【旧車】FTO│三菱 - カナリキテール、カンジテール・・・

【旧車】FTO│三菱 - カナリキテール、カンジテール・・・


■CM曲の「カナリキテール、カンジテール・・・」が耳に残ったFTO
・モデル名 :FTO
・世代/形式:DE2/3A型
・メーカー名:三菱自動車
・販売時期 :1994年~2000
・第15回COTY(1994-1995)受賞車

第15回日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した三菱FTO

今回の車は、第15回日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した2ドアスポーツクーペのFTO。1994年10月に発売されたスポーツカーです。
実はFTOというネーミングは、1971年から1975年に発売されていた、ギャランFTOから来ていて、19年の歳月を経て復活した一台でした。

FTOはFresh Touring Originationの略で、「若々しいツーリングカーの創造」という意味。
曲線を多用しアグレッシブなスタイルを持っていたため、直線基調の多い三菱車のなかでは珍しい存在です。ワイドトレッド、ショートホイールベース、ロングデッキのフォルムはピュアスポーツそのものでした。

エンジンはベーシックグレードの直列4気筒DOHC1800cc。さらに上級グレードのV型6気筒2000ccには可変バルブタイミングのMIVECエンジンが用意され、最高出力200psを発生させこのクラスでは最速でした。
エンジンはフロントに横置きにされ、駆動方式はFFのみ。トランスミッションはスポーツモデルらしく5速MTのほか、最適なシフト制御を実現したINVECS-Ⅱスポーツモード4A/Tを搭載。
これはマニュアル感覚で+(アップ)や-(ダウン)にシフトチェンジできる画期的なものでした。日本初のスポーツモードを採用したこともあり、マニュアル車よりもオートマ車の方が多く売れたのもスポーツタイプとしては珍しいことでした。

FTOはジャッキー・チェン主演の映画『デッドヒート』でも劇中車としても使われ、深夜にスカイラインと繰り広げたカーチェイスが話題にもなりました。ちなみにFTOの兄貴分でもあるGTO(レース仕様)も登場しています。

FTOは販売されていた6年間の間にマイナーチェンジを3回行い、前期、中期、後期が存在します。2000年9月に実施された側面衝突実験をクリアできず、また、三菱自動車が車種を大幅に削減することになり、FTOだけでなくGTOも一代で姿を消したのです。

クイズ☆エンスーとらのあな

FTOのCMで流れていた、フライングキッズの「セクシーフレンド・69」がめちゃくちゃカッコよかった記憶があるIT。
おやじ達にアテられてすっかり旧車に興味深々になってきたITといっしょに、マニアックなクイズに挑戦しましょう!

【問題】

FTOに搭載されていた、三菱の可変バルブ機構「MIVEC」。類似する機能は他メーカーでもいろいろあります。
次のうち、機構名とメーカー名の組み合わせで間違っているのはどれ?

・VTEC/ホンダ
・NVCS/マツダ
・VarioCam/ポルシェ
回答は「倶楽部ミーティング」の下にありますよ♪

倶楽部ミーティング

教授:INVECS-Ⅱスポーツモード4速A/Tを搭載したのはFTOが世界初だったんだ。

IT:INVECSをそもそも開発したのが三菱だから、当然っちゃ当然ですよねww
FF車で5速ATが世界初なのは立派ですが……

教授:まあそうなんだけど、INVECS-Ⅱではドライバーの癖を記憶させる学習機能が備わっていたんだよ、エライ!

IT:どういう性癖を記憶されるのか(´・ω・`;A)
当時はポルシェに肉薄する性能を持っていたとか?

教授:それはちょっと盛りすぎだろうけど、FTOのエンジンはギャランにも搭載されて、評価を受けていたし、FTOはギャランより車重が100kgも軽いからパワーウェイトレシオも優れていたのは確かなんだ!m9`Д´) ビシッ

IT:デザインも未来的で、今見てもカッコイイですよね。

教授:そうなんだよ、この子は生まれる時代が早すぎたんだ。同じ時代にはインテRやセリカがいたし。

IT:ゴル横は今のところ競合がいなくて良かった。

教授:好きにやってるから、真似しようという人もいないでしょ。

IT:自信持っていいのか微妙な言い方ですね(´・ω・`;A)

