日産・シルビア(初代・CSP311型)の画像アーカイブ【旧車】

日産・シルビア(初代・CSP311型)の画像アーカイブ【旧車】

ゴールデン横丁スタッフが取材で集めた画像を車種別・世代別にまとめて公開します。このページは「日産・シルビア(初代・CSP311型)」の画像アーカーブです。新着画像は随時追加します。


日産・シルビア(初代・CSP311型)とは

一台の限りなく美しいクーペ、初代「日産シルビア」CSP311型は、東京オリンピック開幕直前、1964年9月の第11回東京モーターショーにダットサン・1500クーペのコンセプトモデルとして出展され、翌1965年4月に発売された2座スポーツクーペだ。アルファロメオなどのコンパクトな欧州製高級GTスポーツを手本に開発し、シャシーフレームは同社のオープンスポーツであるフェアレディ用を使い、パワートレーンは同社のブルーバードSSSから移植した。

手作りに近い内外装の作り込みは極めて丁寧で、日産車のなかでも群を抜いたレベルだった。スタイリングは現在の審美眼で見ても美しく、高性能FRスポーツの典型である“ロングノーズ・ショートデッキ”をコンパクトなボディで見事に実現していた。デザインはBMW507など手がけたことで知られるドイツ人デザイナーのアルブレヒト・フォン・ゲルツ氏の助言を受けて日産社内で行なったとされている。「シルビア」とはギリシア神話に由来する“清楚な淑女”の意だという。

そのボディサイズは、全長×全幅×全高3985×1510×1275mm、ホイールベースは2280mm。現行でもっとも小さな日産車、マーチの全長×全幅×全高は3825×1665×1515mm、ホイールベース2450mmであることを考えると、CSP311型・初代シルビアが、いかにコンパクトだったのか分かるというもの。シルビアは、1600ccの4気筒エンジンを縦置きに搭載するために長いフロントノーズが与えられたため、全長はマーチよりも僅かに長いが、圧倒的に細くて低いのだ。

搭載エンジンはブルーバードSSSから移植した1.6リッター直列4気筒OHV。SUツインキャブレターとデュアルエキゾーストを得て、最高出力90ps/6000rpm、最大トルク13.5kg.m/4000rpmを発揮した。車重980kgのシルビアにとって十分以上のパワーユニットといえた。組み合わせるトランスミッションは国産車初のフルシンクロメッシュ4速フロアシフト。サスペンションはリア側がリーフリジッドながら、フロントにはダブルウィッシュボーンの独立式が奢られ、フロントブレーキにはディスクブレーキを装着。グローバルでみてもトップクラスのスペックを持った本格FRスポーツとなった。当時のカタログには最高時速165km/hと記されていた。

本来、このシルビアは「比較的軟派な、気取った男のためのスタイリッシュなクーペ」として企画されたが、当時の真面目一本槍で質実剛健を是とする日産技術陣は前述のように最先端の性能を詰め込み、各部の作り込みにも妥協を許さなかった。そのため生産工程は複雑となり、大卒初任給が2万4000円、タクシー初乗り100円、同社のブルーバード・デラックスが64万円、フェアレディ1500(SP310型)が88万円の時代、120万円という高価なクルマとして発売された。そのため、CSP311型シルビアは、デビューから3年間で僅かに554台生産されただけのレアな幻のクルマとなった。

つまり、初代シルビアは商業的には完全な失敗作だったわけだ。まだ日産サニーも登場していない1960年代に、この上品で贅を尽くしたクーペの価値を理解して大枚120万円を支払い、オーナーとなった人は、ほんのひと握りしかいなかった。加えて、そうした経済力に恵まれた人々は、敢えて日本車を所有する必要もなかった時代でもあった。

その後、シルビアはトヨタ・セリカのヒットをにらんで1975年に復活するも不振。シルビア人気はバブル経済絶頂期の1988年に登場するS13型「アートフォース・シルビア」まで待つことになる。このS13型シルビアは、当時デートカーとして大ヒットしていたホンダ・プレリュードの牙城を崩すことに成功し、大ヒット作となった。
S13シルビアには姉妹車として、リトラクタブルヘッドライト、リアゲートを備えた「180SX」があり、最後の5ナンバーFRスポーツとして、ドリフト族とか走り屋といわれる熱烈なファンに支持され、S13型シルビアの生産終了後の98年まで継続販売された。

そのシルビアもスポーティカーの低迷、ミニバン人気の影響をモロに受け、7代目S15型が2002年8月で生産終了、絶版となる。

日産・シルビア(初代・CSP311型)の諸元

販売期間     1965年 - 1968年
乗車定員     2人
ボディタイプ   2ドアクーペ
エンジン     R型 直列4気筒 1.6L OHV
駆動方式     FR
最高出力     90ps/6,000rpm
変速機      4速MT
サスペンション  前:ダブルウィッシュボーンコイル
         後:半楕円リジッドリーフ
全長       3,985mm
全幅       1,510mm
全高       1,275mm
ホイールベース  2,280mm
車両重量     980kg
ブレーキ     前:ディスク
         後:ドラム
最高速度     165km/h

引用元:Wikipedia

日産・シルビア(初代・CSP311型)の画像アーカイブ

昭和平成クラシックカーフェスティバルinヘイワールド

撮影日:2019年5月4日

日産・シルビア(初代・CSP311型)昭和平成クラシックカーフェスティバルinヘイワールド
日産・シルビア(初代・CSP311型)昭和平成クラシックカーフェスティバルinヘイワールド
日産・シルビア(初代・CSP311型)昭和平成クラシックカーフェスティバルinヘイワールド
日産・シルビア(初代・CSP311型)昭和平成クラシックカーフェスティバルinヘイワールド
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幸手クラシックカーフェスティバル 2018

撮影日:2018年11月11日

日産・シルビア(初代・CSP311型)幸手クラシックカーフェスティバル 2018
日産・シルビア(初代・CSP311型)幸手クラシックカーフェスティバル 2018
日産・シルビア(初代・CSP311型)幸手クラシックカーフェスティバル 2018
日産・シルビア(初代・CSP311型)幸手クラシックカーフェスティバル 2018
日産・シルビア(初代・CSP311型)幸手クラシックカーフェスティバル 2018

サクラ・オートヒストリーフォーラム 2018

撮影日:2018年5月12日

日産・シルビア(初代・CSP311型)サクラ・オートヒストリーフォーラム 2018
日産・シルビア(初代・CSP311型)サクラ・オートヒストリーフォーラム 2018
日産・シルビア(初代・CSP311型)サクラ・オートヒストリーフォーラム 2018

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