「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ」…あのころの幸せなサラリーマンよ、もう一度

「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ」…あのころの幸せなサラリーマンよ、もう一度

懐かしくも切ない「死語」の世界を紐解き、再度その存在にスポットライトを当てようというこのコーナー。今回の死語は名優・植木等のあの名言!今では一生ひとつの会社に勤めるなんて言っていられない時代になってしまったけど、あのころのサラリーマンはこんな揶揄をされていたものだった……。バカにされるくらい安定していたあの時代よ、カムバーーーーーーック!


ある意味、幸せ?「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ」

かの有名なコメディー俳優・植木等さんを中心としたクレージーキャッツの映画が元ネタとなるこの言葉。曰く「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ」だそう。

死語はどちらかというと、流行に流されて消えていったようなところがあるけれど、この言葉に関しては、どちらかというと世相の変化によって消えていったような気がする……。
だって、今の時代に誰がサラリーマンを気楽な稼業だなんて言えるのよ?(´;ω;`)

まあ、元ネタになった映画自体、決してサラリーマンが楽なものとして扱っているわけではなく、サラリーマンならではの悲哀を描いていたりするわけだけどね。

でも、やっぱり当時、高度経済成長で沸き立つサラリーマンと、昨今の不況に苦しむサラリーマンでは状況が全然違う。寿司折持って、ネクタイを頭に巻いた酔っぱらいサラリーマンとかのイメージがどうしても強いよねw

今時ここまで楽しそうな酔っ払いはなかなかいないよね

そういえば、最近のCMで出川とウッチャンが、この死語を元にしたCMをやっていたよね! サラリーマンは~♪気楽な稼業と……「「言えねーよぉぉ」」ってね。出川さん、まさにそれですw

死語解説:サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ[慣用句]

映画「サラリーマンどんと節」や、植木等の「どんと節」から来る言葉で、高度経済成長で成長を続ける日本企業のサラリーマンを揶揄した言葉。

当時の反応は伺い知ることはできないが、まあ、大ヒットってことはおおむねそのとおりだったのかな? どちらかというと会話で使うよりも、酔っぱらいが千鳥足で口ずさんでそうなイメージが強い(;´∀`)

その「死語」使ってみよう!

ミノ:サラリィマンは~気楽な稼業と~来たもんだっ、とくらぁ(* ̄0 ̄*)

旦那:……それは果たして真実でしょうか?

ミノ:(*´―――――`)ン?

旦那:昨今のサラリーマン事情を考えるとどうでしょうか? 政府は外国人労働者の参入のハードルを下げようとしていますし、業績不振でリストラの憂き目に遭う人も多くいます。かと思えば年金問題でリタイヤもできない……。果たしてこの現状を気楽な稼業ということはできるのでしょうか?( -`д-´)キリッ

ミノ:( ゚д゚)ポカーン
ま、いんじゃないの? なんとかなるんじゃないの~?

少佐:サラリーマンが気楽な稼業ってよりは、ミノが気楽なだけだな、コレ……。

「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ」が死語と化した時代背景

今回紹介した「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ」の他にも「わかっちゃいるけどやめられない」や「無責任」などなど、植木等さんの名言が次々と流行ったのは、1960年代から70年代にかけてのこと。

この時代の日本はまさに高度経済成長の真っ只中!
なんだったら「サラリーマンどんと節」が封切られた年はオリンピック景気のど真ん中だ。高度経済成長の波に乗り、日本を動かすサラリーマンはまさにこの時代の象徴であり、そのサラリーマンを題材にした映画が、どんと節を始めとした「日本一シリーズ」だったり「無責任シリーズ」だったりしたわけだ。

経済成長で余裕があったのは確かだろうが、当時のサラリーマンだって、嫌味な上司に怒られたり、部下から文句を言われたり、その苦労は同じだったはず……。だからこそ、そんな会社にがんじがらめにされたサラリーマン像を笑って吹き飛ばす、自由なサラリーマンが求められたのかもしれないね( ´―`)フゥー...

やれベンチャーだ、やれクリエイティブだ、やれ働き方改革だ、と従来のサラリーマン像が否定されがちな昨今だが、なんだかんだでまだまだそんなサラリーマンが世の中を動かしている。

サラリーマンの肩身が狭い今だからこそ、あのときの無責任サラリーマン映画をもう一度作るべきなんじゃないか、とちょっと思うのであった。……まあ、ホントに無責任なヤツもいるけどね(;・∀・)

会長:あのころのサラリーマンは確かに輝いていたなぁ……。

ポン:まあ、あの唄みたいに不真面目な会社員がいたかはわからないけどw
一億総中流と言われて、みんながみんな幸せだった時期よね。

IT:俺ん中のサラリーマンは島耕作か、金太郎って感じッスからねぇwこれの場合、あだち充作品に出てくるオヤジっぽい感じがする……。

教授:個人的にはフーテンじゃない寅さんって感じもするけどねぇw
まあ、なんにせよ、無責任な男でも生き抜いていける世の中だったってことなのかもね。

ミノ:……いいなぁ(´・ω・`)

ポン:あら、ミノさんは現代の植木等と思ってたけど違うのね(・∀・)ニヤニヤ

ミノ:僕にだっていろいろあるんだよ……
昭和のサラリーマンよ、もう一度(´;ω;`)

知らなくても困らない!今回出てきた関連用語

わかっちゃいるけどやめられない[慣用句]

「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ」と同じく、植木等が生んだ、サラリーマンのアンセム「スーダラ節」の一節。ダメなんだけどやっちゃう……、そういう気持ち、誰にでもあるよね。

ちなみに植木等のお父さんは浄土真宗の僧侶で、植木等がこの唄を歌うことを躊躇していると「この唄は親鸞様の教えそのまま!絶対売れる」と断言したそうな。僧侶が太鼓判を押すスーダラ節、ハンパないッス……。

親鸞様の教えなら大丈夫に違いない!

無責任 [名詞・形動]

こちらも植木等生まれの流行語。東宝による「日本無責任時代」から大流行となった。主題歌はクレイジーキャッツによる「無責任一代男」。真面目に仕事してるわけじゃないけど、要領の良さで出世しちゃう、ちゃっかりものなサラリーマンの姿を歌っている。

そういえば昭和のオヤジって、こういうイメージが多いよね。ゴマすりとかさw
ま、みんながみんな出世できるわけじゃないけど、そういうケースもあるという1つの見本、なのかな(;´∀`)

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