキさん!

ポイントは色づくり。元のペンキ絵を活かす匠の技

脚立に乗って修復作業中の町田さんの後ろ姿

ペンキ絵修復は年を経て徐々に傷んできたペンキ絵の上に、新しいペンキで補修を行う。当然、ペンキの色味だって経年劣化が出てくる。だから真新しいペンキをそのまま塗ってしまうと非常に目立ってしまうのだ。

今塗られている色と同じ色を作り出さなきゃいけないので、色づくりにはめちゃくちゃ苦労する。………らしい。

真剣に色を吟味する町田さん
ペンキを延ばして色を馴染ませる

基本的にペンキの種類は赤・黄色・緑・白の4色。
これらの色を混ぜ合わせて色を作るのが正しい。近い色を作っても、そのままじゃやっぱり違和感は拭えない。
さらに元の絵に馴染むように、ペンキを伸ばしたり、かすれさせたりしたりと、けっこう色々と技術がいる。

ただ修復するだけじゃつまらない。ちょっとした町田テイストも…

関連する投稿


ホーロー看板でも「かげろうお銀」はやっぱり最高!由美かおるが美しすぎるアース渦巻のホーロー看板

ホーロー看板でも「かげろうお銀」はやっぱり最高!由美かおるが美しすぎるアース渦巻のホーロー看板

オロナミンCの大村崑さんに、ボンカレーの松山容子さん。ホーロー看板の中でも屈指の知名度を誇る二人だが、この人も負けてない!今回紹介するのは、アース渦巻のホーロー看板。モデルはあのかげろうお銀で有名な大女優・由美かおる様!


トヨペットクラウン 廃車の美学

トヨペットクラウン 廃車の美学

昭和レトロな旧車や建物、懐かしい家電など、庶民文化研究所所長 町田忍画伯のイラストコレクション「昭和レトロ画帖」。今回のイラストは往年の名車・トヨペットクラウン!蔦が絡まる廃車感がまたなんとも味わい深い作品です。


銭湯と、毒蝮さんと、TBSラジオと(後編)

銭湯と、毒蝮さんと、TBSラジオと(後編)

イラストレーター・メソポ田宮文明が、銭湯からわいて出たいろんな思い出を語るこのコーナー。今回はTBSラジオの長寿人気番組『毒蝮三太夫のミュージックプレゼント』で体感したこと、その続きを。


大入額

大入額

昭和レトロな建物や旧車、懐かしい家電など、庶民文化研究所所長 町田忍画伯のイラストコレクション「昭和レトロ画帖」。今回のイラストはかつての開店祝いの定番「大入額」。商売繁盛を願った昭和の人情を感じる贈り物をご紹介。


うれしいとメガネが落ちるんですよ。オロナミンCのホーロー看板

うれしいとメガネが落ちるんですよ。オロナミンCのホーロー看板

昭和レトロを代表するアイテムといえば、昔懐かしのホーロー看板。ホーロー看板で特に有名なのが、大村崑さんを起用したオロナミンCのホーロー看板だろう。庶民文化研究所収蔵のオロナミンCのホーロー看板には、大村崑さん本人のサイン入り!今回は、昭和を代表するホーロー看板を町田忍さんの解説で紐解く。


最新の投稿


ホーロー看板でも「かげろうお銀」はやっぱり最高!由美かおるが美しすぎるアース渦巻のホーロー看板

ホーロー看板でも「かげろうお銀」はやっぱり最高!由美かおるが美しすぎるアース渦巻のホーロー看板

オロナミンCの大村崑さんに、ボンカレーの松山容子さん。ホーロー看板の中でも屈指の知名度を誇る二人だが、この人も負けてない!今回紹介するのは、アース渦巻のホーロー看板。モデルはあのかげろうお銀で有名な大女優・由美かおる様!


【クルマニアックイズ】187本目

【クルマニアックイズ】187本目

あなたの車愛を試すガチンコ三択クイズ!今すぐチャレンジ!


トヨペットクラウン 廃車の美学

トヨペットクラウン 廃車の美学

昭和レトロな旧車や建物、懐かしい家電など、庶民文化研究所所長 町田忍画伯のイラストコレクション「昭和レトロ画帖」。今回のイラストは往年の名車・トヨペットクラウン!蔦が絡まる廃車感がまたなんとも味わい深い作品です。


カローラレビンGTV(AE86) | トヨタ - 入門しやすく奥が深いスポーツカー【旧車】

カローラレビンGTV(AE86) | トヨタ - 入門しやすく奥が深いスポーツカー【旧車】

昭和58年(1983年)、カローラも5代目にモデルチェンジに際してついにFF化されることになりました。ところが、やはりトヨタというのは手堅い会社なのか、カローラシリーズのなかでスポーティなイメージのクーペやノッチバック、3ドアハッチのモデルはFRのままに。それが、レビン/トレノのAE86型というわけです。


【クルマニアックイズ】186本目

【クルマニアックイズ】186本目

あなたの車愛を試すガチンコ三択クイズ!今すぐチャレンジ!