セドリック | 日産 - 日本初のV6エンジンを積んだVIPセダン

セドリック | 日産 - 日本初のV6エンジンを積んだVIPセダン

伝統のL型からV6エンジンに乗せ換えた新世代セドリック


エンジンも内外装も贅を尽くしたセダンの先駆け

日産 セドリック

モデル名 :セドリックV30ターボブロアムVIP
メーカー名:日産
年式   :1986年
撮影場所 :サクラオートヒストリーフォーラム2018

日本の景気がどんどん上向いていって、まさにこれからイケイケドンドンになっていくバブル前夜、1983年にデビューした6代目Y30型系セドリック。
それまで長年にわたって日産車に積まれてきた直6のL型エンジンと決別し、新設計の日本初V6エンジンであるVG型を搭載した。日本初のV6車はセドリックだったのだ。

VG型エンジンはあのアルファロメオのV6エンジンを参考に設計されたと言われている。
アルファのV6といえば、独特のロロロロロ・・・という快音を伴う官能的エンジンの代表格と言われるアレだ。VG型ではコスト都合で、シリンダーブロックはアルミではなく鋳鉄製となっている。

ワゴン/バンが設定されていたのはこの6代目Y30型まで

日産 セドリック

セドリックの旧モデルというと、その伸びやかなボディライン(特に後ろ方面)を生かしたワゴンやバンも印象的だが、実はワゴン/バンが設定されていたのはこの6代目Y30型までだ。
もっとも、1987年に次のY31型にモデルチェンジした後も、ワゴン/バンは日本国内専用モデルとして1999年まで生産が続けられていたのだが。
ドレスアップ目的のユーザーにいまでも人気が高かったり、モスグリーンに塗られた自衛隊仕様を見かけることがあるので、割と最近まで見かけたような気がするというのもあるだろう。

高級セダンでありつつも俊足

日産 セドリック

ちなみにターボモデルが投入されたのは先代の430型からだが、Y30ではさらにその性能が高められ、高級セダンでありつつ相当な俊足モデルでもある。
国内向けは当然180km/hでリミッターが掛かるが、ヨーロッパ向けなどの輸出モデルでは速度計の目盛りが240km/hまで刻んであることからもそれがうかがい知れるだろう。
VG型は後のZ32等にも積まれていることを思えば、それもまた当然だと言えるのだが。

日産 セドリック
日産 セドリック

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