パワーだけじゃなくてデザインでも突出したい

・モデル名 :フロンテクーペ
・世代/型式:初代のみ/LC10W型
・メーカー名:スズキ
・年式 :1972
・撮影場所 :第14回クラシックカーフェスティバルin小金井(2016)
360規格だった軽自動車の世界がついにパワー競争に突入した1960年代後半。スズキはパワーだけじゃなくてデザインでも突出したモデルを、と考えたのだろうね。
低く構えたノーズに大きく傾斜したフロントガラス。これはもうスポーツカーと呼びたくなるスタイルだね。基本デザインはジョルジエット・ジウジアーロによるものと言われているよ。
スポーツカーらしいディテールが満載
スポーツデザイン優先のためベースとなったフロンテにはあった三角窓が廃止されている。ステアリングにはチルト機構を採用して低いドライビングポジションがキマるようになっていたし、シートはバケットタイプを採用。さらにメーターはなんと独立単眼式がずらりと6連だ。これはもう本気のスポーツカーだね。
四角い箱みたいな軽ばかりになってしまった今だからこそ一層欲しくなる一台だなぁ!


