昭和レトロな「玉電と郷土の歴史館」を町田忍と行く(1)

昭和レトロな「玉電と郷土の歴史館」を町田忍と行く(1)

庶民文化研究の第一人者町田忍さん。今回は、町田さんと昭和のレトロ文化を探訪する。訪れたのは「玉電と郷土の歴史館」。この「玉電と郷土の歴史館」、もともとは蕎麦店。店主の大塚勝利さんが店舗を活用して開いた。大塚館長と町田さんは旧知の仲。町田さんのお取り計らいで「玉電と郷土の歴史館」へ向かったゴル横取材班。玉電だけに留まらないおもちゃ箱のような「玉電と郷土の歴史館」での様子をレポートします!


玉電と郷土の歴史館の前で、町田所長と大塚館長の仲良しショット

東京二子玉川に玉電マニアあり

以前、町田さんと蕎麦を食べていたゴル横取材班。
そのときの町田さんのひとことが今回、「玉電と郷土の歴史館」を訪問するきっかけとなった。
「蕎麦屋さんといえば、二子玉川に玉電の運転席がある蕎麦屋さんがあったんだよ。もう店は閉めちゃったんだけど、いまは玉電の資料館みたいになってるんだ。行ってみる?」

えっ………?
運転席がある蕎麦屋?玉電?資料館?
なんだろうそれ…?めちゃくちゃ気になる!!!と、言うわけでまたしても町田さんの人脈に頼って取材をさせていただくことになったのが、この「玉電と郷土の歴史館」だ。
「玉電と郷土の歴史館」という名前から、玉電関連グッズがずらりと並んでいるすごい資料館なのかと思いきや、玉電だけじゃなく昭和レトロな逸品がこれでもかと詰め込まれた、もはや昭和レトロ資料館といった場所でした。
それでは、現場感あふれるレポートをお楽しみください!

玉電とは?そして、玉電と郷土の資料館とは?

玉電運転席でポーズを決める大塚館長

今回お邪魔することになった、「玉電と郷土の資料館」は二子玉川駅から徒歩15分くらいの場所にある。
「玉電と郷土の資料館」、もともとは館長の大塚勝利さんが店主として腕をふるった「大勝庵」という蕎麦店。リタイアを機に店舗を資料館に作り変え、店主から館長に転身したのだ。

メインの展示物は、かつて庶民の足として利用されていた玉電の歴史を感じるグッズ。
今では下高井戸と三軒茶屋を結ぶ路線が世田谷線と名前を変えて残っているのみだが、かつては「玉電と郷土の資料館」のある二子玉川と砧を結ぶ路線もあり、賑わっていたそうな。
二子玉川。今じゃ駅前はハイソな街になってしまっているけれど、かつては玉電が走るのどかな街。ハイソ勢に立ち向かう庶民代表として大塚館長が立ち上げたのが「玉電と郷土の資料館」なのだ!(※注:一部、スタッフの歪んだ妄想が含まれております)

玉電と郷土の歴史資料館 外観

外観はこんな感じで、蕎麦店の名残がある。
でも、かつてはメニューを掲げていたであろう場所にはつり革が、玄関前には駅のプラットホームの案内板が置かれていて、すでに玉電感が現れている。
中に入ると、まず出迎えてくれるのが、蕎麦店時代から有名だった玉電の運転席!
さらにはつり革やら駅名看板、電車についているエンブレムなど、様々な玉電関連グッズがズラリ。

実際の電車内で利用されていた広告付きのつり革
至るところに展示されている玉電関連グッズの数々

だが実は、「玉電と郷土の資料館」を奥に進むと、玉電グッズ以外の数々のお宝グッズも展示されている。
ビールやジュースの空き缶に昔の家電に、昭和のスターグッズなどなど…バリエーションが豊富すぎてビックリしてしまう(笑)
それらが渾然一体となって、なんだか不思議な落ち着きを醸し出している。まさに昭和レトロと玉電のるつぼといった空間だ。
…この感じ、どこかで感じたことがあると思ったゴル横取材班。そうこの雰囲気、町田さんちの空気感に似てるんだ!

昭和グッズに囲まれる町田さん
奥のスペースには懐かしい家電がズラリ

いったいこれほどの空間を作り上げる大塚館長とはなにものなのか、さっそく話を伺っていこう。

それぞれの蒐集活動について話し合う町田さんと大塚館長

「まずね、町田さんと出会ってなかったらこんなにモノ、増えてないからねw」

これが開口一番、大塚館長から出た衝撃の言葉w

なんでも、これだけのモノを集める習性のルーツは玉電ではない、とのこと。
もともとモノを捨てられない性分だったらしく、集め始めたのは1970年の万国博覧会がきっかけ。そこでいろんなモノを買ったことで、蒐集が活発になっていったのだとか。
玉電のグッズに関しては、あくまでその流れの一環。
いろんなものを集めているうちに、いろんなものが集まってくるようになっていったそう。
たとえば玉電の運転席。かつて大塚館長が店主だった蕎麦店「大勝庵」にお客さんとして食べに来ていた人がたまたま東急電鉄関連の人で、いろいろあって玉電の運転席が「大勝庵」にやってきたとのこと。
この玉電の運転席。運び込むのが大変で、一度バラして「大勝庵」まで運び、お店でで組み立てて展示したんだって!…運転席って組み立てられるものなんだね…(゚A゚;)ゴクリ
ちなみに、つい最近も運転士をされていた人から古い運行表をいただいていたようです。

