フェアレディ200Z | 日産 - 大ヒットした初代をさらに洗練して登場【旧車】

フェアレディ200Z | 日産 - 大ヒットした初代をさらに洗練して登場【旧車】

日産・フェアレディZの2代目、S130型です。大ヒットした初代Zからキープコンセプトしつつ居住性をアップ。北米市場を中心にふたたびヒットモデルとなりました。


あらゆるポテンシャルを高めて再登場した2代目Z

・モデル名 :フェアレディ200Z
・世代/型式:2代目/S130型
・メーカー名:日産
・年式   :1982
・撮影場所 :2017トヨタ博物館クラシックカーフェスティバル in 神宮外苑

爆発的大ヒットとなった初代・S30型フェアレディZがどれほど人気が高かったのか、この2代目のプロポーションを見ると改めて思い知らされる。
いわゆるキープ・コンセプトが徹底していて、全体的なイメージは完全に初代のロングノーズ・ショートデッキスタイルを踏襲している。
主な市場であったアメリカの顧客ニーズを意識し、スポーツカーでありつつもさらに安全性と高級感を高め、快適な乗り心地と軽快なハンドリング、そしてグランドツーリング的な高性能を与えられたのが、この2代目Zだ。

ボディは大幅にワイド化され、かつ長く低いスタイルを確保。初代240ZGの「Gノーズ」を思わせるような低くスラントしたノーズに、先代同様の深くザグられたヘッドライト回り。さらにそこにプレクシグラスのカバーをかぶせるのは、やはり240ZGを思わせる。

そしてその長いボンネットフードの下には、初代を踏襲した直列6気筒エンジンが積まれる。
2000ccの「200Z」と2800ccの「280Z」がラインナップ。さらに2by2の4座タイプと、後のZ32型まで続く「Tバールーフ」タイプが設定された。

リアのサスペンションがセミトレーリングアームタイプに変更された

先代と比べると印象が少し異なるのが、リアスタイルだ。
リアのサスペンションがセミトレーリングアームタイプに変更されたことに伴い、スペアタイヤとガソリンタンクが後ろへ移設されたためリアのオーバーハングが長くなったのだ。
そのため、よりリアゲートの傾斜が緩やかで長くなり、高級感のある佇まいになっている。
先代よりも高級感のある、リアランプ回りの処理もあって、GTカーっぽさを増しているのだ。

Tバールーフはアメリカ車のスポーツクーペで人気の装備で、たとえばシボレー・カマロなどが例に挙げられる。
センターの縦方向のバーがないタルガトップ形状にするとボディ剛性の確保が難しくなるので、それを回避するためにとられた手法のようだ。だがこれがまたアメリカ市場でウケたようで、Z人気を後押しするポイントになった。

日本ではこのTバールーフを活かし、ガルウイング形状のウインドウを設けた特装車がテレビドラマ「西部警察」の『スーパーZ』として大人気となったのも記憶に残る。
西部警察は「石原プロ」の制作だが、ガルウイングの導入は石原裕次郎がかつて愛車としていた「メルセデス・ベンツ300SL」にヒントを得ているのだろう。

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