ステレオを超えた臨場感のバイホニック
人間の聴覚に近い特性を持った「バイノーラル録音」されたソースを、特殊な回路によりスピーカーで再生することができるという「バイホニック」機能が特徴のステレオ・ラジカセ。通常のステレオをはるかにしのぐ臨場感が体験できる、というところが他のステレオ・ラジカセにはないユニークな点でした。

モデル名 :RC-828
メーカー/ブランド:ビクター
発売年 :1977年
当時の定価 :66,800円
外形寸法 :W470 x H273 x D127mm
重量 :6.4kg(乾電池含む)
取材協力 :ビデオ工房トパーズ様

スピーカーは16cmウーハーと5cmツイーターの2ウェイ。デッキ部は正立型を採用しています。

上部パネルは縦長のスリットを多用したデザイン。音量、トーン、録音レベルなどのスライドボリュームだけでなく、スイッチ類も同様なデザインでまとめています。

本機の特徴である「バイホニックモード」が選べるモードスイッチ。2つのスイッチを使って再生モードと音声出力先(スピーカーかヘッドフォン)の組み合わせを選択します。このパネルを見ただけではいまひとつ使い方がわかりません。

この頃までのビクターのラジカセは、メインのスピーカーグリルには金属メッシュなどのパーツは用いず、筐体のプラスチックをグリルに加工しているものが多いようです。
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