金鳥かとりせんこう(かんばん) - 昭和の大スターもオススメ、日本の夏には!

金鳥かとりせんこう(かんばん) - 昭和の大スターもオススメ、日本の夏には!

かとり線香のCMとくれば、かたやアース製薬の由美かおるさん。そして金鳥はこの方、美空ひばりさん。いずれ譲らぬ昭和の大スターですね~。


昭和の大スターもオススメ、日本の夏には!

最初の蚊取り線香は渦巻き型ではなく棒状のお線香だった、という話は由美かおるさんのかんばんの記事でご紹介しましたね。

今回は金鳥ブランドで有名な『大日本除虫菊株式会社』について少しひも解いてみますか。

創業は明治18年(1885年)。和歌山県みかん農園を運営していた上山英一郎さんはその年、かの福沢諭吉の紹介でアメリカの植物会社社長H・E・アモア氏と面会。「お互いに珍しい植物の種苗を交換しようじゃないか!」と意気投合したところが大日本除虫菊の長い長い歴史の出発点になりました。福沢諭吉が日本の夏の風物詩にまでかかわっていたなんて、さすが明治の巨人です。

で、翌1886年にアモア氏から届いた除虫菊の種子をもとに試行錯誤をへて蚊取り線香の商品化に成功したのが明治23年(1890年)のこと。この時はまだ棒状の線香だったので、持ち時間は短かったです。

上山さんの奥さまのアイデアで、渦巻き状の線香の開発に取り掛かったのは明治28年(1895年)。しかし商品化にはかなり苦労があったようで、発売にこぎつけたのは明治35年(1902年)と、着手から7年かかっています。人の手であの形に成形するのには色々なノウハウが必要だったことを伺わせます。

ということで、今年の夏は蚊取り線香の匂いを嗅ぎながら歴史に思いを巡らせるのも一興かと。

取材協力:「三十坪の秘密基地」様

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