【昭和のラジカセ!! 実機や資料から魅力を探る】SONY スタジオシリーズ CF-1775

【昭和のラジカセ!! 実機や資料から魅力を探る】SONY スタジオシリーズ CF-1775

ビデオ工房トパーズを主宰するオーディオ研究家の中村雅哉さんがマニアックに深堀する「昭和のラジカセ!! 実機や資料から魅力を探る」シリーズ。今回はSONY スタジオシリーズ Studio1775 CF-1775」をお届けします。


Studio1775 CF-1775 の魅力を探る

まずは実機の画像から

SONY スタジオシリーズ Studio1775 CF-1775
SONY スタジオシリーズ Studio1775 CF-1775
SONY スタジオシリーズ Studio1775 CF-1775
SONY スタジオシリーズ Studio1775 CF-1775
SONY スタジオシリーズ Studio1775 CF-1775
SONY スタジオシリーズ Studio1775 CF-1775

単品カタログのアピールポイントを見てみよう

CF-1775 単品カタログ 1976年3月頃 印刷より

アフレコにミキシング、スピード・コントロールが加わって、おかしな、おかしなサウンドが飛び出す「マルチプレイ・ラジオカセット」 タイマー(別売)と組めば留守録音もOKです。

基本性能のかずかず。使いやすさを考えた設計です。

テープが終わるとメカニズムが自動的にストップするフル・オートシャットオフ

録音、再生、早送り、巻戻しのあらゆる状態で、テープが終わると、ロックしたボタンが自動的にもとに戻ります。タイマースタンバイ機構を使って留守録音したときも、ロックしたボタンが戻り、電池をむだに消費することがありません。
☆スリープタイマーとしても活躍
このメカはラジオのスリープタイマーのかわりになります。テープを再生状態にしておけば、ラジオを聞きながら眠ってしまっても安心。テープの片道分の長さがスリープタイマーかわりになり、テープが終わってプレイボタンが戻ると同時に、ラジオのスイッチも自動的にOFFに戻る、便利な設計です。

録音・再生中のテープの走行を一時停止するポーズボタン

録音中、不要な部分をかっとしたいときポーズボタンひとつの操作で、テープが一時停止します。録音ボタンと再生ボタンを何度も押す手間がはぶけ、必要な部分だけを録音・再生することができます。コマーシャルやナレーションをカットするとき、ミキシングやアフレコで録音のタイミングをのがしたくないときなど大いに威力を発揮します。このポーズ機構はピンチローラーをキャプスタンから解放する本格的メカニズムを採用していますから、スタート時、ストップ時の音のゆがみがなく、しかもテープや走行メカに負担をかけません。

CF-1775 単品カタログ 1976年3月頃 印刷より

テープ走行を一定に保つサーボモーター

録音・再生中のテープの走行を一定にたもつサーボ回路とサーボモーターを採用。モーターの回転速度のズレを電子回路が検出し、自動的にコントロールするサーボ機構です。このため回転ムラによる音の歪みが少ない安定した録音・再生ができます。

FM受信、AM録音を確実にするAFC/ISSスイッチ

FM放送を受信するとき、まずこのスイッチを“OFF”にしてチューニングします。つぎに“ON”にすると、AFC(自動周波数制御)装置が働いて安定した受信状態を保ちます。また、AM放送を録音中には、このスイッチがISS(Interference Suppress Switch : 干渉防止スイッチ)として働きます。“ON”か“OFF”に切り替えれば、“ピー”というビート音がカットされて美しい録音ができます。

テープの頭出し、反復聴取ができるキュー&レビュー

CUE

再生中、キューボタンを押すとテープがキュルキュルと音をたててスピード走行、離すと再生。不要の個所を飛ばして、聞きたいところをすぐ見つけ出せます。

REVIEW

再生中、レビューボタンを押すと、テープがキュルキュルと音をたててあと戻り、はなすと再生、お気に入りのフレーズを繰り返し聞けます。

関連する投稿


MR9550 | サンヨー - 知る人ぞ知る、音の良さではトップレベル

MR9550 | サンヨー - 知る人ぞ知る、音の良さではトップレベル

三洋「REC(レック)」シリーズのステレオラジカセ。外観からはあまり特徴のないラジカセに思えますが、実は音質が抜群に良いという評判のラジカセです。隠れた名機と言えましょう。


