まちだ交遊録│伍阡坪の秘密基地 ~ FLAT4 小森邸訪問 3

まちだ交遊録│伍阡坪の秘密基地 ~ FLAT4 小森邸訪問 3

今回は町田さんのディープでドープな交友関係を探るまちだ交遊録のコーナー!伍阡坪の秘密基地ことFLAT4創業者・小森さんのご自宅探検記最終章!ラストは小森さんご自慢のすんばらしい旧車をご紹介!


冒険記の最後は…やっぱり旧車でしょう?

ここまで伍阡坪の大邸宅をくまなくご紹介してきたが、いかがだっただろうか?正直、こんなに詳しくご紹介しているのは我がゴル横くらいなのではないか、と勝手に自信を持っているのだが…満足していただけたのであれば幸いである。
最後まで読んでくれたゴル横ファン(というか小森さんファン?)になにを伝えようか、悩んだが、やはり旧車しかないと、我々は思うのである。

だって、小森さんだぜぇ?
いまや世界のビートルファンの心をガッチリ掴むFLAT4の創業者、フォルクスワーゲンの申し子と言っても過言ではない小森さんのご自宅ですよ。そりゃあ、すんばらしい旧車がここにも当然あるわけで、それをお伝えしないわけにはいかないでしょう?
と、いうわけで、今回は母屋に設けられた素敵なガレージに収められた旧車の数々をご紹介するので、ぜひ楽しんでいってほしい。

ガレージ開けたらベントレーがドーーーーーン!

訪れる前に町田さんがしきりに言っていた言葉がある。

「カッコいいベントレーがあるんだよ」

訪れてからも、

「今日、あのベントレーあるの?」

などと、とにかくベントレーに夢中らしかった。
その、ベントレーがこちらだ!

うーむ、なんとも堂々とした佇まい。1958年式ベントレーS-1マリーナパークワードコンチネンタルクーペ。旧車と言っちゃむしろ失礼だね、名車です。総アルミボディで、なんと世界で11台しかないという代物らしい。そりゃあ町田さんもメロメロになるわけだよw

小森さんが教えてくれた天駆けるB=フライングBのモチーフもこの通り。くそぅ、細かいところまで小粋じゃねーか…(゚A゚;)ゴクリ
興奮した町田さんはそのまま、ベントレーの中にin!運転席に座り、ご満悦の図がこちらだ!w

ここで、小森さんから町田さんに問題が……

小森:運転席の部分、少し他より天井高くなってるでしょ?なんでだかわかる?
町田:うーん…( ゚д゚)ハッ!
   (帽子を触りながら…)シルクハットか!

そう。正解はシルクハット。往年の英国紳士にとってシルクハットは欠かせないもの。そんなシルクハットが潰れないように、この車の天井はちょうど運転席のあたりが少し高くなっているのだそう。
ということは、ショーファードリブンじゃなく、ガッツリ運転していたわけだね、英国紳士が。たまらん!

これだけでも、車に詳しい人が書けば1記事くらい書けるんじゃないかと思うが、もちろんこれだけじゃないので、我々は次の車も紹介しようと思う。

もはや体の一部?名車遍歴のスタートとなる一台

以前インタビューさせていただいたときにもチラリとお話を伺ったが、小森さんは18歳のときにいろいろなアルバイトをして、とんでもない車を手に入れている。それがこの1959年式Triumph TR3Aだ。当時の平均月収が8千円の時代に、75万もしたという疑いようのない高級スポーツカーであり、名車だ。それをかれこれ56年もの間ずーっと乗っていて、しかも当然ながら現役で走れるというのだから、さすがはFLAT4の創業者としか言えない。どんな名車でも愛情持ってしっかり整備しないとこんな状態で残ってくれやしないよね(;´Д`)
そんな背景を抜いても、この車、とにかくホントにカッコいいんですよ…。

内装も横顔もどこから見ても美しい…まさにパーフェクト!さすがはトライアンフTRシリーズの中でも、「第一世代TRの完成形」と評される車である。当時はこんな高級な車にサーフボードを積んで波乗りに行っていたらしい…めちゃくちゃカッコいいじゃないか…。

まだまだある!時を経て今なお輝く名車たち

ここまで、特に注目の車を二台、まずは紹介させてもらった。だが、ここは小森さんのガレージである。当然ながら、ここにある名車はこれだけではない!
そんなわけで、その他の名車たちもまとめて紹介しちゃうので、ぜひご覧いただきたい!

こちらは1964年式ポルシェ356-SC。製品名としてはじめて「ポルシェ」の名を冠したポルシェの中でも特別な一台だ。このなんともいえないかわいいフォルムは、なんとなく小森さんが手掛けるビートルにも通じるものがあるように思うのだが、実際、タイプ1のデザイナーと同じ人が手掛けているのだとか。
ポルシェはデザインを大幅に変えることはあんまりないイメージだけど、やっぱり年代や車種によって、独特な雰囲気があるものだね!
ちなみにナンバープレートが「品 5」となってることにお気づきだろうか?これは新車当時のナンバープレートそのままだからなのだ!ちなみにこの表記のナンバープレートが始まったのは昭和36年のこと。
小森さんによると、このナンバープレートで走っていると、「ときどき止められる」んだそうwそりゃ警官も知らないよね、こんなレトロなナンバープレートw

こちらもまたまた名車。ジャガーXK-140F.H.Cである。本当に次から次へと名車が飛び出してきて、反応に困りますw
1956年から発売されている車だそうだが、その流れるようなシルエットは今なおその地位を誇る高級車ジャガーらしい佇まいだ。旧車ということもあり、時代的にまだ曲面ガラスが作れず、フロントガラスは直線のガラスを二枚合わせる形になっている。お尻のGBはGreatBritainの略、つまりイギリスの証。そんな歴史を感じさせるディテールがもう一つ。

これはいわゆるボンネットの部分なのだが、なぜだか革ベルトが巻かれている。ここでも小森さんは嬉しそうに「なんでだかわかる?」と聞いてきたw
正解は、当時まだ路面環境がそれほどよくない時代だと、振動でボンネットが開いてしまうことがあったらしい。そうなると、視界が遮られてしまい危険ということで、そのリスクを回避するためにベルトを巻いていたそうな。留め具自体のクオリティーもいまとは全然違うんだろうなー。技術は確かに今のほうが上だろうけど、このデザインセンスは今にないもの…できればいまの技術でこの時代のデザインを再現してもらいたいものである。
往年の名車のEV車とか、絶対需要あると思うんだけどなーw

いわずと知れたイギリスのライトウェイトスポーツの名門、MGからはMGA1600 FHCが登場!FHCとは、いわゆるオープンではなく頭上が覆われたタイプのクーペのこと。こちらもまた、なんとも素敵なシルエット。

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