「日常の中の非日常」がコンセプトの、レトロチックな小型オープンカー

・モデル名 :フィガロ
・メーカー名:日産
・年式 :1991
・撮影場所 :さいたまイタフラミーティング2017
既存の車台を流用して、個性的なデザインやコンセプトのボディを載せて販売され大人気となった日産のパイクカー・シリーズ、Be-1とパオに続く第3弾が「フィガロ」だ。
Be-1、パオ同様に初代マーチをベースに、レトロチックなデザインのセミオープンボディが与えられたフィガロは、注文が殺到し抽選で当選した人だけが購入できたということだ。
(Be-1やパオも同様で、プレミアムがついて大変なことになっていた)
パステルブルーのボディにオフホワイトのルーフと内装は今見ても洒落ていて、25年以上たっても色あせて見えることがないね。
このあたりは、デザインの完成度がいかに高いかということを物語っているようだ。
フィガロはフルオープンではなく、リアウインドウまで下がるキャンバストップ風のルーフ(最近だと、FIATの500CやシトロエンDS3カブリオなどがこのタイプだね)になっているよ。
これは安全性や剛性も確保できるし、実はフルオープンって結構気恥ずかしいのだけどオープンカーの爽快感を気軽に味わえる、なかなかよくできたボディ構造なんだ。
白い内装なんて、フルオープンだとものすごく目立ってしまうからね、ちょっと気恥ずかしい気持ちはよーく分かるw
+2程度だけどリアシートもあるし、ベースはマーチだから機構面も安心。
ちょっと変わったおしゃれなクルマに乗りたいけど、日常使いに不便なことがあるのは困る、なんて人たちに注目されていたようだ。
「日常の中の非日常」というコンセプトは、まさに言い得て妙なりというところだね。


