トリプルファイター - 変身・合体・等身大。時代の声に応えたヒーロー像

トリプルファイター - 変身・合体・等身大。時代の声に応えたヒーロー像

1970年代前半に訪れた「第二次怪獣ブーム(もしくは変身ブーム)」のさなかにTBS系列で放映された帯番組が『トリプルファイター』です。


変身・合体・等身大。時代の声に応えたヒーロー像

1960年代後半の「第一次怪獣ブーム」とは、それまでは映画の中の存在だった「怪獣」が、お茶の間のテレビに登場して子どもたちの大人気を博し、それに刺激を受けた映画界でも多くの怪獣ものが生み出された現象のこと。
ブーム再来をねらう玩具メーカーと制作会社の思惑が一致して、新たなヒーローが続々と登場したのが「第二次怪獣ブーム」です。

トリプルファイターはいわゆる帯番組というやつで、月~金曜日の夕方5時半から10分間、TBS系列で放映されていました。
ヒーローものの帯番組としては、先行作品に『ウルトラファイト』や『レッドマン』があります。ウルトラファイトは過去に放映されたウルトラシリーズの焼き直しが中心、レッドマンも戦闘シーンのみという低予算番組。短い尺なのでストーリー性よりは見た目のインパクト重視の構成でした。

トリプルファイターもその流れにあるんですが、キャラクターはオリジナル。変身・合体・等身大という第二次ブームの特徴をすべて盛り込んだ作品でした。多彩な乗り物も登場するなど、キャラクター玩具ビジネスへの貢献が期待大な作品だったんですね~。

早瀬三兄弟がそれぞれ「オレンジファイター」「レッドファイター」「グリーンファイター」に変身。三人が合体すると最強のトリプルファイターが誕生する、という仕掛けです。もうこれだけで人形4体分のソロバンがはじけるわけですね。商売うまいぞ!

ゴールデン横丁の仲間たち | Dr.近藤(ドクター こんどう)

https://goldenyokocho.jp/articles/673

現役バリバリの敏腕ドクター。複数の大手医療機関で診療に従事するかたわら、大手オンラインメディアに連載を寄稿したり講演依頼も多数と幅広く活躍。・・というのは表の顔で、実はヒーローものを中心としたキャラクターグッズやジャンルを問わないコミック誌が書斎を占拠しているというカルチャー大魔王である。

関連する投稿


電波人間タックル(仮面ライダーストロンガー) - 涙を誘ったヒロインの最期

電波人間タックル(仮面ライダーストロンガー) - 涙を誘ったヒロインの最期

昭和時代の仮面ライダー第一期の締めくくりとなった『仮面ライダーストロンガー』。その中に登場したシリーズ初の変身ヒロインがこの「電波人間タックル」です。愛車は「テントロー」。


ドワルスキー(タイムパトロール隊オタスケマン) - タイムボカンシリーズってどんなんだっけ?

ドワルスキー(タイムパトロール隊オタスケマン) - タイムボカンシリーズってどんなんだっけ?

タツノコプロの人気SFギャグアニメ『タイムボカンシリーズ』第4作目『タイムパトロール隊オタスケマン』に登場した怪力おまぬけキャラ。「ド悪が好き」だからこんな名前に。


ベビーポット | 調乳に適した50℃を保つ

ベビーポット | 調乳に適した50℃を保つ

昭和レトロ家電蒐集家の増田健一さんが貴重なコレクションを紹介するコーナーです。今回取り上げるのは「ベビーポット」。イラストが可愛いですね~。


イビル(アクマイザー3) - 拙者、正義の貴公子でござる

イビル(アクマイザー3) - 拙者、正義の貴公子でござる

『アクマイザー3』に登場した正義のヒーローのひとり、イビルです。名前がちょっと性格悪そうですが、それは誤解。悪魔を意味する英語の「evil」から来ているのでしょう。


カゲローカー(ザ・カゲスター) - これは走る星条旗か?!

カゲローカー(ザ・カゲスター) - これは走る星条旗か?!

サイケな特撮ヒーロー番組『ザ・カゲスター』で主人公が乗っていたマシーン「カゲローカー」です。マシンも負けずに派手ですね~!


最新の投稿


メイズ・フィーチャリング・フランキー・ビヴァリー - Back In Stride Again - 1985年

メイズ・フィーチャリング・フランキー・ビヴァリー - Back In Stride Again - 1985年

ハマるとクセになるキング・オブ・レイドバック・グルーヴの代表作。欧米ではビッグ・ネームなのに日本での知名度はそれほどでも・・・というミュージシャンがいますが(例:The Who、AC/DC、デペッシュ・モード)、Mazeもその文脈で語られがちなバンド。フランキー・ビヴァリー(vo)を中心に結成され1970年代にデビューし、マーヴィン・ゲイのプッシュもあってヒット作を量産しました。ソフトな歌声やミディアム・テンポなのにグルーヴ感あふれるバンド・サウンドで現在でも大御所ソウル/ファンク・バンドとして根強い人気を誇ります。


町田画伯が昔ながらの銭湯を絵で再現

町田画伯が昔ながらの銭湯を絵で再現

今回は町田画伯が描く、在りし日の銭湯の絵をご紹介!町田画伯ならではの筆致で描かれる銭湯は、本物以上にレトロな趣があり、とてもイイ!また、こんなにさまざまな建築様式があるのかと、ハッとさせられるところもあるので、ぜひ楽しんでもらいたい。



スライ&ザ・ファミリー・ストーン - I Want to Take You Higher - 1969年

スライ&ザ・ファミリー・ストーン - I Want to Take You Higher - 1969年

70年代ファンクのスーパースター。リーダーのスライ・ストーン(vo,key)が自らの弟妹やラリー・グラハム(b)ら、当時としては珍しい白人黒人男性女性混成メンバーと結成し、60年末~70年代前半にかけて大活躍したバンド。16ビートのリズムとロックを融合させ、ファンクの始祖のひとつに数えられます。


電波人間タックル(仮面ライダーストロンガー) - 涙を誘ったヒロインの最期

電波人間タックル(仮面ライダーストロンガー) - 涙を誘ったヒロインの最期

昭和時代の仮面ライダー第一期の締めくくりとなった『仮面ライダーストロンガー』。その中に登場したシリーズ初の変身ヒロインがこの「電波人間タックル」です。愛車は「テントロー」。