日産・チェリー(初代・E10型)の画像アーカイブ【旧車】

日産・チェリー(初代・E10型)の画像アーカイブ【旧車】

ゴールデン横丁スタッフが取材で集めた画像を車種別・世代別にまとめて公開します。このページは「日産・チェリー(初代・E10型)」の画像アーカーブです。新着画像は随時追加します。


日産・チェリー(初代・E10型)とは

1966年、日産に吸収合併されたプリンス自動車から移籍した開発者は、スカイラインを伝説のクルマに仕立て上げた。質実剛健を社是とする日産に対し、戦前の中島飛行機出身の航空機エンジン屋が中心になって立ち上げたプリンスは、高度な技術とメカニズムにこだわり、洗練されたデザインのスポーティなクルマをつくり出していた。

日産初の前輪駆動(FWD)小型車「チェリー」をつくり上げたのも旧プリンスの技術者集団だった。軽量かつコンパクトなボディで、欧州で主流となり始めたFWD方式を採用し、日産のボトムエンドを支えるクルマとして登場した。そのチェリーは。横置きエンジンに前輪駆動によって得られる優れた走行性能と、コンパクトなボディだが、広い室内を獲得するという、意欲的なコンセプトから生まれた画期的な製品だった。

ボディは本当にコンパクトだ。デビューした新型チェリーの4ドアセダンのボディ寸法は、全長×全幅×全高3610×1470×1375mm、ホイールベース2335mm。70年に2代目にスイッチした日産サニーに比べて200mm以上短いものの、ホイールベースは逆に35mm長かった。そのコンパクトさは現在の軽自動車規格寸法である全長3400mm×全幅1480mmと比べると分かりやすい。
長めのホイールベースは、後席居住性確保に効く。旧プリンス系開発陣が目指した「サニーよりもコンパクトだが、広い室内」を獲得するための設計だった。

搭載エンジンは、サニーから流用した4気筒OHVのA型エンジンで、排気量はベーシックなA10型1.0リッターとスポーティバージョンに搭載したツインキャブ仕様のA12型1.2リッター。FRのサニー用縦置きエンジンを、横置きFF用にデファレンシャルとトランスミッションを一体化・2階建てとしてコンパクトに改良、搭載した。
スポーティグレード「X-1」系に積んだA12型エンジンの最高出力は80ps/6400rpm、最大トルク9.8kg.m/4400rpmを発生。これが670kgの軽い4ドアセダンを走らせる。遅いはずが無い。最高時速は160km/hとされていた。

ボディ&シャシーを支える足回りも革新的だった。フロントサスペンションはマクファーソンストラット独立。リアサスペンションは旧式なリーフスプリング式の固定軸だったサニーに対し、チェリーは後輪にトレーリングアームの独立懸架を与えた。サニーに比べて乗り心地の優位性は明らかだった。しかも、このサスペンションはスポーティなハンドリングにも大きく貢献した。

1971年9月、2/4ドアセダンだったチェリーに、大きなテールゲートを備えたシューティングブレークにも見える斬新なフォルムの2ドアクーペが加わった。新たに加わったこのクーペにも「X-1」グレードが用意され、このスポーティグレードでも60万円ほどの価格で、財布の軽い若い世代の人気モデルとなる。この際、ノイズの大きさが指摘されていたベルト駆動の冷却ファンが、全車電動式に改められている。

1972年2月には、シングルキャブのA12型エンジンを積んだセダン1200を追加。さらに6月にマイナーチェンジを受ける。

チェリーが登場した70年代初めは、国内のモータースポーツ、なかでも市販車によるツーリングカーレースの黄金期だった。日産スカイラインGT-R vs マツダ・サバンナRX-3の激闘は伝説となり、日産車ではB110型サニーも大活躍していた時代だ。
そのなかでチェリーも1971年3月に日産ワークスとしてセダンが参戦。デビュー戦、富士マスターズ250kmで猛烈な雨が降るなか、いきなり勝利する。その後、クーペで参戦すると、135psまでチューンしたエンジンを搭載したワークス・チェリーは、雨のレースでGT-Rを抑えて勝利することも珍しくなく、雨に強いチェリーを印象づけた。

そして、1973年3月にレースのベース仕様車として足回りを締め上げ、オーバーフェンダーとラジアルタイヤで武装、45kgもの軽量化を図ったクーペ「X-1R」を発売する。
ただ、かなりのお転婆で、良く回るA12型のアクセルを床まで踏むと、ステアリングが取られるトルクステアと格闘必至となり、コーナリングもFF車のクセが強くアンダーステアでアクセルを戻すと過大なタックインが発生する始末。だから腕の立つドライバーはアクセルワークで姿勢制御できるクルマだったが、初心者には荷が重い操縦性だった。そんな、お転婆娘として初代チェリーは時代を駆け抜けた。

日産・チェリー(初代・E10型)の諸元

販売期間    1970年10月-1974年9月
設計統括    増田忠
乗車定員    5名
ボディタイプ  2/4ドアセダン
        3ドアファストバッククーペ
        3ドアライトバン(日本仕様のみ)
        3ドアステーションワゴン(日本仕様除く)
エンジン    A12型(ツインキャブ)直列4気筒 OHV 1,171cc
       (80ps/6,400rpm 9.8kgm/4,400rpm)
駆動方式    FF
変速機     3速 / 4速MT
サスペンション 前:ストラット式独立/コイルばね
        後:トレーリングアーム式独立/コイルばね
全長      3,610mm
全幅      1,470mm
全高      1,380mm
ホイールベース 2,335mm
車両重量    670kg
最高速度    160km/h
データモデル  4ドア1200X-1(1970年)

引用元:Wikipedia

日産・チェリー(初代・E10型)の画像アーカイブ

JCCAお台場ニューイヤーMTG 2019

撮影日:2019年1月27日

日産・チェリー初代 JCCAお台場ニューイヤーMTG 2019
日産・チェリー初代 JCCAお台場ニューイヤーMTG 2019
日産・チェリー初代 JCCAお台場ニューイヤーMTG 2019
日産・チェリー初代 JCCAお台場ニューイヤーMTG 2019
日産・チェリー初代 JCCAお台場ニューイヤーMTG 2019
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クラシックカーMTG in 山梨 2018

撮影日:2018年5月27日

日産・チェリー初代 クラシックカーMTG in 山梨 2018
日産・チェリー初代 クラシックカーMTG in 山梨 2018
日産・チェリー初代 クラシックカーMTG in 山梨 2018
日産・チェリー初代 クラシックカーMTG in 山梨 2018
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所沢クラシックカークラブ 2017

撮影日:2017年10月15日

日産・チェリー初代 所沢クラシックカークラブ 2017
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