SPU-AE/ORTOFON カートリッジ - MC型カートリッジの原器にしてロングセラー

SPU-AE/ORTOFON カートリッジ - MC型カートリッジの原器にしてロングセラー

デンマークのオルトフォン社が1950年代に開発したステレオ用MC型カートリッジ。SPUは「Stereo Pick Up」の略称です。改良を加えられながら現代にまで続くロングセラーシリーズです。


『こんなものを買った』SONY CDP-391

『こんなものを買った』SONY CDP-391

B級オーディオ好きにとってCDプレーヤーの鉄板といえば何といってもマランツです。でもCD-34を筆頭に、実力機の値上がりは著しくて気軽に聴けるプレーヤーではなくなりつつあります。そこで今回は、ちょっとだけマランツのエッセンスを手軽に味わってしまおう、というのがテーマです。


model 4000 パワーアンプ | スレッショルド  - 全段カスコード接続、クラスA動作のパワーアンプ

model 4000 パワーアンプ | スレッショルド - 全段カスコード接続、クラスA動作のパワーアンプ

スレッショルド社は1974年、米・カリフォルニアで生まれたハイエンド・オーディオメーカーです。ダイナミック・バイアス・サーキットと呼ばれる高効率のA級動作回路を採用したパワーアンプが特徴です。のちに日本のナカミチにも技術協力し、STASIS回路搭載アンプに結実しました。


ハイエンドも凌駕する音のクオリティを身近に実現させたナカミチ初のプリメインアンプ

ハイエンドも凌駕する音のクオリティを身近に実現させたナカミチ初のプリメインアンプ

以前、ナカミチ初のレシーバーアンプである730を紹介しましたが、1970年後半に初めてセパレートアンプをリリース、1980年後半にリリースしたセパレートアンプCA/PAシリーズを発売。そのアンプ技術を生かし、1990年に初めてプリメインアンプをリリースしたのです。


最新の投稿


ジョン・レノン&オノ・ヨーコ - Happy Xmas (War Is Over) - 1971年

ジョン・レノン&オノ・ヨーコ - Happy Xmas (War Is Over) - 1971年

ジョンが愛と平和を願って書いた不朽のクリスマス・ソング。 1970年のビートルズ解散後、ジョンは妻のオノ・ヨーコとともにプラスティック・オノ・バンドでの音楽活動の傍ら、平和を求める活動に参加しました。


MR9550 | サンヨー - 知る人ぞ知る、音の良さではトップレベル

MR9550 | サンヨー - 知る人ぞ知る、音の良さではトップレベル

三洋「REC(レック)」シリーズのステレオラジカセ。外観からはあまり特徴のないラジカセに思えますが、実は音質が抜群に良いという評判のラジカセです。隠れた名機と言えましょう。


デュアルステレオ アンド ハイフィデリティ カタログ

デュアルステレオ アンド ハイフィデリティ カタログ

家電蒐集家松崎順一さんが考古学的アプローチで昭和時代の様々なカタログを読み解くコーナー。今回は1972年のドイツ、デュアル社のオーディオ製品のカタログを取り上げます。


カローラ・バン | トヨタ - カローラ人気を確実なものにした3代目【旧車】

カローラ・バン | トヨタ - カローラ人気を確実なものにした3代目【旧車】

トヨタの大衆車カローラの3代目、バンタイプです。先代より品質を向上させ、カローラ人気を盤石なものにしました。


ホイットニー・ヒューストン/Whitney Houston - All At Once - 1985年

ホイットニー・ヒューストン/Whitney Houston - All At Once - 1985年

「強力で鋭いポップ・ゴスペル」と謳われた力強い歌声で、1985年のデビューから90年代にかけてR&Bシーンに君臨した歌姫、ホイットニー・ヒューストン。7曲連続で全米シングルチャート1位の記録を打ち立て、累計セールスはアルバム1億4,000万枚以上、シングル5,000万枚以上となるほど圧倒的な人気を集めました。2012年の早逝が悔やまれます。