玉電の運行表。もらった方のお名前なども記載されている。律儀…

昔はこんな感じで、木の札で運行時間を管理していたんだって。そんな歴史的なものが集まってくるなんてほんとすごいよね。
モノを集めることが大好きで、モノを大切にして、モノに対する愛が深いのがわかるから、いろんな人がいろんなモノを託したくなるんだね。もはや自分で集めなくてもレトロなものが集まってくる…レトロ磁石的な人間になってしまっているのかもね。
まさに、町田さんと同じ人種!(笑)

楽しそうに語り合う大塚館長と町田さん。この世界には踏み込めない…(笑)

その後も玉電の話をそっちのけで、二人で蒐集品のレパートリーについて楽しそうに語り合ってしまう…。

それ持ってる。
あ、それは持ってない。
あのコレクターがすごい!などなど…
この談義はとどまることを知らなそうだwww
と、言うわけなので、ここからはゴル横取材班が見つけた玉電グッズを紹介していこうと思います!www

東急電鉄もビックリ!玉電の懐かしグッズの数々!

室内で組み立てたという玉電の運転席

まずはご自慢の運転席。
これを組み上げて飾るってすごい!こんなものがあればそれは話題になるわけだ…。

館長の後ろには駅名標がズラリ

大塚館長越しに見えるのは、玉川学園や自由が丘など各駅の駅名標。
それが無造作にいっぱいかかっている。他の写真もよく見てみると駅名標が写り込んでたりするぞw

関連する投稿


昭和 死語の世界 ~オー、モーレツ!~

昭和 死語の世界 ~オー、モーレツ!~

懐かしくてちょっと痛々しい…昭和に咲き誇り、今や死に絶えた言葉を紹介する「死語の世界」。今回はちょっぴり刺激的で、ちょっぴりセクシーな往年の名CMから生まれた死語「オー、モーレツ!」をご紹介!


デッキ型電気機関車 EF12形

デッキ型電気機関車 EF12形

昭和を感じる生活用品や、家電、建物など、庶民文化研究所所長 町田忍画伯が描くイラストコレクション「昭和レトロ画帖」。今回はなつかしき国鉄時代、貨物を引っ張っていたデッキ型電気機関車「EF12」をご紹介。


工事現場の危険をかわいくお知らせ!アニマルガード

工事現場の危険をかわいくお知らせ!アニマルガード

工事現場といえば、無骨な機械が並ぶ危険な場所。だが、近年その工事現場の区画を示すバリケードがやたらとかわいいことになっている。今回は、かわいいバリケード「アニマルガード」を、庶民文化研究所・町田忍さんのコレクションから紹介しよう。


役行者(えんのぎょうじゃ)

役行者(えんのぎょうじゃ)

昭和を感じる生活用品や、家電、建物など、庶民文化研究所所長 町田忍画伯が描くイラストコレクション「昭和レトロ画帖」。今回は修験道の開祖として信仰を集める「役行者像」をご紹介。


はんこ屋さんのはんこケース

はんこ屋さんのはんこケース

近年ではなにかとめんどくさがられがちなアイテム「はんこ」。時代の流れに押されて、街中ではんこ屋さんを見る機会も減ってきている。今回はそんな消えゆくはんこ屋さんの姿を庶民文化研究所所長・町田忍さんのコレクションで振り返る。


最新の投稿


昭和 死語の世界 ~モーレツ社員~

昭和 死語の世界 ~モーレツ社員~

懐かしくてちょっと痛々しい…昭和に咲き誇り、今や死に絶えた言葉を紹介する「死語の世界」。今回は昭和の勢いを思わせる「モーレツ社員」をご紹介。


【クルマニアックイズ】379本目

【クルマニアックイズ】379本目

あなたの車愛を試すガチンコ三択クイズ!今すぐチャレンジ!


【クルマニアックイズ】378本目

【クルマニアックイズ】378本目

あなたの車愛を試すガチンコ三択クイズ!今すぐチャレンジ!


ジープ | 三菱 - 米ウィリス社のノックダウン生産から始まった

ジープ | 三菱 - 米ウィリス社のノックダウン生産から始まった

三菱のジープは米ウィリス社のジープを警察予備隊向けにノックダウン生産したことから始まったんだ。


【クルマニアックイズ】377本目

【クルマニアックイズ】377本目

あなたの車愛を試すガチンコ三択クイズ!今すぐチャレンジ!