【回答】

・NVCS/マツダ が誤り。

NVCS(Nissan Valve Timing Control System)は日産の名称です。
ちなみにマツダの場合はS-VT(Sequential Valve Timing)と呼びます。VTECはホンダの代名詞と言ってよいほど、よく知られた名称になっていますね。

エンジンの回転数や負荷によって最適なバルブタイミングやリフト量が変化するのに対して、それらをカム形状や油圧で変化させて対応するのがこういった可変機構です。
意外と歴史は古く、1970年代にフィアットが実用化したと言われています。現在でも各社がそれぞれ進化を重ね、高出力化だけでなく燃費向上にも一役買っています。

写真は三菱の「次世代MIVEC」です。


※写真出典:ウィキペディア

関連する投稿


ダットサン・ブルーバード | 日産 - 疾走するタクシーは憧れの存在だった【旧車】

ダットサン・ブルーバード | 日産 - 疾走するタクシーは憧れの存在だった【旧車】

日産がイギリス車のライセンス生産を通じて製造ノウハウを身につけ、その集大成として国内でデザインから開発まで行ったのが初代310型系の「ダットサン・ブルーバード」です。


セリカ1600GT | トヨタ - ダルマと呼ばれた初代セリカのホットバージョン【旧車】

セリカ1600GT | トヨタ - ダルマと呼ばれた初代セリカのホットバージョン【旧車】

通称「ワンテール」と呼ばれる初期モデルは、テールランプとウインカーが共通になっているタイプでアメリカンマッスルカーのようなイメージが強く人気が高いです。


カローラ | トヨタ - 「80点+α主義」はトータルで高い完成度をもたらした初代【旧車】

カローラ | トヨタ - 「80点+α主義」はトータルで高い完成度をもたらした初代【旧車】

「プラス100ccの余裕」というキャッチコピーを掲げてデビューしたカローラ。 ちょっと豪華さをプラスして「いいもの買った感」を刺激したり、この時代には先進的な機構をいくつも奢ったりして、瞬く間に大ヒット商品となりました。


トヨペットコロナDX | トヨタ - 名神高速道路で耐久テストをして見せてアピール【旧車】

トヨペットコロナDX | トヨタ - 名神高速道路で耐久テストをして見せてアピール【旧車】

コロナを筆頭に日本車の走行性能や耐久性といった品質は急激に高まり、またそれが世界中で知られるようになりました。


シビック1200RS | ホンダ - 赤いバッジは今も昔もホットバージョンの誇り【旧車】

シビック1200RS | ホンダ - 赤いバッジは今も昔もホットバージョンの誇り【旧車】

この1200RSはよく言われるように、RSはレーシング・スポーツではなく「ロード・セイリング」、つまりヨットが帆走するかのように滑らかに道路を走り抜ける、という意味になります。


最新の投稿


【クルマニアックイズ】57本目

【クルマニアックイズ】57本目

あなたの車愛を試すガチンコ三択クイズ!今すぐチャレンジ!


ブルース・スプリングスティーン/Bruce Springsteen - Hungry Heart - 1980年

ブルース・スプリングスティーン/Bruce Springsteen - Hungry Heart - 1980年

ブルース・スプリングスティーンはアメリカ・ニュージャージー州出身のシンガー・ソング・ライター。1973年にデビューし、アメリカの庶民や労働者の声を代弁する政治的な歌詞とストレートなロックンロール・サウンドで人気を集めた、アメリカの国民的シンガーです。


ダットサン・ブルーバード | 日産 - 疾走するタクシーは憧れの存在だった【旧車】

ダットサン・ブルーバード | 日産 - 疾走するタクシーは憧れの存在だった【旧車】

日産がイギリス車のライセンス生産を通じて製造ノウハウを身につけ、その集大成として国内でデザインから開発まで行ったのが初代310型系の「ダットサン・ブルーバード」です。


【クルマニアックイズ】56本目

【クルマニアックイズ】56本目

あなたの車愛を試すガチンコ三択クイズ!今すぐチャレンジ!


セリカ1600GT | トヨタ - ダルマと呼ばれた初代セリカのホットバージョン【旧車】

セリカ1600GT | トヨタ - ダルマと呼ばれた初代セリカのホットバージョン【旧車】

通称「ワンテール」と呼ばれる初期モデルは、テールランプとウインカーが共通になっているタイプでアメリカンマッスルカーのようなイメージが強く人気が高いです。