クラウン4ドアハードトップ | トヨタ - ピラーがあるけどハードトップ【旧車】

クラウン4ドアハードトップ | トヨタ - ピラーがあるけどハードトップ【旧車】

トヨタ・クラウンの5代目です。キャッチコピーは「美しい日本のクラウン」。写真のモデルはクラウン4ドアハードトップ。ピラーのあるハードトップという珍しいボディスタイルです。石和温泉クラシックカーフェスティバル2017で撮影しました。


クジラから日本の美へバトンタッチ

トヨタ クラウン 5代目

・モデル名 :クラウン4ドアハードトップ
・世代/型式:5代目/S8#/9#/10#型
・メーカー名:トヨタ
・年式   :1975
・撮影場所 :石和温泉クラシックカーフェスティバル2017

「クジラ」と呼ばれて独特なボディデザインだった4代目クラウンからガラっと変わって、直線的で四角四面な真面目そうなクルマに生まれ変わった5代目クラウン。
4代目のデザインは当時にしては冒険が過ぎたようで保守的な購買層から敬遠されてしまった。
その反省から真逆といえるほど方向転換して「日本の美」をうたうデザインになったんだね。
今の時代に振り返ると、どちらのデザインにも主義主張が感じられて甲乙つけがたい魅力を感じる。

ピラードハードトップとは不思議なボディタイプ

ボディタイプはそれまでと同様、4ドアセダンやワゴン、2ドアハードトップに加え、この「ピラードハードトップ」が用意された。

そもそもハードトップとはオープンカーの上にソフトな幌ではなく、樹脂や金属製のハードなルーフを載せたスタイルのことだ。Bピラーがないことで開放感バツグンなのが特徴だね。

日本ではじめてハードトップとしてデビューしたのは3代目のトヨペット・コロナハードトップという2ドアモデルだった。しばらくはハードトップといえば2ドアだったのだけれど、ハードトップ人気にあやかりたい4ドアにも採用されるようになっていった。ただし、Bピラーがないことによるボディ剛性や衝突安全性の弱点はやはり克服する必要があって、解決策として出てきたのがピラーを持ったまま「ハードトップふう」なデザインにすることだった。

このクラウンの「ピラードハードトップ」はまさにその例だね。2ドアハードトップ車のデザインを踏襲しながら4ドア化し、センターピラーがないとボディ剛性が下がる(2ドアに比べ4ドアだと開口部が大きくなりすぎる)のを防ぐためにセンターピラーを追加したものなんだ。

生い立ちからしたら「ピラードハードトップ」って不思議なボディタイプと言えるのかな。

トヨタ・クラウン 5代目 サイド
トヨタ・クラウン 5代目

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